81
75

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 3 years have passed since last update.

LaravelをAWSのEC2へデプロイする手順

Last updated at Posted at 2020-01-04

##前提

  • 2020年1月4日に確認したものです。
  • AWSのアカウント作成済
  • プロジェクトをGitHubにpush済

##環境

  • macOS Catalina 10.15.2
  • Apache 2.4
  • PHP 7.1.33
  • MySQL 5.7
  • Laravel 5.8

#1. EC2インスタンスの起動

  • EC2コンソールで作成(「公式チュートリアル」が分かりやすかったです)
  • 基本的に無料利用枠(下記の項目以外はデフォルト値)
設定項目 設定した内容
Amazon マシンイメージ (AMI) Amazon Linux 2でなく、Amazon Linux
インスタンスタイプ t2.micro
  • Linux2だと、手順が異なる公式ドキュメント

  • インスタンス作成の最後に、SSH接続に必要なキーペアを生成or設定

  • キーペア(pemファイル)は、~/.sshフォルダに入れておくと良い

#2. EC2内で作業
###2-1. SSHでEC2に接続

SSHとは. SSH(Secure Shell)とは、安全に通信を行って、ネットワークに接続された機器を遠隔操作するための通信手段(プロトコル)の1つ

※ 参照:初心者がSSHについて学ぶ(´・ω・`)

$ ssh -i [キーペア(pemファイル)を置いた場所のパス] ec2-user@[パブリックDNS or パブリックIP]
  • iオプションで、上記で生成or設定したpemファイルを指定する
  • ec2-userは、デフォルトのユーザー名。最初はこのユーザー名を使う
  • パブリックDNS or パブリックIPは、EC2コンソール画面で確認できる
  • 初回接続時のみ、yes/noを聞かれる

###2-2. Apache, PHP, MySQLのインストール

  • yumのアップデートは忘れずに!(パッケージを最新にする)
  • yumはyオプションを付けることで、問い合わせ全てにYesと答えるため、yes/noがいちいち聞かれなくなります。
$ sudo yum update -y
$ sudo yum install -y httpd24 php71 php71-mbstring php71-zip php71-fpm php71-mysqlnd mysql57-server

Laravel 5.8のサーバ要件

###2-3. Apacheを起動

$ sudo service httpd start

※ Linux2だと、systemctlコマンドが使える

この時点で、ブラウザでパブリック IPにアクセスすると、Apacheの画面が表示される。
EC2コンソール画面のセキュリティグループのインバウンドで、httpの80ポートを空けておくことを忘れずに
スクリーンショット 2020-01-04 18.42.21.png

# システムが再起動するたびにApacheが起動するように設定
$ sudo chkconfig httpd on

# 設定の確認
$ chkconfig --list httpd

###2-4. ec2-userのファイル操作の許可を設定
参照:公式チュートリアル

Amazon Linux Apache ドキュメントルートは /var/www/html であり、デフォルトでは root によって所有されます。

そのため、ec2-userにファイル操作の権限を設定する必要がある。

# ec2-userをapacheグループに追加
$ sudo usermod -a -G apache ec2-user

# いったんログアウトして、再度ログイン
$ exit
$ ssh -i [キーペアのpemファイルを置いた場所のパス] ec2-user@[パブリックDNS or パブリックIP]

# /var/www とそのコンテンツのグループ所有権を apache グループに変更
$ sudo chown -R ec2-user:apache /var/www

# グループに、/var/wwwの書き込み許可追加
$ sudo chmod 2775 /var/www

# /var/www とサブディレクトのディレクトリ許可を変更
$ find /var/www -type d -exec sudo chmod 2775 {} \;

# /var/www とサブディレクトリのファイル許可を変更
$ find /var/www -type f -exec sudo chmod 0664 {} \;

###2-5. composer自身のインストール

& curl -sS https://getcomposer.org/installer | php

# composerコマンドのパスを通す
$ sudo mv composer.phar /usr/local/bin/composer

# パス確認(/usr/local/bin/composerと表示されればOK)
$ which composer

###2-6. Laravelプロジェクトをgit clone

sudo yum install git
cd /var/www
git clone [URL]

###2-7. Apacheの設定変更

####http.confファイルのDocumentRootの変更
Laravelでは、プロジェクト内のpublicディレクトリをドキュメントルートに指定する必要がある

$ sudo vi /etc/httpd/conf/httpd.conf

DocumentRoot "/var/www/html"の箇所をDocumentRoot "/var/www/プロジェクト名/public"に変更

####http.confファイルに以下のDirectoryを追加(.htaccessの有効化)

<Directory /var/www/プロジェクト名/public>
 AllowOverride All
</Directory>

####Apacheの設定変更後は、再起動を忘れずに!

$ sudo service httpd restart

###2-8. パッケージのインストール

$ cd /var/www/[プロジェクトのフォルダ名]

# composer.jsonファイルがない場合
$ composer init

# vendorディレクトリが生成される
$ composer install

###2-9. Laravelプロジェクトの設定

####ディレクトリのパーミッション変更
Laravelでは、storage下とbootstrap/cacheディレクトリをWebサーバから書き込み可能にする必要がある

$ sudo chmod -R 777 /var/www/[プロジェクト名]/storage
$ sudo chmod -R 775 /var/www/[プロジェクト名]/bootstrap/cache

####.envファイルの作成

cp .env.example .env

# .envファイルにある「APP_KEY」(アプリケーションキー)の生成
php artisan key:generate
APP_NAME=Laravel
APP_ENV=production
APP_KEY=base64:xxxxxxx(php artisan key:generateで生成される)
APP_DEBUG=false
APP_URL=http://[パブリックIP]

###2-10. DBの設定、作成

####MySQL側

# MySQL起動
$ sudo service mysqld start

# MySQLの初期設定
$ sudo mysql_secure_installation

# システムが再起動するたびにMySQLが起動するように設定
$ sudo chkconfig mysqld on

# データベース作成
$ mysql -u root -p
> 設定したパスワード入力
> create database [データベース名];
> show databases;

#####mysql_secure_installationコマンドで聞かれること

  • パスワード検証プラグインのセットアップ
  • パスワード
  • 匿名ユーザーアカウントの削除
  • rootユーザーのリモートログインの許否
  • testデータベースの削除

####Laravel側

# 「DB_DATABASE」など、DB情報を設定しておく
$ sudo vi .env

DB_DATABASE=[作成したデータベース名]
DB_USERNAME=root
DB_PASSWORD=[設定したパスワード]
$ php artisan migrate
$ php artisan db:seed

##参考にさせて頂いた記事
【Laravel】AWSにLaravelをインストールする
Laravel:EC2-PHP72-Apacheで環境を作成する
MySQL5.7 にて root のパスワード変更などの初期設定をする

81
75
2

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
81
75

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?