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「DiscordのIDでログイン」を実装する(Oauth2)

Last updated at Posted at 2020-12-04

🐼はじめに

この世にはソーシャルログインというものがある。
「GoogleIDでログイン」「TwitterIDでログイン」「FacebookIDでログイン」と言ったもので、
既に様々なサイトで利用されている。

今回は「DiscordIDでログイン」が実装できるように頑張りましょう。

更新

2023/02/02 更新

参照

目次

  • Discord Developer Portal にてApplicationを登録
  • 「CLIENT ID」「CLIENT SECRET」を取得
  • Oauth用URLを作成
  • 作成したURLを実行し「code」を取得する
  • 「code」を「token」に変換する
  • 「token」と共にアクセスしユーザ情報を得る
  • リフレッシュトークンでアクセスしアクセストークンを再取得する

Discord Developer Portal にてApplicationを登録

「CLIENT ID」「CLIENT SECRET」を取得

Discord Developer Portal にログイン
https://discord.com/developers/applications
Discord Developer Portal
右上にある「New Application」をクリック

Discord Developer Portal
任意のアプリケーション名を付けてください。

ここではOauthTestとする。
「Create」をクリックするとアプリケーションの登録が完了。

image.png
赤枠で囲った部分が「CLIENT ID」(左)「CLIENT SECRET」(右/クリックすると表示)。

image.png
このようになっている場合は 「Reset Secret」を押すことで新規に生成できる。

Oauth用URLを作成

自サイトに戻るときのURLを入力する。
image.png

自サイト > Discordログイン画面 > 自サイト(←ここ)
Discord Developer Portal
ここではhttp://localhost:8080/afterloginを例とする。

下部の「SCOPE」(どういう情報が欲しいか) にチェックを入れ、生成されたURLをコピーする。
ここでは、identify(DiscordのID番号のこと) と email を選択する。
image.png
見ての通り生成されたURLは、
https://discord.com/api/oauth2/authorize?client_id=CLIENT ID&redirect_uri=リダイレクト先&response_type=code&scope=スコープ
となっている。

作成したURLを実行し「code」を取得する

前項で作成したURLを実行し、URLパラメータから「code」部分の値を取得する。
検証段階ではアクセス可能ではないサイトでも良い。
実際のシステムに組み込む場合は、戻り先ページに
1.
次項以降の処理を行った上でリダイレクトさせる。

認証後のURLパラメータ (code=コード
URL

「code」を「token」に変換する

以下の形式でcurlコマンドにてAPIを叩く。(赤文字は適宜置換してください)
今回はPowerShell7を使用。

curl -X POST -H "Content-Type:application/x-www-form-urlencoded" -d "client_id=CLIENT ID&client_secret=CLIENT SECRET&grant_type=authorization_code&code=コード&redirect_uri=リダイレクト先(認証URLのものと同一である必要あり)" https://discordapp.com/api/oauth2/token

ps7
以下のような応答が来た場合は成功している。

{"access_token": アクセストークン, "expires_in": 604800, "refresh_token": リフレッシュトークン, "scope": スコープ, "token_type": "Bearer"}

コードは使い捨てのため、同じコードでの再度のアクセスは不可。

アクセストークンの有効時間は 604800 秒、つまり1週間。
切れる前にリフレッシュトークンにて新しいアクセストークンを要求する必要あり。

「token」と共にアクセスしユーザ情報を得る

アクセストークンを使用してユーザの情報を取得する。
以下の形式でcurlコマンドにてAPIを叩く。

curl -H "Authorization: Bearer アクセストークン" https://discordapp.com/api/users/@me

image.png
以下のような応答が来た場合は成功している。

{"id": Discord ID, "username": ユーザ名, "avatar": アバターID, "discriminator": ユーザ名識別番号(ユーザ名#の後ろの番号), "public_flags": 0, "flags": 0, "email": メールアドレス, "verified": true, "locale": 言語, "mfa_enabled": false}

アイコンは
https://cdn.discordapp.com/avatars/Discord ID/アバターID
でアクセス可能。

リフレッシュトークンでアクセスしアクセストークンを再取得する

以下の形式でcurlコマンドにてAPIを叩く。

curl -X POST -H "Content-Type:application/x-www-form-urlencoded" -d "client_id=CLIENT ID&client_secret=CLIENT SECRET&grant_type=refresh_token&refresh_token=リフレッシュトークン" https://discordapp.com/api/oauth2/token

image.png
以下のような応答が来た場合は成功している。

{"access_token": アクセストークン, "expires_in": 604800, "refresh_token": リフレッシュトークン, "scope": スコープ, "token_type": "Bearer"}

🐼最後に

「Discordでログイン」を流行らせて行きましょう。
時代はDiscord!

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