「Autonomous System」の略で、「自律システム」とも呼ばれます。 ASは、
統一された運用ポリシーによって管理されたネットワークの集まり
を意味し、BGPというプロトコルにより接続される単位
となります。AS間で経路情報の交換を行うことにより、 インターネット上での効率的な経路制御を実現
します。 通常、規模の大きいISPのネットワークは固有のASを形成
しております。ASは
16ビット※の数字を用いたAS番号によってインターネット上で一意に識別
され、 日本ではJPNICがその割り当てと管理を行っています。
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統一された運用ポリシーによって管理されたネットワークの集まり
の運用ポリシーとは? -
BGPというプロトコルにより接続される単位
のBGPとは? -
規模の大きいISPのネットワークは固有のASを形成
のISPとは?
AS(Autonomous System)とは、
インターネット上のネットワークの単位を表す考え方
です。日本語では自律システムと呼ばれます。ASは、
個別の運営組織ごとに独立したネットワーク
を指し、インターネットはこれらのASがBGP(Border Gateway Protocol)などの経路制御プロトコルを使用して接続されることで構築
されています。つまり、インターネットに接続するすべてのコンピューターやデバイスがASに接続
されることになります。ネットワーク上は複雑に絡み合っているので、どの経路が最短の道のりで通信ができるのか道案内(最適な経路の選択)をする必要があります。この処理をルーティングといい、ASはあるひとつのルーティングポリシーによって管理されたネットワークの塊になっています。
AS自体はどのように管理するのかというと、
ASを識別するAS番号(ASN)
というものがあります。AS番号は、重複を避けるために、IANA (インターネット番号割当機関)が管理しています。また、AS同士を相互に接続する方法として、
IX(インターネットエクスチェンジ)という物理的な場所への接続
があります。IX接続により、データ経路が最適化され、高速で効率的な通信が可能
です。
異なるデータセンターやISP同士で相互に通信する場合、接続するネットワーク回線をそれぞれに用意する必要があります。しかしIXを利用すると、データセンターやISPは他のすべての事業者に相互接続することが可能
です。
インターネット上のネットワークの単位を表す考え方
- ASは、
個別の運営組織ごとに独立したネットワーク
これらのASがBGP(Border Gateway Protocol)などの経路制御プロトコルを使用して接続されることで構築
大きなプロバイダーのネットワークは、いくつかのネットワークをまとめた「自律システム(AS)」を構成しています。細かなネットワークを経由する代わりに、
AS間の接続を利用できれば、遠くのコンピューターまでより早く届ける
ことができます。
感想
インターネットは自律システムのグループでグループが分かれば素早く送れる