概要
ATtiny85を使用したファンクションデコーダを作っていましたが、I/Oが足りないのと
メモリが足りない不満がありました。
なにか新しいCPUがないかなと色々探した結果、ATtiny1616とATtiny1617が目に付きまして
実験用の基板を作ってみました。(絶賛配布中!)
各CPUの比較
いつもATtiny85を使っていましのでそれと比較するとほぼ性能が倍です。
比較するとPKGがQFNというところを除けば、ピン数もそこそこな数で内蔵クロックも早いしメモリも多い。
ATtiny1616用BOARD
回路図
電源は三端子で5Vに変換しています。入力は交流でも直流でも行けるようにしました。
ATtiny1617用BOARD
DCC用デコーダー用として実験ができるように、DCC電源取り込み回路(全波整流+三端子レギュレータ)と
DCC信号受信回路を付けました。
ATtiny1616とATtiny1617は書き込み方式が変わっておりまして、ISPでプログラムの書き込みが
できましたが、UPDIという3線で書き込む方式になっています。
UPDI書き込み器を作る
youtubeに上がっている動画を参考にして、ArduinoNANOにjtag2updiのスケッチを書き込みます。
https://www.youtube.com/watch?v=AL9vK_xMt4E
1.ArduinoにmegaTinyCoreボードを追加
2.Lチカスケッチ
Board上のPA7にビルドインLEDを載せていますので、このLEDを使用してLチカを動かします。
4.UPDI書き込み用配線
ArduinoNANOをjtag2updi書き込み器になっていますので、下図のように電源線とUPDI線を4.7kオームを
介して接続します。
Lチカが動いている様子
ATtiny1616のLチカ
https://twitter.com/masashi_214/status/1286485278958346240
ATtiny1617のLチカ
https://twitter.com/masashi_214/status/1286487264323751939
QFPパッケージを半田付けしている様子
ATtiny1616とATtiny1617のQFPパッケージを半田付けしている所はツイッターにあげました。
https://twitter.com/masashi_214/status/1286080717907087360
https://twitter.com/masashi_214/status/1286084562481639424
生板の配布
ATtiny1616 ピッチ変換基板
http://ayanos.cart.fc2.com/ca15/60/p-r15-s/
ATtiny1617 ピッチ変換基板
http://ayanos.cart.fc2.com/ca15/61/p-r15-s/
いずれも、3枚で500円で登録してみました。
ちなみに、ATtiny1616と1617は送料が450円と安いRSコンポーネンツから取り寄せました。
https://jp.rs-online.com/web/
Flashが倍の3216や3217も良さそうです。