【Git】インストーラー版のGitをアンインストールする方法とは？(Mac標準のGitに戻す)

はじめに

GitインストーラーのGitをアンインストールして、Mac標準のGitに戻す方法を書いてみます。
何かの参考になればと思います。

前提

• macOSを使用予定(macOS Monterey バージョン12.4)

% sw_vers
ProductName:	macOS
ProductVersion:	12.4
BuildVersion:	21F79
%

• シェルはzshを使用

% which zsh
/bin/zsh
%

• 作業前のGitの状況

% where git
/usr/local/bin/git
/usr/bin/git

• それぞれのGitのバージョン

Mac標準版

% /usr/bin/git --version
git version 2.32.1 (Apple Git-133)
% 

インストーラー版

% /usr/local/bin/git --version
git version 2.27.0
% 

アンインストール手順

• uninstall.shの存在を確認

※/usr/local/git/と若干場所が違うようです。

コマンド

ls /usr/local/git/ | grep uninstall.sh

実行例

% ls /usr/local/git/ | grep uninstall.sh
uninstall.sh
% 

• uninstall.shの実行

ディレクトリを移動した後に、インストーラー版Gitのアンインストールを実施する。

コマンド

・ディレクトリの移動
cd /usr/local/git/

・アンインストールの実施
sh ./uninstall.sh

実行例

% cd /usr/local/git/
% sh ./uninstall.sh
This will uninstall git by removing /usr/local/git/, and symlinks
Type 'yes' if you are sure you wish to continue: yes
Password:
Forgot package 'com.git.pkg' on '/'.
Uninstalled
%

※削除するかどうか聞かれるが、yesで進める。

• 削除後の確認

whereコマンドを実行し、/usr/bin/gitのみであることを確認

コマンド

where git

実行例

% where git
/usr/bin/git
%

※whichコマンドも実行し、/usr/bin/gitが出力されることを併せて確認。

実行例

% which git
/usr/bin/git
%

• バージョン確認

以下コマンドを実行し、Mac標準のGitのバージョンが表示されることを確認する。

コマンド

git --version

実行例

% git --version
git version 2.32.1 (Apple Git-133)
%

さいごに

人によって前提の環境が違うことがあると思いますので、あくまでも一例としてご参考頂けますと幸いです。

参考記事