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ストレージシステムについて

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ストレージって何?

データの保存を行う装置のことで、いわゆる保存領域のことです。
企業などで運用される大型のストレージとそれを管理・運用しデータの保存などを行う一連のシステムを総称して「ストレージシステム」と呼びます。

テープストレージ

DATやLTOなどの磁気テープをにデータを保存し運用を行うストレージシステムです。
実際のところはデータを保管するというよりもデータを保存した磁気テープを保管するという形で運用されている感じです。
テープさえ保管されていれば問題ないため保管場所が非常に小さくてよく、サーバーとはまったく別種の場所に保管しておける点もメリットです。
データの保管期間が非常に長く、LTOであれば30年以上保管しておけるものもあります。ランニングコストも非常に安いという利点もありますが、データの入出力を行う際にテープを専用の装置にセットする必要があり運用上の観点からもホットデータの運用には向かないという欠点もあります。

■長所
・データの保管期間が長い
・ランニングコストが安い
■短所
・ホットデータの運用に向かない

オンライン(クラウド)ストレージ

他者が貸し出している保存領域に、主にインターネットを介してデータの保存を行うストレージシステムです。個人向けではOneDriveやDropBoxなどがありますが、法人向けのクラウドストレージサービスも提供されています。
サーバーの運用・維持管理の必要がないためコストが非常に安い点が大きな特徴です。
多くの人が様々な場所からデータを共有できる大きな利点もありますが、インターネットを介する都合上、機密性の高いデータを運用するには向かないという欠点があります。

■長所
・サーバーの運用、維持管理のコストが必要ない
・様々な場所から多くの人がデータを共有できる
■短所
・機密性の高いデータの運用に向かない

RAIDストレージ

複数の磁気ディスクを一つの大きな保存領域として運用するストレージシステムです。
構成の仕方によってRAIDレベルというものがあり要件によって構成を柔軟に選ぶことができます。
信頼性、冗長性が非常に高い特徴を持ちますが運用に相応の設備が必要であり、管理・運用上の手間も大きいという点が欠点です。
■長所
・信頼性、冗長性が非常に高い
・構成を柔軟に選択できる
■短所
・設備、場所が必要でありコストが高い
・管理、運用上の手間が大きい

ストレージシステムに関わるための知識

■ストレージシステムの知識
→ストレージシステムがどのような構造で成り立っているのか、どのように管理・運用されているかの知識が大切です。

■ネットワークの知識
→実は大半のストレージシステムはネットワークを介して ストレージとつながっているため、設定などにネットワークの要素を要求されることが多いです。そのためネットワークの知識は非常に重要になってきます。

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