下記の方法はNICTがhttpsで時刻を送信しなくなってしまったので,obsoluteとなってしまいました.(https://jjy.nict.go.jp/httphttps-index.html) 他のサイトを使えばできるかもしれません.過去の記録として残しておきます.
企業などのネットワークでは、セキュリティの事情でUDP123が閉じられているために, ntpdateが使えないことがある. httpsが接続できるなら(これができないということはほとんどないはず...), nict.go.jpのデータを利用する方法がある.
date -s "`w3m -dump https://ntp-a1.nict.go.jp/cgi-bin/time`"
hwclock -w
上の w3m -dump ...というのは, nict.go.jp の時刻データを https で拾ってきて, 標準出力で出力させるコマンドであり、この標準出力をdateコマンドに渡している。最後のhwclock -wはハードウェア時計をソフトウェア時計に合わせる設定である.
ちなみに, リンク先についてはnictの技術情報から選んだものである. 自分で都合のよいものを選べば良い.
追記
w3m 以外に curl や wget を使ってもできる(指摘いただいた @kazinoue 様, ありがとうございます)
date -s "`curl -s https://ntp-a1.nict.go.jp/cgi-bin/time`"
hwclock -w
curl のコマンド中の -s はなくてもいけるかもしれません. 要は標準出力に日付データが出せればよいだけ.
date -s "`wget https://ntp-a1.nict.go.jp/cgi-bin/time -q -O -`"
hwclock -w
ダウンロード情報等も出さないように -q を加える. "-O -" は標準出力に表示するコマンドである(-O /dev/stdout でもよい).