はじめに
インフォマティカが提供する、 CDGC(データガバナンス&カタログ)を使って、Cloud Data IntegrationからETL等のデータ連携に関するメタデータやリネージュを取得(スキャン)するためのガイドです。2023/07時点の情報を元にしています。
事前準備
CDGCがセットアップ済みであり、メタデータコマンドセンターのメニューにアクセスできるライセンス、およびユーザロール、ユーザである事を確認して下さい。こちらのナレッジベースより手順をご確認下さい。
前提
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IDMCのデータ統合(Cloud Data Integration : CDI)のアセット(マッピング等の資産)が読み取れる権限を持ったユーザーをご用意下さい。必要に応じて、データ統合の管理者の方にご相談下さい。
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マッピングタスクが少なくとも6ヶ月以内に1回、実行されている必要があります
スキャン対象
データ統合(Cloud Data Integration : CDI)、および関連製品から下記のメタデータを取得可能です。
- プロジェクト
- フォルダ
- ビジネスエンティティ
- ビジネス・エンティティ・フィールド
- 計算
- マッピング
- タスク
スキャン設定
詳細のステップは、マニュアル、How to Libraryも合わせて参照して下さい。
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IDMC データ統合(CDI)への接続情報を入力し「次へ」をクリック
「IICS URL」のフォーマットは「 http(s)://<IICS_Base_URL>/identity-service/home」となり、<IICS_Base_URL>は、利用されているCDIのPod(IDMCのデータセンター)に合わせて変更して下さい。
- ランタイム接続から利用するSecure Agentを選択、必要に応じてフィルタによる絞り込みを実施し、「保存」をクリック
フィルタを適用して、データ統合(CDI)のプロジェクト、フォルダ、またはマッピングタスクからメタデータを包含または除外できます。パスは常に <ProjectName>/<FolderName>/<MappingTaskName> の形式で指定します。詳細の設定はマニュアルを参照して下さい。
結果の確認
Tips
- 前提の章でも書いていますが、CDI側でマッピングタスクと紐づける事、そのマッピングタスクが実行されている事を満たさないとメタデータをスキャンできないので、ご注意下さい。
- 現時点では、Secure Agentの「Serverless」と「Hosted Agent」では、メタデータをスキャン出来ません。
- リネージュにおいて、各種DB、ファイルシステム等の紐づけ作業(接続割当)については、別途、記事にする予定です