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UiPath Studio/Robot/UiPath Orchestrator CEを用いた運用環境の構築手順のご紹介


概要

UiPath Orchestrator Community Edition のサイト(https://platform.uipath.com/) にアクセスしたところ、ちょっと前から2019版にはなってましたが、またまたいろいろ仕様が変わっていました。

悪目立ちしてるところで一番大きいのが、ブラウザサポートがChromeのみになったことですかねorz。大胆な。

ついでに言うと2019/06/15現在、FromのIPチェックがIPV6対応してないのか、IPV6をもった電文はログイン後はじかれます、、バグですよね。

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よい点、というか変更点はざっと見たところ Attended/Unattended Robotも試用できるようになっていたり(いままではDevelopment=Studioのみ)、ログインしたあと使うテナントを指定するように変わっていたり(いままでは、テナントを指定してログインしていた)、与えられたライセンスを、複数の自分のテナントに自由に振り分けるようになっていたり、などなどです。。

というわけで、いい機会(?)なので


  • UiPath Orchestrator Community Edition へのサインアップ

  • UiPath Studio のインストール

  • Orchestrator を使ったCommunity Editionライセンスのアクティベーション

などを試してみようと思います。ついでに

Attended/Unattended ロボのライセンスの消費・開放のタイミング

とか、その他の TIPSもご紹介します。


対象の方


  • UiPathはソコソコ使ってるけど、StudioやRobotを Orchestrator(以下Orch)配下におくってどうやるのかな、って方

  • StudioのActivate/DeactivateがOrchで出来るなら嬉しいなって方

  • RobotのActivate/DeactivateもOrchで出来ると嬉しいなって方1

  • とりあえずUiPathやOrchを使ってみたいけど、どうやるのって思ってる方

  • UiPathのライセンスの考え方がよく分からんというかた

などなどです。


ちなみにライセンスについて

よく、UiPath StudioやOrchを教育目的で使いたいんだけど、トライアルライセンスキーを何個ももらえなくて、とか、Orchのライセンスはなかなか試用できなくて、、という話があったりしますが、

商用トライアルとCommunity エディションの違い | UiPath(ユーアイパス) 日本 を見る限り、2台までですが 通常の法人でも「評価とトレーニングの目的でのみUiPath StudioとUiPath Orchestrator Community Editionを使用できます」 となっているので、


  • 「商用トライアル」用インストーラでインストール

  • もらった試用キー、もしくは、Orchestrator Community Editionでアクティベーション

して、評価・教育目的で仕様することは問題なさそうです。。「商用トライアル」用インストーラについては後述しますが、二種類あるうちそちらのインストーラを使用すると書いたのは、Studioが自動で最新版へUpdateされるのを避けたいからですね(「Community Edition版」用インストーラでいれたStudioは自動で最新版になってしまう)。

また、使用可能なのは2台までなので、数的にはあまり効果はないかもしれませんが、すくなくともOrchestratorを気軽に試すことは出来るわけですね。(詳細はUiPath社さんに確認しましょう)


UiPath Orchestrator Community Edition へのサインアップ

さて、サインアップから始めます。

http://platform.uipath.com へアクセスします。下記の画面で「Sign up」をクリック。

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Sign up with Email をクリック

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下記の画面で必要事項を入力します。

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Sign upをクリックします。

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サインアップが完了したので、メールでのVerification待ちになりました。

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E-mailが来ているはずなのでメールの「Verifiy Email」をクリックすることで、本人確認が完了します。

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サインアップは完了です。


ログインしてみる

さてログインしてみます。サインアップ完了画面もしくは初めの http://platform.uipath.com で、Email/Passwordを使ってログインします。

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初回のみ、ようこそみたいなのが出ますので、、軽く見つつ、×をクリックすると、、

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ダッシュボードが表示されます。

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下部のライセンスを見てみると、Named Userの Attendedが2つ、(Concurrent?) RuntimeのUnattendedが1つ(1つなのでまあNode Lockedと同義)、Named UserのDevelopment(=Studioのライセンス)が1つ、使用可能であることが分かります。

仮に複数のテナントをもっている場合、これらのラインセンスをどのテナントでいくつ使用するか、を指定できるようになりました。

さて、左のメニューを一つ一つ見てみます。まずは Services。かつて「テナント」と呼ばれていたモノです。

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テナントはすでにデフォルトで1つ存在するようです。そして、アサインされたライセンスはすべて、このテナントに割り当てられているようです。

つづいて Users です。

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さきほどサインアップしたユーザが確認出来ます。

つづいて、Licensesの画面。ダッシュボードで見ていたライセンスの詳細を確認出来ます。

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テナントに割り当てられたライセンスをみてみる

さて、テナントの中の画面からもライセンスを見てみます。Servicesの画面からひとつのServiceをクリックします。

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右上の名前のメニューから「ライセンス」を選択

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先ほどのライセンスの割り当てが、ココからも確認出来ました。

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UiPath Studio のインストール

つづいてクライアント側。UiPath StudioとUiPath Robotのインストールです。

https://www.uipath.com/ja/freetrial-or-community

インストーラは、ココからダウンロード。

インストーラは「商用トライアル」用インストーラ(オンラインで自動Updateされない)と「Community Edition版」用インストーラ(オンラインで自動Updateされる)の二種類がありますが、どちらもCommunity Editionとしてアクティベーション出来るようなので、今回は「商用トライアル」版を取得して実施しています。

つねに最新版のUiPath Studioを使いたい方は、Community Edition版からインストールして下さい。起動する度に自動で最新版にUpdateされるっぽいですね。。

また今回「商用トライアル」でインストールされるバージョンは 私の手元にあった2018.4.5 ですが、いまインストーラをネットからダウンロードすると、2019.x になっていそうです。

ついでにOrchへのサインアップが完了したあとであれば、サイトの Resource Center からも最新版のStudioをダウンロードすることができます。

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さてインストールです。取得したインストーラを管理者アカウントで起動します。基本、次へ次へです。

詳細設定で、いくつか選択肢がありますが、とりあえずそのまま。

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使用許諾に同意して「インストール」

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準備完了。「インストール」。

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インストールが完了しました。スタートメニューから起動もしくは、下部のチェックを入れておけば自動でUiPath Studioが起動します。

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アクティベーション画面まで表示されました。

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Orchestrator からのライセンスのアクティベーション

とりあえずインストール完了で、あとはアクティベーションです。アクティベーションは、


  1. Community Edition としてオンラインでアクティベーション

  2. UiPath社から購入したライセンスキーで、スタンドアロンでアクティベーション

  3. 自前のOrchestratorとか、OrchのCommunity Editionからライセンスをもらう形でアクティベーション

というやり方があり、今回はOrchのCommunitiy Editionでアクティベーションします(ちゃんとトライアルでなくCommunity Editionとしてアクティベーションされます)。


Orchstrator上でマシンを登録してキーを取得

Orchestrator にログインし、使用しているテナントに入り 「マシン」画面に遷移。右肩のプラスをクリックして「標準マシン」を選択して新しいマシンを登録します。マシン名は先ほどStudioをインストールしたPCのコンピュータ名(キャプチャ上は「WINDOWS-PC」)にします。プロビジョンをクリック。

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マシンに割り当てられたキーを確認するため、一覧上の 右端の点々のボタン >> 表示 をクリック

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マシンキーが確認出来ます。右のボタンでクリップボードにコピーするなどして控えておきましょう。

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PC上で、キーを使ってOrchへ接続する

スタートメニューから「UiPath Robot」を起動すると、タスクトレイにロボットが常駐します。Orchestratorに接続していないと、アイコンは「白」です。

右クリックから「設定...」を選択。

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ダイアログが表示されます。あ、ちなみにこのダイアログを表示するにはWindowsの管理者権限が必要なようですのでご注意。

マシン名が先ほどOrchに登録したマシン名と一致していることを確認しつつ、OrchのURL(Communitiy Editionだと https://platform.uipath.com/ )と先ほどメモっておいたマシンキーを入力し「接続」をクリックします。

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なんだか接続出来たようです。接続ボタンが「切断」にかわりました。また、下のステータスが「ロボットは使用不可能です。」 となってますがとりあえずOKそうです。

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さて、さきほどのStudioのアクティベーションのダイアログで「Orchからライセンスを取得」を選択してみますが、、、、エラーが表示されました。。

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じつはOrchの画面上でマシンは作成したけど、該当アカウントのロボットを作ってないからエラーとなってしまいました。というわけでOrch上でロボットを作成します。


Orchstrator上でロボットを作成

Orchのロボット画面を表示し、右肩のプラスをクリックして「標準ロボット」を選択します。

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マシン名はプルダウンになっているので先の「WINDOWS-PC」を選択、名前は任意ですが、先ほどPCを操作しているWindowsのアカウントが user001 なので「WINDOWS-PC_user001」 としました。ドメイン\ユーザ名は、ドメインユーザを使用する場合は「ドメイン名\ユーザ名」としますが、今回はローカルアカウントなので「user001」としました。パスワードは、Unattendedロボを登録するときだけ使うんですが、とりあえず分かるなら入れておきます。最後にタイプは「Development」を選択しました。入力したら 「作成」 をクリック。

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さて作成が出来たら、PCに戻ってみると、、、ステータスが「接続中、ライセンス済み」になってますね!ということでもう一度アクティベーションしてみます。。

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アクティベーション出来ました!ヘルプを見てみると、ライセンスのプロバイダーが「Orchestrator」になっていますね。。

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Orch上のライセンスを見る画面上も、、Development上のライセンスを一つ消費していることが分かります。

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ライセンスのタイプ(Named UserとConcurrentのはなし)

ちなみにこのライセンス消費ですが、実は「ロボットを作成したタイミング」で消費されていることにご注意。Community Edition のライセンスは「同時接続(Concurrent)」などではない、ふつうの「Named User」というライセンスで、このライセンスはStudioを起動しているかに関わらずロボットを作成した時点でライセンスを消費します。したがって、割り当てられたライセンス数(ココでは2)以上のロボットを作成することが出来ません。一方「同時接続」ライセンスは、ロボットを作成したタイミングではライセンスを消費せず(つまりいくらでもロボットを作成できる)、Orchに接続済みのPCが「Studioを起動する」とか「タスクトレイにロボットを常駐させる」タイミングで、ライセンスを消費します。 当然ながらConcurrentのほうが柔軟に運用できるライセンスってことですね。高いんですがorz。。

参考:UiPath Orchestratorに接続されたRobot/Studioのライセンシングについて備忘。


一旦ココまででまとめ

AttendedロボやUnattendedロボのライセンスについてほとんど説明できてませんが、今回は一旦ココまで。Attendedロボのライセンスの仕組みはDevelopmentとほぼ同じなので、Attendedロボもほぼ上記の説明どおりですが、Unattendedロボについては、マシンごとにランタイム数(ジョブの同時起動数) を指定する、WEBからリモートでワークフローを起動するという、他にはない機構を持っています。。みんなでマシンリソースをシェアしながら利用するイメージですね。

そしてその「同時起動数」は Windows Server などの複数プロセスを起動出来るマシンでないと意味をなさなそう、とか、2ライセンスを3つのマシンでつかえるのかな?2など、、いろいろなナレッジがあるんですが、、これらはあらためて記事にしようと思います。

-- 2019/07/10追記 --

記事化しました。

-- 2019/07/10追記 以上 --

今回は、Studioのインストールと、Studioライセンスを供給するためのDevelopmentロボの作成、それをつかったStudioのアクティベーションを行いました。

おつかれさまでしたー。。。


関連リンク





  1. 2018.2くらいまではOrchでActivateできなくて、各端末でActivate/Deactivateしなくちゃいけなくて。。今回の仕様変更ではないのですが、ホントたすかってます。 



  2. たぶんダメにみえるんですよねえ、、、。