WANはインターネットだと思っていたが違うらしい
拠点と拠点を結ぶためのネットワーク
を指します。このような回線はその大部分を通信事業者が所有しているため、通常、通信事業者から回線を借りて使う
ことになります。また、いわゆるインターネット接続サービスを使用するためにオフィスや家庭に引いた回線
のことをWANと呼ぶこともあります。近年では光回線が普及し、多くのWANサービスで光回線が使われています。
参考書の図にLAN同士を繋げているのがWANを指している
Wide Area Networkの略称が「WAN」であり、日本語に訳すと「広域通信網」を意味します。複数の都道府県をまたぐような地理的に離れた場所にあるLANは、有線で結ぶのは非現実的なことです。そこで、プロバイダーが保有している回線を利用して、WANという広範囲のネットワークを構築する仕組みができたのです。
WAN(Wide Area Network、広域ネットワーク)は、
地理的に離れた複数のローカルエリアネットワーク(LAN)を接続する
ためのネットワークです。
インターネットが典型的な例で、国や大陸をまたぐ広範なエリアをカバー
します。
WANは、企業の拠点間通信、データセンター接続、クラウドサービス利用
などに使用され、高速で信頼性の高い通信を実現します。
通信回線としては、専用線、光ファイバー、衛星通信
などが使われ、ネットワーク機器としてはルーターやスイッチ
が必要です。
WANの管理には、セキュリティやデータ転送の最適化
が重要です。
ネットワークとの違い
世界中のネットワークと繋いだ、正解規模の通信ネットワークです。その中では間違いなく、通信事業者のWAN回線を利用しています。ただ、インターネットという名前は、この
世界的に広がるネットワーク全体を指す
ため、インターネット=WANとは言えません。
一方、インターネットワーキングのためには、拠点と拠点のネットワークを接続する必要があります。その接続には、先に説明したように、WANを利用しなければなりません。ですから「インターネットではWANを使っているか」という問いならば、答えはYES
です。
インターネットは世界中のネットワーク全体を指す。そしてWANがなければ通信し合えない。
広範囲で接続を行うといった点では、インターネットとWANは混同しやすいかもしれません。しかし、
誰が使うのか
といった観点で整理してみると、それぞれの区別が明確になるはずです。WANは、企業が持っているローカルネットワークを相互に接続することで、データの転送などを行う目的
で使用するものです。プライベートな通信網が構成されるWANは、限られたユーザーのみがアクセスするネットワーク
だという点で、インターネットとは全く別のものなのです。このようにユーザーがはっきりと分かれるため、WANとインターネットではセキュリティ対策のレベルも違ってきます。
WANは限られたユーザのみがアクセスし、LANを相互に接続する
WANはアクセスできるユーザーが限定的
であり、目的も大きなデータの転送、大切な情報のシェアなどにあります。インターネット通信はすべての人が自由にアクセスできる
開かれたネットワーク
誰でもアクセスできるのがインターネット、限られたユーザだけがアクセスできるのがWAN