はじめに
インフォマティカが提供する、 CDGC(データガバナンス&カタログ)を使って、Tableauからメタデータやリネージュを取得(スキャン)するためのガイドです。2023/07時点の情報を元にしています。
事前準備
CDGCがセットアップ済みであり、メタデータコマンドセンターのメニューにアクセスできるライセンス、およびユーザロール、ユーザである事を確認して下さい。こちらのナレッジベースより手順をご確認下さい。
前提
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Tableauの権限
メタデータを抽出するには、Tableauユーザー アカウントを Interactor ライセンス レベルで構成し、メタデータを抽出するすべてのプロジェクト、ワークブック、およびカタログ ソースの表示およびダウンロードの権限を設定します。必要に応じてTableau管理者の方とご相談下さい。
スキャン対象
Tableauから下記のメタデータを取得可能です。
- 計算
- データソース
- ダッシュボード
- ワークブック
- ワークシート
- プロジェクト
- サーバー
- サイト
接続設定
CDGCのスキャンに限らず、IDMCプラットフォームとしては、各種DBやファイルシステムへアクセスするために接続(Connection)を作成する必要があります。ナレッジベース(KB)の手順もご確認下さい
項目 | 値 |
---|---|
Tableau Product | メタデータ抽出に使用するTableauコンポーネントのタイプ。Metadata Command Centerは、Tableau ServerとTableau Onlineをサポートしています。 |
User Name | Tableau サーバーに接続するためのユーザー名 |
Password | ユーザー名に関連付けられたパスワード |
- Youtube動画では、TableauのコンソールにおけるSite設定およびユーザー設定方法も収録されているので確認してみて下さい
- Tableau V3 connection propertiesのマニュアルも参考になります。
テスト接続に失敗する場合は、下記のナレッジベースを参考に、証明書をインポートして下さい
https://knowledge.informatica.com/s/article/Tableau-scanner-is-failing-with?language=en_US
スキャン設定
詳細のステップは、マニュアル、How to Library、Youtubeも合わせて参照して下さい。
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Tableauへの接続情報を選択し「次へ」をクリック
必要に応じて、「テスト接続」にて、正常に接続できることを確認して下さい
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ランタイム接続から利用するSecure Agentを選択、必要に応じてフィルタによる絞り込みを実施し、「保存」をクリック
フィルタ条件のパス値は、SiteName/ProjectPath/WorkbookNameの形式で指定する必要があります。パスには、プロジェクト名、またはネストされたプロジェクトへのパスを含めることができます。複数のプロジェクトパスセグメントがある場合、セグメントを(|)文字で分けることができます。
例:
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Site1/Project1/Workbook1は、「Site1」という名前のサイトの「Project1」という名前のプロジェクトにある、「Workbook1」という名前のワークブックを含むか、または除外します。
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Site/Project?/Workbook*は、「Project」で始まりその後に1文字だけ続く名前のプロジェクトにある、「Workbook」で始まる名前のワークブックを含むか、または除外します。
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Site1/Project1|Project2/Workbook1は、「Site1」という名前のサイトの「Project1」内の「Project2」という名前のプロジェクトにある、「Workbook1」という名前のワークブックを含むか、または除外します。
1.「関連付け」「スケジュール」は必要に応じて設定しますが、今回はすぐにスキャンを実施したいため、「実行」をクリック
結果の確認
Tips
- 接続割当を使ってリネージュを該当するDBやファイルと紐づけする方法は別途、記事にする予定です