自宅で、Nintendo Switch を使用していたら、突然、インターネットに接続ができなくなりました。
ネットワークの接続状況を見たら、こんな状態でした。
今回は、復旧までのトラブルシューティングを説明していきます。
問題箇所の切り分け
まずは、どこに問題があるのかを切り分けます。
- 自宅のネットワーク環境に問題はあるか?
スマホやPCのブラウザを立ち上げ、インターネットに接続できているのかを確認します。表示するサイトによっては、ブラウザキャッシュが働いている可能性があるため、ニュースなど今まで表示したことがないサイトが表示されるかを確認しましょう。 - 自宅で契約しているサービスプロバイダー(ISP)でネットワーク障害が発生していないかを確認する
- Nintendoの公式サイトでネットワーク障害が発生していないかを確認する
上記のどれにも当てはまらない場合、端末の問題の可能性が大きいです。
端末本体のネットワーク設定状況を確認する
ここまで分かったことは次の通り。
・上記の図より、端末本体からAP(アクセスポイント)までは接続が出来ている
・APからインターネット(ここでは Nintendoのサーバーと考えられる)に接続が出来ない
・Nintendoの公式サイトでネットワーク障害は発生していない
このことから、ネットワークの接続問題でよくある事例として、DNSによる名前解決ができない可能性を考えました。端末本体のネットワークの設定で、DNSの手動設定について調べてみると、Nintendoの公式サイトに手動設定方法についての記載がありました。DNSの設定・確認方法
このサイトを見ながら、DNSの手動設定を行ったところ、インターネットへの接続も『OK』となりました。
DNSの役割
DNSとは「Domain Name System(ドメインネームシステム)」の略で、ドメイン名とIPアドレスを紐付けるシステムです。ネットワークの接続において、通常、DNSは『自動』の設定にすると思います。『自動』の場合、ISPが提供するDNSサーバーに接続します。DNSサーバーのドメイン名とIPアドレスの紐づけ情報が最新でない場合、接続したいサーバへたどり着けません。
パブリックDNS
実は、上記のDNS手動設定で設定したIPアドレスは、Googleが提供しているDNSでした。Google Public DNS
このような、自由に接続可能なDNSをパブリックDNSと呼び、Google以外にも、「Cloud flare DNS」「Open DNS」など、いくつもあるようです。
まとめ
ゲーム機器もそうですが、スマホ、タブレット、PC 以外にも、自宅で使用している機器で、インターネットに接続するものが増えてきております。ハードディスクレコーダ、プリンター、ネットワークカメラ、などなど。今回のトラブルシューティングは、それらのインターネットに接続する機器についても同様に使えるものだと思います。
また、ネットワークの仕組みを理解することで、自己解決出来ることが増えてきます。
今回の内容が、少しでも何かのお役に立てればうれしいです!!