オプションフィールド
将来のバージョンで現在の設計に入っていない情報を持たせたり、新しいアイデアを実験で試したり、まれしか使用されないヘッダー・ビットの割り当てを避けるために設定された。
IPオプションは使用されなくなってきている。多くのルーターがこれらのオプションを無視するか、あるいは十分に処理しておらず、一般的ではないケースとして脇に避けている。つまり、これらのオプションは一部でのみサポートされ、めったに使われることはない。
セキュリティオプション
情報の機密性を示すものである。理論的には、軍事に関係するルーターがこのフィールドを用い、悪い相手であると見なしている国々をパケットが通過しないように定めるものである。
実際には使われていない
実際には、全てのルーターがこのオプションを無視している。唯一の実用的な機能として、スパイが味方のパケットを見つけるのが容易になるかもしれない。
ストリクト送信元ルーティング・オプション
送信元から宛先までの完全な経路を通る必要がある。このオプションは、ルーティング・テーブルが壊れた時に
システム管理者が緊急パケットを送る場合やタイミングや性能の計測に有用
である。
ルーズ送信元ルーティング・オプション
パケットが必ず通るべきルーターのリストと順序を特定
する。そのリストに書かれた順にルーターを経由する限り、他のルーターを通過しても良い。
このオプションは、政治的や経済的な理由から、特定の国々を避けたい場合に有用である。
ルート記録オプション
経路上のそれぞれのルーターに対して自身のIPアドレスをオプション・フィールドに追加していくように指示を出すためのものである。これにより
システムの管理者はルーティング・アルゴリズムのバグを見つけ出すことができる
。
タイムスタンプ・オプション
ルート記録オプションと似ているが、32ビットのIPアドレスを記録するのに加え、各ルーターが32ビットのタイムスタンプも記録する点が異なる。
感想
長々と調べたがめったに使われることはないらしい。
が存在を知ることができてよかった