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インターネット回線の種類

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光回線

光回線は、光ファイバーケーブルを使用した高速なインターネット通信網です。光ファイバーケーブルは、石英ガラスなどでできた透明で細かい繊維で構成されており、ナイロンなどで束ねられることで、光信号を伝送できる光ファイバーケーブルになります。

デジタルデータを光信号に変換し、光ファイバーケーブルを介して通信することで、大容量のデータを高速で送受信できます。光回線は電磁波の影響を受けない特徴があり、電話回線(ADSL回線)よりも安定した通信が可能です。

光回線は高速の通信環境や大容量データの取り扱いが必要な場合におすすめです。利用には回線の引き込み工事が必要になる場合があります。工事のスケジュール調整などは必要になりますが、光回線を導入すれば、高速かつ安定したインターネット接続を楽しめるようになります。

ADSL回線

ADSLは「Asymmetric Digital Subscriber Line(非対称デジタル加入者線)」の略称です。光回線の普及以前には主流のインターネット回線であり、電話回線を用いて接続します。既存の電話回線があれば工事が不要なため、一般家庭でも導入しやすいのが特徴です。

ちなみに「非対称」とは、送信・受信の通信速度が異なることに由来します。通信速度は、通信地点から基地局までの距離で変動する性質があり、遠いほど速度が落ちます。なお、送受信ともに、現在主流である光回線のほうが、通信速度は高速かつ安定しています。

ADSLはインターネットの普及に大きく貢献した通信技術であり、2000年代前半時点では従来のダイヤルアップ接続よりも高速かつ常時接続できる点が大きなメリットでした。しかし、現在では光回線やモバイル回線など、品質や機能性でより優れた回線が普及したため、利用者数は減少傾向にあります。サービス事業者も新規受付を停止している状況であり、2023~2025年までには提供の終了が告知されています。

CATV回線

CATV回線は、ケーブルテレビの有線回線を利用してインターネットに接続します。一般的には、ケーブルテレビや電話接続サービスとセットで利用でき、地上波放送や衛星放送などの受信とともにインターネット接続が可能です。テレビの電波が届かない、光回線が利用できない地域・建物で利用されることがあります。

CATV回線に用いられる同軸ケーブルは、光ファイバーケーブルと比べて通信速度が遅く、とくにアップロードが遅い傾向です。ノイズの影響を受けやすく、混雑によって通信速度が落ちやすいなど、安定度に欠けるデメリットがあります。

モバイル回線

モバイル回線は、基地局の電波を利用してデータ通信を行う回線です。携帯電話会社が提供するスマートフォンやタブレット向けの通信回線であり、4Gや5Gなどの通信規格が存在します。各携帯電話会社の基地局から電波が届く範囲内であれば、無線でインターネットの利用が可能です。

モバイル回線の利用形態には種類があり、スマートフォン以外ではモバイルWi-Fiルーターやホームルーターなどを使って通信をします。専用の無線通信機器を使うため、自宅の回線工事をする必要はなく、機器が届いたその日に利用可能です。モバイルWi-Fiルーターは持ち運びが可能なため、外出先で手軽にインターネットを利用できるメリットがあります。

モバイル回線は携帯電話会社や契約プランによって通信容量の上限が決められており、上限を超えると通信速度に制限がかかります。また、無線通信のため、建物の構造やほかの電波の影響を受けやすく、通信が不安定になる場合があります。頻繁に大容量の通信をする場合や、安定・高速な通信がしたい場合には向きません。

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