「メソッドって何?」 と聞かれたら、一言で言うと 「オブジェクトが持っている機能や動作」 のことです。
例えば、あなたが 「家事を手伝ってくれるロボット」 を持っているとしましょう。
ロボットそのもの(オブジェクト)が存在していても、それだけでは何もできません。
でも、ロボットに 「掃除をして!」 や 「料理を作って!」 と命令すれば、ロボットは動きますよね?
この 「掃除する」「料理を作る」 などの動作こそが メソッド です!
プログラミングの世界では、オブジェクトがデータ(状態)を持ち、メソッドを使ってそのデータを操作したり、特定の動作を実行したりします。
メソッドがあるおかげで、プログラムは 「オブジェクトに命令を出して処理をさせる」 ことができるようになります。
逆に言うと、メソッドがなければオブジェクトは ただのデータの塊 に過ぎず、何もできません。
これを ロボットを例にして さらに詳しく見ていきましょう! 🚀
1. オブジェクト(ロボット)とメソッド(機能)の関係
あなたが 「家事を手伝ってくれるロボット」 を持っているとしましょう。このロボットにはいくつかの機能(メソッド)が備わっています。例えば:
- 掃除をする (
clean
) - 料理を作る (
cook
) - 洗濯をする (
wash_clothes
)
ロボット自体は「ただの機械(オブジェクト)」ですが、「メソッド(機能)」を呼び出すことで、動作を実行できます。
2. 実際のコードでロボットを作ってみよう!
このロボットを Python で表現すると、次のようになります。
class Robot:
def __init__(self, name): # ロボットの名前を設定
self.name = name
def clean(self):
print(f"{self.name} が掃除を始めました!🧹✨")
def cook(self):
print(f"{self.name} が料理を作っています!🍳🔥")
def wash_clothes(self):
print(f"{self.name} が洗濯をしています!🧺💦")
# ロボットを作成
my_robot = Robot("ハウスメイト9000")
# ロボットに仕事をさせる(メソッドを実行)
my_robot.clean()
my_robot.cook()
my_robot.wash_clothes()
3. メソッドを呼び出すとは?
ロボットに「掃除をして!」と言えば、clean()
というメソッドが実行されます。
Python では my_robot.clean()
と書くことで、その機能を呼び出せます。
実行すると、こんな感じの結果が出ます:
ハウスメイト9000 が掃除を始めました!🧹✨
ハウスメイト9000 が料理を作っています!🍳🔥
ハウスメイト9000 が洗濯をしています!🧺💦
まとめ
メソッドは オブジェクト(ロボット)の動作や機能を決めるもの であり、プログラムの中で「オブジェクトに何をさせるか」を管理する重要な役割を果たします。
- メソッドは 「オブジェクトの機能」 であり、特定の動作を実行する。
-
オブジェクト.メソッド名()
の形で呼び出す。 - メソッドがあることで、オブジェクトに「できること」を追加できる。
つまり、ロボット(オブジェクト)だけがあっても 動けない けど、メソッドを定義して呼び出せば 実際に動作できる! ということですね。
ロボットが 「機能(メソッド)」 を持っているからこそ、私たちは命令して動かすことができるわけです。
ロボットに「掃除して!」と指示するように、オブジェクトに「この動作をして!」とメソッドを使って命令できるわけですね!
メソッドをうまく活用すると、よりスマートで再利用しやすいコードが書けるようになります。