Dynamic Host Configuration Protocol(ダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル、DHCP)
Ipv4ネットワークで使用、ネットワークに接続するための設定情報を割り当てを行う
IPv4ネットワークで使用されるネットワーク管理プロトコル
であり、コンピュータがネットワークに接続する際に必要な設定情報を自動的に割り当てるために使用
する。 BOOTPにリース機能を追加してDHCPとなっている。
IPを動的に割り当て、IPアドレスの管理をする
DHCPサーバは、IPアドレス等のネットワーク構成設定をネットワーク上の各デバイスに動的に割り当て、他のIPネットワークと通信できるようにする
[1]。DHCPサーバを使用すると、コンピュータは自動的にIPアドレスとネットワーク設定を要求でき
、ネットワーク管理者やエンドユーザが全てのネットワークデバイスに手動でIPアドレスを割り当てる必要がなくなる
[1]。
ローカルネットワーク内のIPアドレスの割り当てを行う
DHCPは、ホームネットワーク(英語版)から大規模なキャンパスネットワーク(英語版)、地域のインターネットサービスプロバイダネットワークまで、様々な規模のネットワークに実装できる[2]。ほとんどのルータまたはホームゲートウェイは、DHCPサーバとして機能
させることができ、ローカルネットワーク内において、ネットワークに接続されている各デバイスにローカルIPアドレスを割り当てる
ことができる。
Bootstrap Protocol(ブートストラップ プロトコル、BOOTP)
IPアドレスやホスト名、サブネットマスク等を自動的に取得する役割を果たす元のプロトコル
コンピュータネットワークに接続されたクライアントが、IPアドレスやホスト名、サブネットマスク等を自動的に取得するためのプロトコル
である。元々は RFC 951 で定義された。主に、オペレーティングシステムがブート(起動)する際に用いられる。
OSが起動するとBOOTPメッセージをブロードキャストすることでIPアドレスを要求する
ネットワークに接続されているコンピュータの電源を入れてオペレーティングシステムを起動すると、システムソフトウェアはBOOTPメッセージをネットワークにブロードキャストで送信し、IPアドレスの割り当てを要求
する。BOOTP設定サーバは、要求に基づいて、管理者によって設定されたアドレスプールからIPアドレスを割り当てる。
ポート番号は67(要求)、68(応答)はDHCPと同じ
BOOTPは転送プロトコルとしてUDPを使用する。サーバがクライアントの要求を受信するためにポート番号67を、クライアントがサーバからの応答を受信するためにポート番号68
が使用される。なお、これらのポート番号はDHCPと同じである。BOOTPはIPv4でのみ動作する。