Tmar:こんなBDD(振る舞い駆動開発)ツールがあった。

Tmarとは

公式サイト
BDD(振る舞い駆動開発)ツール。Cucumberとか、JBehaveとか、色々あるうちの一つ。
groovyにテストフレームワークとして、めちゃめちゃ優秀なSpockっていうのがある。表形式でテストデータを記述できるので、非常にケースが読みやすい。
Spockについては下記
Spock 公式

qiitaで探しても色々ある。

TmarはJspressoというツールベンダーが開発しているみたい。
BDDを進める上で参考になる気がするので、シェア

Tamrの特徴

• Cucumberと同じく、テストコードと別ファイル（*.text.tmar）に仕様を記述する。
• 表形式で仕様を記述でき、テストコードではそれをテストに利用できる。
• 表形式だけでなく、自然言語でも記述可能。
• テストコードはgroovyで書く。
• Eclipse Pluginがとても便利
• テスト結果がHTMLレポートとして出力される。Living Document

例

sample.test.tmar

要件01_会員の年齢によって入場料が変化すること

/each 
[会員年齢 |入場料? 
| 5   | 300 

表のカラムとして文章でデータを記述
/inline 
会員年齢が[12]歳以上ならば [500]

/inline 
会員年齢が[11]歳以下ならば [300] 

テストコード

Spec01.groovy

package com.sample

class Spec001 extends Tmar4Spock {

    def test() {
        when:
        Member sut = new Member();
        sut.age = tmar.会員年齢
        tmar.入場料 = sut.fea

        then:
        //tmarによるアサーション
        tmar.asserts()
        where:
        tmar << getData('test')
    }
}

DB内のテーブルデータのアサーション

DBの状態の検証もできる。

Spec02.test.tmar

要件02_登録したテーブルの確認


データベースに登録したデータの定義
/table country
[code | name  | 
| FR  |France | 
| BR  |Brazil |    

sqlで結果を取得し、アサーション
/each 
[アサーション条件 | 結果?              | 
| 結果が含まれる |? in @country  | 
| 結果と一致する | ? match @country | 

テストコード

Spec01.groovy

package com.sample

import groovy.sql.Sql;

import org.jspresso.contrib.tmar.core.Tmar4Spock

import spock.lang.Shared;

import com.sample.tmar.Member;

class Spec002 extends Tmar4Spock {

    @Shared sql = Sql.newInstance("jdbc:postgresql://localhost:5432/postgres", "postgres", "postgres")

    def test() {

        when:
        def rows=sql.rows("SELECT code,name FROM country")
        tmar.結果 = rows

        then:
        tmar.asserts()

        where:
        tmar << getData('test')
    }
}

Tmarファイルに記述するテーブルはexcelでかいたものを貼り付けることができる。