※1/9に以下の対応を追加。
- メソッドジャンプをする対応方法をrustyを使う方法に変更。
- cargo-editをインストールする方法を追記。
皆様、あけましておめでとうございます。
2017年、よろしくお願い致します。
今年の一発目のブログはRustの開発環境構築です。
Rust自体は前職の方からも名前だけは聞いていたのですが、以下のちょっとしたきっかけで入門してみようと思いました。
- 社内のIoTチャレンジ部で、ラズベリーパイで遊んでいた時に、省メモリでかつ関数型っぽく記述できると話題に上がったこと。
- 書評レビューア募集で、Android開発の書籍を頂いたけど、 そのサンプルを新しい言語で動かしてみたいなと思ってみたこと。
- 王様達のバイキングの11巻で、ValkyrjaというクラッカーがScalaやRustでプログラム書いていたという話が出てきたこと。(←これが一番の理由w)
また、2017/1/2時点でIntelliJのRustプラグインを用いても、メソッドのコード補完などもできないため、コード補完プラグインが存在するatomを用いることとします。
Macのスペック
- マシン: MacBookPro (Retina,15-inch, Mid 2015)
- OS: OS X EI Capitan 10.11.6
- プロセッサ: 2.2 GHz Intel Core i7
- メモリ: 16GB 1600 MHz DDR3
atom
- バージョン 1.12.7
- 日本語化対応済み
1.Rustをインストール。選択肢では、1を選択。
curl https://sh.rustup.rs -sSf | sh
This path will then be added to your PATH environment variable by modifying the
profile file located at:
/Users/ユーザ名/.profile
You can uninstall at any time with rustup self uninstall and these changes will
be reverted.
Current installation options:
default host triple: x86_64-apple-darwin
default toolchain: stable
modify PATH variable: yes
1) Proceed with installation (default)
2) Customize installation
3) Cancel installation
2.今回の手順では、.bashrcにPATHの記載を追加していく。
ただし、Mac OS Xのデフォルトでは、HOMEに.bashrcを作成してもターミナル起動時に自動で読み込むようにはなっていないようなので、自動で読み込むように.bash_profileに以下の記述を追加。
atom ~/.bash_profile
if [ -f ~/.bashrc ] ; then
. ~/.bashrc
fi
3.RustのパッケージマネージャーであるCargoのパスを通すために、~/.bashrcファイルに設定を追加。
atom ~/.bashrc
#Rust
export PATH="$HOME/.cargo/bin:$PATH"
4.bashrcの設定を反映する。
source ~/.bashrc
5.rustc、cargo、rustupがインストールされたことを確認。
rustc --version
rustc 1.14.0 (e8a012324 2016-12-16)
cargo --version
cargo 0.15.0-nightly (298a012 2016-12-20)
rustup --version
rustup 1.0.0 (17b6d21 2016-12-15)
6.補完に必要なパッケージをインストールする。
cargo install racer
7.cargo .tomlを操作するのに便利なパッケージをインストールする。
cargo install cargo-edit
8.atomにRust用のプラグインとして、下記をインストールする。
※atom自体のインストールは省略。
apm install language-rust
apm install racer
apm install linter
apm install linter-rust
apm install atom-ctags
apm install script
9.racerというRustのコード補完を行うプラグインで必要なため、Rustのソースコードを落とす。
rustup component add rust-src
10.atomを起動し、環境設定>Packagesで、racerの設定を開く。
11.下記の設定項目を入力する。※フルパスでないと動作しなかった。
Path to the Racer executable
/Users/ユーザ名/.cargo/bin/racer
Path to the Rust source code directory
/Users/ユーザ名/.rustup/toolchains/stable-x86_64-apple-darwin/lib/rustlib/src/rust/src
12.メソッドジャンプを可能にするためにrusty-tagsを使用する。
12-1.ctagsをインストール。
brew tap universal-ctags/universal-ctags
brew install --HEAD universal-ctags
12-2.rusty-tagsをインストール。
cargo install rusty-tags
13.パッケージ管理を容易にできるcargo-editをインストール。
cargo install cargo-edit
14.動作確認として、プロジェクト作成する。
cargo new hello_world --bin
15.Rustのコードを実行。
15-1.コマンドライン
cd hello_world/
cargo run #Cargo.tomlのあるディレクトリで実行
15-2.atom
atomでファイルを開いている状態で、scriptプラグインのショートカット(Command+i)で実行する。
これでRustの開発環境構築ができて、書き始められるはず!
今回、参考にさせて頂いた公式チュートリアル/ブログ。