先に結論だけ
2022年9月22日から、GitHub ActionsでNode.js v12の非推奨化プロセスが始まりました。Node.js v12に依存するactions/checkout@v2
, actions/setup-node@v2
をv3に移行しましょう。
はじめに
この記事は、GitHub ActionsでのNode.js v12サポート終了と、その対処法を共有するためのものです。
対象とする読者
- すでにGitHub Actionsを使っている
サポート終了の告知
いつも通りGitHubで作業をしていると、見慣れない警告がActionsタブに表示されていました。
build (14.x)
Node.js 12 actions are deprecated. For more information see: https://github.blog/changelog/2022-09-22-github-actions-all-actions-will-begin-running-on-node16-instead-of-node12/. Please update the following actions to use Node.js 16: actions/checkout, actions/setup-node, actions/setup-node, actions/checkout
Node.js 12 のアクションは非推奨です。詳しくは https://github.blog/changelog/2022-09-22-github-actions-all-actions-will-begin-running-on-node16-instead-of-node12/ をご覧ください。 次のアクションを Node.js 16 を使用するように更新してください: actions/checkout, actions/setup-node
公式Blogでの告知
警告メッセージに表記されているBlog記事を参照します。
GitHub Actionsを実行している環境で、Node.js v12のサポートが終了するのでv16に移行するようにという告知がありました。
必要な対処
Blog記事を参考に、対処方法を確認します。
GitHub公式のactionsをv3に更新する
actions/checkout, actions/setup-nodeなど内部的にNode.js v12を使うアクションを最新バージョンに更新します。ワークフローがどのアクションに依存しているかは、GitHubのActionsタブ内のサマリーに表示されています。
v2と指定されているアクションをv3に更新します。
▼.github/workflows/あなたのワークフロー.yml
steps:
- uses: actions/checkout@v3
^^^
actions/setup-node with node-version "16"
actions/setup-node
で利用するNode.jsのバージョンを16以上に設定します。
▼.github/workflows/あなたのワークフロー.yml
- name: Use Node.js
uses: actions/setup-node@v3
with:
node-version: "16"
^^^^
マトリックス戦略を使っている箇所も、Node.js v16以上に変更します。
▼.github/workflows/あなたのワークフロー.yml
build:
runs-on: ubuntu-latest
strategy:
matrix:
node-version: [ 16.x, 18.x ]
^^^^^^^^^^
以上、ありがとうございました。