Linuxのコマンドラインから画像の拡張子やグレースケールに変更する

Linuxのコマンドラインから，画像の拡張子を変更するコマンドです．
使うコマンドは imagemagick です．

必要になった経緯

発表資料を作成する際に，原稿に載せる写真は白黒で掲載して下さい．
との注意書きがあって，急遽調べて，使えるものをメモ代わりに載せておきます．
選んだ理由は使いやすそうだったから，インストールして使いました．ってだけです．

まずはインストール

$ sudo apt-get update
$ aptitude search imagemagick
まずはサーチして，パッケージが存在することを確認します．

$ aptitude search ^imagemagick

i A imagemagick  ←こいつ         - 画像編集プログラム -- バイナリ                                                                   
i A imagemagick-6-common  - image manipulation programs -- infrastructure                                                    
p   imagemagick-6-doc     - document files of ImageMagick                                                                    
v   imagemagick-6.defaultquantum  -                                                                                                  
i A imagemagick-6.q16     - 画像編集プログラム -- 量子化深さ Q16                                                             
p   imagemagick-6.q16hdri - image manipulation programs -- quantum depth Q16HDRIZ
p   imagemagick-common    - image manipulation programs -- infrastructure dummy package                                      
p   imagemagick-doc

存在を確認したところで，インストールします．
$ sudo apt-get install imagemagick -y

インストールしたバージョン
version: ImageMagick 6.9.11-60 Q16
6.9.11なんですかね？

コマンド例

jpg,png → epsに変換

convert test.png eps2:test2.eps

これでepsに変換できます．
pngの部分はjpgでもOKです．

カラーから白黒へ変換

convert test.png -type GrayScale test_g.png

これでグレースケールに変換できます．

拡張子を変換し，同時にグレースケールに変換する

convert test.png -type GrayScale eps2:test-gray.eps

これらを適宜使い分けることで，写真の作成がはかどります．

おまけ

私のPCでは test.epsをグレースケールに変更できたのですが，
研究室の同期のPCのでは，なぜかエラーを吐いて変換できませんでした．
原因不明．

また，私はimagemagickをインストールした覚えがありませんが，インストールされていました．
もしかしたら，なにか他のPKGと一緒にインストールされるものなのかもしれません．

拡張子変えるのであれば，mvコマンドでいいじゃん．と思う方もいるかもしれませんが，mvコマンドで変更してはいけません．

拡張子を変更する場合は必ず，他の変換パッケージなどを使って変換しましょう．
拡張子ごとに持っている情報が異なります．
それゆえ，mvコマンドで変更した際には，内部の情報は書き換わっていないので，ファイルを開けなくなります．
気をつけましょう．