はじめに
テンプレートファイルを使ったExcel出力を行うことになりました。
テンプレートの変更を容易に行えるようセルに名前を付けてプログラムで指定しようと思います。
そこで、Excelの「名前の定義」について掘り下げてみます。
名前の定義の基本
名前の定義は範囲を「ブック」「シート」の2種類で指定することができます。
ブック:Public変数
シート:Private変数
のように考えるとイメージがしやすいと思います。
範囲で指定したシートと参照範囲は同じシートにする必要はありません。
使い道は思いつきませんが…
同じ名前の定義
範囲が異なれば同じ名前で定義することが出来ます。
※範囲がシート、ブック両方ある場合はシートが優先されます。
シートのコピー
「Sheet1」をコピーします。
すると、ブック指定、シート指定の定義が共にシート指定の定義としてコピーされます。
と言うことは…
このような指定をしたシートをコピーするとどうなるでしょうか。
↓
↓
↓
↓
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何やら、見たことあるダイアログが出ました。
「はい」を選択
「はい」を選択するとシート指定の定義のみがコピーされました。
「いいえ」を選択
「いいえ」を選択すると名前の変更ダイアログが表示されました。
そして、ブック指定の定義が別名でブック指定の名前定義となりました。
おわりに
偶にこのダイアログが表示されることがありましたが、見なかったことにして右上の[×]で閉じていました。
これからはダイアログの意味を理解したうえで、[×]で閉じようと思います。