はじめに
KiCad6になってから製造ファイルオプションが変わってしまったのでちょっと調べてみました。
製造ファイル出力
基本的なオプションはこの設定でElecrow用のガーバデータが作れます。
ドリルファイルを生成
基本的なオプションはこの設定でElecrow用のガーバデータが作れます。
ファイル名のリネーム
elecrowに指定されているファイルネームに変更します。
レイヤ | KiCad作成ファイル | Elecrow用ファイル名 | 詳細 |
---|---|---|---|
F.Cu | panel-F.Cu.gtl | PANEL.GTL | Top layer(部品面パターン図) |
B.Cu | panel-B.Cu.gbl | PANEL.GBL | Bottom layer(はんだ面パターン図) |
B.SilkS | panel-B.SilkS.gbo | PANEL.GBO | Silk Bottom(はんだ面シルク図) |
F.SilkS | panel-F.SilkS.gto | PANEL.GTO | Silk Top(部品面シルク図) |
B.Mask | anel-B.Mask.gbs | PANEL.GBS | Solder Stop Mask Bottom(はんだ面レジストマスク図) |
F.Mask | panel-F.Mask.gts | PANEL.GTS | Solder Stop Mask top(部品面レジストマスク図) |
Edge.Cuts | panel-Edge.Cuts.gm1 | PANEL.GML | Mechanical layer(外形図) |
panel-NPTH.drl | PANEL-NPTH.TXT | NC Drill(ドリル図) | |
panel-PTH.drl | PANEL-PTH.TXT | NC Drill(ドリル図) |
製造ファイル出力の詳細
■境界線とタイトルブロックをプロット
【チェック不要です】
有効にすると、図面シートの境界線とタイトルブロックが各レイヤーにプロットされます。
ガーバーファイルをプロットする場合は、通常これを無効にする必要があります。
panel-F_Cu.gtlファイルの比較になりますが、有効にすると部品面パターンに図面枠が出力されます。
■フットプリントの定数をプロット
【チェック不要です】
有効にすると、各フットプリントの値フィールドは、それが存在するすべてのレイヤにプロットされます。(特定のフットプリントに対してフィールドの可視性が無効になっている場合を除く)。
panel-F_Fab.gbrファイルになります。
■リファレンス指定子をプロット
【チェック必要です】
有効にすると、各フットプリントの参照指定子フィールドは、それが存在するすべてのレイヤにプロットされます。
(特定のフットプリントに対してフィールドの可視性が無効になっている場合を除く)。
panel-F_Silkscreen.gtoファイルになります。
回路記号をシルクに印刷しない場合はチェックを外します。
■非表示の定数/リファレンスを強制的にプロットする
【チェック不要です】
有効にすると、フィールドの可視性が一部無効になっている場合でも、すべてのフットプリント値と参照デシグネータがプロットされます。
panel-F_Silkscreen.gtoファイルになります。
■Edge.Cutsをすべてのレイヤーにプロット
【チェック不要です】
有効にすると、Edge.Cuts (ボード外形) レイヤーは他のすべてのレイヤーに追加されます。
この設定の正しい値が製造工程でどうなっているかメーカーに確認してください。
panel-F_Silkscreen.gtoファイルになります。
■基板製造用レイヤーにパッドを描画する
【チェック不要です】
有効にすると、ファブリケーション (F.Fab, B.Fab) レイヤーのフットプリントパッドは、
塗りつぶし形状ではなく、塗りつぶされていないアウトラインとして描かれます。
panel-F_Fab.gbrファイルになります。
■ビアのテンティングを禁止
有効にすると、ソルダー マスク層 (F.Mask, B.Mask) のビアはカバーされないまま残されます。無効にすると、ビアはソルダーマスクで覆われます(テント化)。
レジズトをビアの中に入れると良くないという説もありますので気になる方はチェック有りで良いと思います。
■ドリル/配置ファイルの原点を使用
有効にすると、プロットされたファイルの座標原点は、ボードエディタで設定されたドリル/プレースファイルの原点になります。無効の場合、座標原点は絶対原点(ワークシートの左上隅)になります。
【ちょっとわからないので私は有効にしていません】
■プロット前にゾーンの塗りつぶしをチェック
有効にすると、出力を生成する前にゾーンフィルがチェックされます(古くなっている場合は再充填されます)。このオプションを無効にすると、プロット出力が不正確になる可能性があります。
【自分でパネライズした時は注意が必要です。有効にすると近接しているゾーンが削除されてしまう場合があります】