ホール素子
ホールICとは
半導体を利用した磁気センサは様々なものがありますが、その中で代表的なのがホール素子です。ホール素子はホール効果(Hall Effect)と言われる電流磁気効果を応用したセンサ
です。ホール素子は自身から得られる電圧は大変に小さく、一般的にオペアンプなどの増幅回路が必要です。ホールICはホール素子とオペアンプを一体化させたもので、外付け部品点数を削減し、回路設計を容易にします。
ホールICは、単体での磁極判別が可能です。民生から車載用まで幅広い分野で採用されています。主な検知用途は回転検出、位置検出、開閉検出、電流検知、方位検出など多岐にわたります。
民生向けでは、洗濯機や冷蔵庫などの白物家電から携帯電話まで幅広く利用されています。車載向けでは、扉や窓の開閉検出はもちろん、車高や速度の検知、モータの回転数検出
など数多くのホールICが使用されています。
出典 https://www.ablic.com/jp/semicon/products/sensor/magnetism-sensor-ic/intro/
サーミスタ
温度が変わると電気の流れにくさ(抵抗)が変化する電子部品です。
温度が高くなると電気が流れやすくなり、温度が低くなると電気が流れにくくなります。
出典 https://www.shibaura-e.co.jp/products/what_thermistor/#content-01
利用例
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エアコンは、室内機と室外機の間を行き来する冷媒を凝縮/気化させることにより熱交換を実施し、室内を適温に保ちます。この
室内機と室外機の温度センサーとして、サーミスタが使われている
のです。サーミスタにより温度を計測することで温度を管理し、適切な温度の維持を可能としています。 -
自動車には多くのサーミスタが使われています。
エンジン内温度、吸排気温度、油温、冷却水温等の確認用としてサーミスタは設置されており、エンジン内の燃焼が適切に行われているか管理
できるようになっているのです。 -
家庭でよく見かけるコーヒーメーカーにもサーミスタは使われています。湯を入れる際、湯が熱すぎる、または冷たすぎるとおいしいコーヒーを入れることができません。
サーミスタにより水の温度を計測することで、常に適切な温度
となるよう管理し、おいしいコーヒーを入れることができるようになっています。 -
スマートフォンでは多くの演算処理が行われることから、温度が上昇しやすい機器となっています。一部の機器では発火が起き、問題となることもあるほどです。そこでスマートフォンの
必要以上の過熱を防止するため、内部温度を適切に管理する必要
があります。そこでサーミスタが使われているのです。
ひずみゲージ
実装部品の損傷や剥離につながる可能性もあるため、事前にひずみゲージを使ってプリント基板の強度・ひずみを検査することが大切です。
出典 https://www.keyence.co.jp/ss/products/recorder/lab/strain/applications.jsp
歪み
出典