さて、前回モバイルアプリには大きく分けて4種類あることが発覚しました。
- ネイティブアプリ
- PWA(プログレッシブウェブアプリ)
- ハイブリッドアプリ
- Webアプリ
これから数回に分けて、それらの違いについて学んでいきたいと思います。
今回はその中の「ネイティブアプリ」について学んでいきます。
ネイティブアプリとは
特定のプラットフォーム(OS)向けに開発されたアプリケーションで、スマートフォンやタブレットなどの端末にインストールして利用するアプリです。
App StoreやGoogle Playなどのアプリケーションストアからインストールできるアプリがほとんどで、一般的に「アプリ」と呼ばれるものを指すことが多いです。
OSとは
OSは「Operating System(オペレーティングシステム)」の略で、コンピューターを動作させるための基本ソフトウェアの事です。
OSの役割は管理や制御をすることで、ディスプレイやマウス・キーボードなどの機器を使用可能にしたり、プログラムを管理、制御を行い、人間がコンピューターを使えるようにする役割もあり、コンピューター自体を動かすのに必要不可欠な基本ソフトウェアです。
OSの代表的な例としては、下記があります。
- Windows
- MacOS
- iOS
- Android
ネイティブアプリの特徴
- カメラ機能
- プッシュ通知機能
- 位置情報機能
カメラ機能の活用例:YouTubeやインスタなどの録画・撮影機能など
位置情報機能(GPS)の活用例:見守りアプリ、フィットネスアプリなど
ネイティブアプリはゲームや写真・画像の加工といったスマホやタブレットならではの機能を使ったサービスに適しています。
主な言語
ネイティブアプリの開発で使われている主な言語はこちらです。
使用した事ないので、言語についての説明は出来ませんが、それぞれの端末によって言語が異なる事がわかります。
- iOS :Swift、Objective-C、React Native、Flutter
- Android:Java、Kotlin、React Native、Flutter
- Windows:C言語、 C#、 C++、 Visual Basic.NET、Java
- Mac :Objective-C、Swift、Java
メリット
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オフラインでも利用できる
一度端末にインストールされれば、オフライン環境でも利用可能です。
アプリケーションによってはオンラインでなければ利用できない物もありますが、必ずしもインターネット接続を行わなければ動作しないというわけではないので、インターネット環境が不安定な状態でも利用できるのが特徴です。 -
動作が軽く、起動がスムーズ
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継続的な利用を促進できる
端末のホーム画面からワンタッチで起動できるため、手間や心理的なストレスがかからず、ユーザーに継続的な利用を促しやすいのです。
また、端末にインストールされるとユーザーが意図的に削除するまで画面に残り続けるので、利用頻度が高くなりやすいのも特徴です。 -
端末の機能を使える
端末のOSに合わせてさまざまな機能を実装できるため、表現や利用の幅が広がりやすいです。
具体的には、自動でお知らせをしてくれるプッシュ通知や、位置情報・連絡先の反映など、端末本体に実装されている機能をそのまま利用できるので活用出来ます。 -
アプリ内課金が利用可能
有料設定にするとストアを介して、課金による収益化が簡単に行えます。
デメリット
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ユーザーが獲得しにくい
アプリケーションストアで検索してもらい、ダウンロード・インストールしてからようやく使えるようになるため、初回利用までのハードルが高くなり、新規ユーザーを取り込みにくいです。 -
端末の性能によって機能やスピードに影響が出る
OSは定期的にアップデートされていくため、新しいバージョンに合わせることで、古いバージョンには対応できなくなってしまう場合があります。
そのため、端末の性能によって十分な機能を発揮することができず、本来の目的を果たせなくなってしまうケースもあります。 -
開発コストや期間がかかる
iOS・Android OSの2つの環境に対応した専用アプリを開発しなければならないため、開発コストが高くなます。
また、各OSに適したプログラミング言語で開発するため言語を学ぶのに時間がかかります。
最後に
今回、「ネイティブアプリ」について調べることで、特定のデバイスで高速に動くように最適化されており、カメラやGPSのようなデバイス固有の機能を存分に活用している物だと知ることが出来ました。
次回は他のモバイルアプリについて調べてみたいと思います。