電子メールの仕組み
メールアドレス
記述形式は、アカウント名@ドメイン名
で手紙の例でいえば、アカウント名は名前
にドメイン名は住所
に相当する。
電子メールの構成
メール本文とメールヘッダから構成されている。
ヘッダ情報にはさまざまな情報が格納されている。
ヘッダの格納情報
From/To
発信元/送信先のメールアドレス
Cc/Bcc
カーボンコピー/ブラインドカーボンコピー先のメールアドレス
Received
メールサーバの転送経路
Reply-To
返信先のメールアドレス
Subject
メールタイトル
Date
メールの送信日時
Message-Id
一意に決められるメール識別子
X-Mailer
使用しているメールソフト
電子メール転送の仕組み
p239を見る。
メールの送信〜転送
- 電子メールを作成
- 電子メールは、まず自分が所属しているメールサーバに送信される。
- メールサーバではMTA(Messege Transfer Agent)と呼ばれるプログラムが起動しており、このMTAがメールアドレスを見てインターネット上の
どのメールサーバに転送すればよいかを決定し、メールの送信を開始
する。メールはSMTPでインターネット上を配送され、目的のメールサーバに届けられる
。
メールの受信
4.宛先のメールサーバに届いたメールは、アカウントごとに仕分けされ、メールボックス(スプール)に格納
される。メールサーバでは、MUA(Mail User Agent)と呼ばれるプログラム
を起動しており、MTAからメールを受け取ってユーザに提示
したり、ユーザから送られたメールをMTAに転送する作業
を行う。
気づき
最初に自分の所属するMTAに行く。
メールを転送させるときはSMTPを使う。
送信先のMTAに転送させ、スプールに保存させる。
MTAからメールを取り出すにはPOP3、IMAP4を使って取り出す。
スプール
スプールとは、処理能力に大きな差のある装置やソフトウェア、通信回線などを協調して動作させる際に、速い側の待ち時間を短くするために、処理すべきデータを一時的に記憶装置に保存
し、遅い側に少しずつ転送して処理させる仕組み。また、そのための専用の保存領域。
出典 https://e-words.jp/w/%E3%82%B9%E3%83%97%E3%83%BC%E3%83%AB.html
SMTP
メール送信時に使われるプロトコル
出典
POP3
メールボックスのメールをパソコンに取り込んで、パソコンの中で整理や閲覧をするスタイル。
IMAP4
メールをサーバ上のではメールボックスに置いたままにして、整理や閲覧をするスタイル。
出典
Webシステム
CGI(Common Gateway Interface)
CGIは、HTML文書からWebサーバ上のプログラムを起動して、実行結果を返す仕組み
。
アクセスカウンタやアンケート集計など、HTMLだけでは記述できない複雑な処理
や対話的な処理
も、CGIによってプログラムと連携させることで実現可能になる。
cookie(クッキー)
閲覧しているユーザ情報などを、一時的にユーザのパソコンに保存する仕組み
。
あるwebページでユーザ登録をすると、次にそのWebページを開いた時に、自動的にそのユーザ専用のページが表示される仕組みなどに利用される。便利な仕掛けではあるが、ユーザの意図しない間に、保存している情報を盗まれたりでは、システムを改変されるなど、悪意を持ったプログラムの可能性もある
ので注意が必要。
モバイルシステム
LTE(Long Term Evolution)
4Gとも呼ばれる高速な携帯電話通信規格
3GPP(3rd Generation Partnership Project)で使用が標準化されている。
回線はパケット交換網のみのため、音声はVoLTE技術によりパケット化を行う。複数のアンテナを使用して高速化が可能で、これをMIMO(Multiple Input Multiple Output)
と呼ぶ。
キャリアアグゲーション(carrier aggregation)
異なる複数の周波数帯の電波を結合して一つの回線として使い、仮想的に帯域幅を広げる技術
。
通信速度の向上、周波数を分散することで回線を効率的に利用
できる。
テザリング(tethering)
スマートフォンなどのネットワーク接続環境を利用してパソコンやタブレットをインターネットに接続する
こと。
接続には、BluetoothやWi-Fi
などがある。
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出典