LANの構築に必要な5つの機器
LANの構築には、以下の機器が必要です。
- LANケーブル
- LANポート(LANカード)
- ハブ(HUB)
- ルーター
- アクセスポイント
有線LANと無線LANで必要な機器は違うので、この章で確認しましょう。
LANケーブル
LANケーブルは、
イーサネットケーブルとも呼ばれ、有線でネットワークを構築
するときに必要な機器です。タイプは2種類あり、ネットワークの構築方法が異なります。
ケーブル名 使用方法 ストレートケーブル ルーターやハブを使って
ネットワーク構築するときに使用クロスケーブル(リバースケーブル) ケーブルだけ
で機器同士を接続するときに使用最近では、どちらにも対応したケーブルもあるため、使い分けが難しい場合に利用すると良いでしょう。また、LANケーブルには「CAT」という規格があり、
CATの後につく数字が大きいほど通信速度が速く
なります。
イーサネットケーブルに関して調べたくなった。CATなどの規格を調べてみたい。
LANポート(LANカード)
LANポート(LANカード)とは、LANケーブルの差し込み口
です。LANポートのないパソコンは、USBポートに変換アダプタを挿すことで、ネットワーク接続が可能です。安定したご利用環境や、高度なセキュリティが求められる場合には、LANポートにLANケーブルを挿して、インターネット接続を行うと良いでしょう。
ハブ(HUB)
ハブ(HUB)とは、
複数のLANポートを備えた分岐/中継のための機器
です。2台以上のパソコンでネットワークを構築するときに使用
します。ハブには「リピーターハブ」と「スイッチングハブ」があります。
リピーターハブは、一旦全てのポートにデータを送信
するのに対し、スイッチングハブは、自動的に特定のポートを判別して送信
します。性質上、リピーターハブは通信が非効率になるため、一般的に多く用いられているのはスイッチングハブ
です。
多く使われるのはスイッチングハブで、応用情報でこの2つのことを勉強したが具体的に知らないので改めて調べてみたい。
ルーター
ルーターとは、端末機器をインターネットと接続するときに使用する機器です。
多くがハブの機能も備えており、複数のパソコンからインターネット接続
できます。ルーターの種類は、大きく分けて以下の4つです。
- 有線LANルーター
- 無線LANルーター
- モバイルWi-Fiルーター
- ホームルーター
有線LANルーターはケーブルが必要なのに対し、無線LANルーターはインターネット回線を無線化します。モバイルWi-Fiルーターは、ポケットWi-Fiとも呼ばれ、モバイル回線を無線化する機器です。
ホームルーターは、モバイルWi-Fiの自宅専用版として展開されています。
ルーターはハブの機能を備えているから同時接続できるのかな?
アクセスポイント
アクセスポイントとは、無線LAN(ワイヤレスLAN)環境下で、インターネット接続するときに使用する機器です。アクセスポイントは、大きく分けて以下の2種類があります。
種類 特徴 ブリッジタイプ ハブのようにネットワークを中継できる ルータータイプ ルーターのように複数台のパソコンを同時にインターネット接続できる 無線LANの通信規格は複数あり、パソコンの無線LANとアクセスポイントの規格が同じである必要があります。
ブリッジタイプ、ルータータイプとは?
ルータータイプの方が安全か?