rakeコマンドはmakeコマンド風のタスクを実行するためのタスクランナーで、実行する処理をRakeタスクと呼びます。主にリリース作業などの提携処理をRakeタスクとして定義します。
rakeコマンドではタスクの実行の他に現在実行可能なRakeタスクによりDBの管理を行ったり独自のRakeタスクを作成する場合があるため、簡単な使い方は覚えておきましょう。...
現在のrailsではRakeタスクもrailsコマンドから実行できるようになったため直接rakeコマンドを使う頻度は少なくなりました。
RakeはRubyで作られているビルドツール
です。Mac/Linux系の環境で昔からよく使われているビルドツールにMakeがありますが、RakeはそのRuby版
だと言えます。ただし、もともとはビルドツールとして開発されたRakeですが、実際にはビルドに限らず、「何かしらのまとまった処理(=タスク)」を簡単に実行するためのツールとして使われたことも多いです。
Rakeコマンドで実行する
hello.rb -> Rakefile
task :hello_world do
puts 'Hello, world'
end
rakefile, Rakefile, rakefile.rb, Rakefile.rbを探します
***********@****** % vim hello.rb
***********@****** % rake hello.rb
rake aborted!
No Rakefile found (looking for: rakefile, Rakefile, rakefile.rb, Rakefile.rb)
(See full trace by running task with --trace)
***********@****** % mv hello.rb Rakefile
***********@****** % ls
Rakefile
***********@****** % rake hello_world
Hello, world