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サブネット

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ネットワーク番号は、競合を防ぐためにICANN(Internet Corporation for Assigned Names and Numbers)によって管理されている。ICANNは地域ごとのISPや企業にIPアドレスを振り分ける権利を委任している。これが企業にIPアドレス・ブロックが割り当てられている経緯である。

ネットワークが拡大するとネットワークの数が増える

属するホストは同じネットワークを持つ

企業が成長するにつれて、IPアドレスの割り当ても進行していく。これまでにも述べたように、プレフィックスによるルーティンングでは、同一ネットワーク上の全てのホストは同じネットワーク番号を持たなければならない。

新たなブロックを作ると大変そう

新たなブロックの取得は大学の組織外の手続きが必要となり、場合によっては高価かつ不便である。

外部から見ると単一なネットワークをサブネット

組織内でアドレス・ブロックをいくつかの部分ネットワークに分割し、外部に対しては単一のネットワークとして振る舞うようにすることである。これはサブネット化(subnetting)と呼ばれ、大きなネットワークを分割してできた、イーサネットLANのようなネットワークサブネット(subnet)と呼ぶ。

サブネットマスクを使ってサブネットと対応するプレフィックスを探す

メインルーターにパケットが到着した時、ルーターはどうやってパケットを渡すサブネットを知るのだろうか。ここでプレフィックスの詳細の出番である。一つの方法は、それぞれのルーターが65,536項目のテーブルを備え、キャンパス内のそれぞれのホストが使用している回線の情報を保持することである。しかしこれでは、階層構造によって規模を大きくすることができるという利点が失われてしまう。実は、ルーターは単にキャンパス内ネットワークのサブネット・マスクを知るだけで良い。

パケットが到着すると、ルーターは、パケットの宛先アドレスを見て、それがどのサブネットに所属しているかを調べる。これは宛先アドレスとそれぞれのサブネット・マスクとの論理積をとり、その結果に対応するプレフィックスを探すことで行われる。

サブネットを作ってもICANNに連絡しなくても良い

必要ならば、大学内のすべてのルーターのサブネット・マスクを更新することで、サブネット分割を後から変更できる。外部のネットワークからはサブネット化は見えないため、新たにサブネットを割り当てても、ICANNに連絡したり、外部のデータベースを変更したりする必要がない

感想

サブネット化をすると簡単にネットワークを増やすことができて、お金もかからない工夫だった。

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