こんにちは。UiPath Friendsコミュニティ運営メンバの @masatomix です。
今回は備忘メモです。ユーザー ライセンスの管理(公式) に書かれている、
ユーザー ライセンス管理は、2021 年 3 月 1 日より後に作成されたすべての組織に対して既定で有効になります。
って書いてある「ユーザー ライセンスの管理」について。
有効になっている状態と、そうでない状態の違いを見くらべてみました。
あ、今回の環境はクラウドの Orchestrator (バージョン 21.x.x Enterprise/Community) です。
有効か、無効か
状態はヒトによるというかサインアップをしたタイミングによるっぽくて、UiPath Automation Cloud の 管理 >> 組織設定 が下記のようになっていれば「有効」状態なようですね。
新しい管理方法を有効化するか無効化するか、このボタンで制御できます。押すと「ココが変わるよ」的なアラートも出ますので、大事な環境では慎重に作業しましょう。
さらには**「2021 年 3 月 1 日より後に作成されたすべての組織」はたぶんこの項目自体がなくて、有効**状態っぽい。
それ以前に作成した組織が、デフォルトでは無効になってそうですね。さらにさらに環境によっては (すごく昔に作ったヤツ?) は項目がなくても無効になっているものもありそう。
有効状態だと
先の公式の情報をみると、今後こちらの方式に移行していく雰囲気ですね。
さて、有効状態だと、UiPath Automation Cloud の
- 管理 >> ユーザーとグループ >> グループ >> グループ割り当てルールを編集
- 管理 >> ユーザーとグループ >> ユーザー >> ライセンスの割り当てを編集
を選択してでてくる画面で、(下記サンプルはグループのばあい)
このように、ユーザやグループに対して、利用可能なライセンスを選択できるようになります。
そのかわり、既存の Orchestrator >> テナント >> アクセス権を管理 >> ロールを割り当て の画面から、ライセンスの種類を選ぶ機能がなくなっています。
無効状態だと
逆に無効状態だと、先のAutomation Cloudの画面からライセンス管理系の機能がなくなり、
かわりに Orchestrator >> テナント >> アクセス権を管理 >> ロールを割り当て の画面から、ライセンスの種類を選ぶ機能が表示されました。
まとめ
新しいライセンス管理ってのはこのようにライセンスを割り当てるところがAutomation Cloudの画面に移った、ってことのようですね。 UiPath Orchestrator のバージョンその他による挙動の違いにぐったりきたので整理(用語集) したのですが、さらにこれによる挙動の違いもあったので備忘で書いておきました。
お疲れさまでしたー。
関連リンク
- 公式
- ちょっとまえにこの変更に出会ったときのつぶやき
- 権限管理ーユーザー設定編【UiPath Orchestratorをもっとよく知る動画シリーズ】#10 公式。まだ無効状態の環境で説明しているぽい。