はじめに
この記事は「IT資格取得をテーマに学びをシェアしよう!」【PR】Udemyの14日目の記事です.
IPAが行なっている情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験を始め,AWS,Micorsoft Azure, GCPなどのクラウドベンダー試験・各言語の認定資格など,ITに関わる資格を取りたいと思っている人は多いと思います.
そのような方々に向けて,この記事では僕なりの勉強方法について書きます.勉強したいが方法が定まっていない人や,他人がどういう勉強方法をしているのか気になる人の参考になれば幸いです.
まず「全体としてどういった勉強の進め方をするか」を,その後に「勉強を効率的に行うコツ」について記載します.
勉強の進め方
ステージ | 何をする | 説明 |
---|---|---|
① | 教科書(参考書)を読む | 全体を把握するために覚えるより理解することを意識して1回読みます |
① | ネットで調べる | 参考書でわからないことはネットで調べます.便利な世の中だ.. |
② | 過去問で勉強する | 覚えるため・実際の出題方法を知るために解きます.解けなくても気にすることはなく,答えを見て覚えていきます. |
③ | 過去問で模擬試験をする | 現時点での実力を確かめるために通しで解きます. |
④ | 教科書(参考書)を復習する | 試験直前に知識の抜けがないかもう一度確認します. |
ステージ①「教科書(参考書)を読む」「ネットで調べる」
「一言一句覚える」よりも「この試験ではどんな分野が出題されて,どんなことを覚える必要があるのか」を把握するために参考書を読みます.とはいえ流し読みではなく,言葉の理解に重きを置いています.
また,「教科書(参考書)を読む」ことと「ネットで調べる」ことは同時に行います.基本は参考書の流れに従いますが,参考書の解説ではわからないことや例題を見たい場合はネットでも調べます.
ステージ②「過去問で勉強する」
これ以降はステージ①で理解したことを,「覚える」意識を持って取り組みます.もちろん,問題を解く中で理解が足りないと思った部分はステージ①に戻りながら理解を深めていきます.
このステージでは「問題の答えとなった選択肢以外に注意を払う」ことを意識してほしいです.もちろん,答え自身も重要ですが,他の選択肢は「答えに似ている」「誤答率が高い」「同じ領域の技術である」などの理由で作られていることが多いと思います.他の選択肢と「どこが違うのか」「なぜ今回はこの答えなのか」「どういう問題文なら他の答えになるのか」などを考えることで理解を深められますし,周辺知識の確認もできます.
ステージ③「過去問で模擬試験をする」
最初から最後まで解いてみて,「どれくらいの時間がかかったか」「何点取れたか」など今の実力で合格できるかを確かめます.
長期間勉強をしていると「何だかいける気がする」みたいな根拠のない自信を得ることがあります.それが本当かどうか確かめるために模擬試験をします.とはいえ,合格点に届いても届かなくてもやることは特に変えず,「解けなかった問題を解けるように勉強する」だけです.合格点を取って勉強をやめてしまうタイプの人はやらないほうがいいかも知れません.僕はこれを試験の2週間くらい前にやっています.
ステージ④「教科書(参考書)を復習する」
過去問ばかり解いていると「毎回出ている問題」ばかりに最適化してしまうことがあります.滅多に出ないけどたまに出る問題にも対応できるように,勉強の仕上げとして参考書を復習しています.僕は試験の3日前くらいから行っています.
勉強を効率的に行うコツ
効率的ってなんですか?みたいな話はありますが,僕が意識していることを書きます.
良い参考書を使う
自分が「良い」と思った参考書で行うことが大事です.
何が「良い」かは多くの意見があると思います.レビューが高いことや周りが使っていること,販売価格が安いことかもしれません.
しかし,自分が良くないと感じていると「参考書が良くない」というストレスがついて回るので,自分の納得した参考書を買い直したほうが良いと思います.よくあるのが,「学校や会社から配布されたのでわかりにくいけど使う」というやつですね.参考書を買ったほうが試験を再度受けるより安いと思います.
単語の意味を理解する
IT関係の試験には,英単語の頭文字だけを取り,省略されている単語などがよく登場します.
例えば,IPA試験によく出てくるMTTR
とMTBF
ですが,初見だと全く頭に入ってこないと思いますし,どっちがどっちか覚えにくいと思います.
しかし,MTTR
がMean Time to Repair(平均修復時間)
であり,MTBF
がMean Time Between Failure(平均故障間隔)
であることを知るとその意味や計算方法なども理解しやすいと思います.英単語の意味がわかっているとスムーズに理解できるので,間接的に英語力も必要かも知れません.
実際に触ってみる
本を読んだり問題を解くだけではなくて,できることは実際に動かしてみる・触ってみると理解が深まると思います.また,その技術を触ってみることで「どんな問題を解決してくれるのか」を理解できるので,使い所や歴史的背景なども勉強できると思います.
勉強間隔を空けすぎない
人によると思いますが,僕としては休みの日だけ7時間やるよりも毎日1時間やったほうが良いと思っています.1週間経つと前回取り組んだ内容を大きく忘れてしまったいるので,再度思い出すための時間が必要になります.しかし,毎日1時間であれば前日の内容を軽く復習しながら新しい範囲の学習に取り組めるので定着しやすいです.(個人の意見です)
モチベーションを上げる
効率の良い勉強方法を考えたところで,結局のところ勉強をしなければ意味がありません.なので,勉強のモチベーションを保つことが重要になります.
新しい勉強道具を購入する
新しいものを購入したら使いたくなりますよね?新しいペンでもノートでも,参考書でも構いません.試験に落ちて再度試験代を払うよりは安いもんです.
お気に入りの場所で勉強する
居心地の悪い場所だと集中できませんよね.勉強に集中できるなら自宅でも図書館でも,「スタバでMacをカタカタ」でも良いわけです(お店の邪魔にならないようにはしましょう).カフェだとコーヒー代がかかってしまいますが,試験に落ちて再度試験代を払うよりは安いもんです(n回目)
試験に受かった自分を想像する
これは諸刃の剣です.「〇〇という難しい試験に受かった自分,かっこいい... / この資格を取ったら給与が○万円上がる...」と思い,そうなるために頑張るのは非常に良いのですが,下手をすると取らぬ狸の皮算用をするだけになる可能性もあります.ほどほどに現実を見ましょう
さいごに
こういう類の記事を書くと何だか恥ずかしくなるのですが,誰かの参考になれば幸いです.
p.s Udemyの話は...?
最初に書きましたが,このアドベントカレンダーは「IT資格取得をテーマに学びをシェアしよう!」【PR】Udemyに投稿した記事です.それなのにUdemyさんの話を一切出さないとはどういうことでしょうか...正直に言いますと僕はUdemyさんを使用したことがありません.
「IT資格取得」に関して他の方の学びに役立つ記事であれば、テーマは自由に設定していただいて構いません。
とあるので投稿するのは問題ないはずです()
別にUdemyさんのサービスに悪いところがあるわけではなくて,個人的に動画で勉強するのが苦手なだけです...
申し訳程度にUdemyさんの活用方法を(使ったことがないのに)書いておくと,ステージ①で使用するのが良いと思います.Udemyさんには多くの方が講座を投稿されており,参考書やネットの記事では理解できなかったことも,自分に合った・わかりやすい解説をされている方が”きっと”居ると思います.
また,変化や時系列を表すのはテキストより動画の方が向いているのでその辺りの理解を深めたい方には効果が高いと思います.