結論
こんな人にはプレイをおすすめ
- 英語力は無いけど嫌いではない
- AWSの経験がほぼ無く、これから学びたい
- まずはざっくりとAWS(クラウド)の世界を知りたい
- テキストのみだと読み飛ばしたり飽きたりしちゃう
- 非エンジニアだけどAWSの知識が欲しい or 今後必要になる
こんなに人には not おすすめ
- 英語アレルギー
- AWSをある程度知っている/使った事がある(S3, EC2などを使った事があるレベル
- AWSの各サービスを細部まで理解したい
- 自分が考える学習プランで進めたい
概要
本記事では、先月公開されたamazonが提供するAWS学習ツール?の 「AWS Cloud Quest」 のプレイレポートになります。
ゲーム内で取り扱うサービスの種類や、このゲームがどんな人に合っていて、どんなことを学べるのかなどを書いていきます。
ゲームのざっくりとした紹介・始め方などは本記事では取り上げないため、下記の記事をご覧ください。
学べる要素
「AWS Cloud Quest」では、AWSの様々なサービス・概念に触れる事ができます。
下記がその一覧になります。
※やりながらのメモなので、抜け漏れご容赦ください
- S3
- EC2
- EBS
- AMI
- AWS Pricing Calculator
- VPC
- VPC Peering
- RDS
- IAM
- EFS
- No SQL
- Dynamo DB
- Auto Scaling
- High Available(可用性)
- ELB(Elastic Load Balancer)
ボリューム
12セクションあり、1セクション30分〜長くても1時間程度でクリアする事ができます。
ただし全編英語のため、理解できなかった箇所を別途調べたりしていると、もう少し時間がかかるでしょう。
良かった点
英語がかなりわかりやすい
筆者はTOEIC400点レベルの英語弱者ですが、たまにわからない単語を調べる程度で、読み進めることにあまり支障はありませんでした。
ただし、動画の内容を正しく理解するためには、リスニングのスキルも必要になります。
→動画の視聴は必須ではなく、興味のある人が見るものになっています。また、動画で紹介している内容はAWSの公式ドキュメントでも取り扱っているため、テキストの方が良い・リスニングが苦手な人はそちらを見ると良いでしょう。
現実でも多々あるシステムの課題をゲーム上の課題にしている
- 急激なアクセス増加にサーバーが耐えられない → EC2使おう!Auto Scaling使おう!
- サーバーの保守運用に工数・コストがかかりすぎている → EC2,RDSなどサーバーのメンテはAWS側でやるよ!コストも最適化するよ!
こんな形で、どこででも起き得る一般的なシステム課題を解決する形でAWSのサービスを学ぶ事ができる。
AWSの各サービスはあくまで手段で、目的は何なのか、何を解決できるのかを明確にしてくれていると感じました。
一切詰まる事がない丁寧な操作手順
本ゲームでは実際にAWSコンソールを操作しながら学んでいく事になります。
このAWSコンソール、慣れるまではどこをどう操作すれば良いのかわかりづらいと思います。
しかしこのゲームでは、どこの何を確認するか、どこをクリックするか、何をタイプするかなど、一つ一つ丁寧に記載がされているため、初学者・非エンジニアの方でも詰まる事なく進める事ができると思います。
スクリーンショット 2022-04-09 23.57.19.png
ラストのDIYステップ(自分で課題をクリアする)をスキップする事ができない
本ゲームでは各セクションの最後にDIY
と呼ばれるステップがあります。
ここではそのセクションで学んだ内容をもとに、出された課題を解決する事になります。
このステップの課題はスキップする事ができず、(SKIPボタンはあるけど未クリアで次に進めない)
「説明だけ読んで、練習問題などはもうわかったつもりでスキップする」
こういった学習の進め方をしてしまって最終的に理解が浅くなる、なんて人にとっては良い仕組みになっているのかなと思います。
(とはいってもどれも簡単な内容なので、スキップしたいと思う人も多いかもしれませんね)
悪かった・改善して欲しい点
正直あまり無いですね。
強いて言えば、動画と同じ並びで、公式ドキュメントのリンクを置いておいて欲しいぐらいでしょうか。(自分で探すのが面倒なので)
後はゲーム内リンクからのAWSコンソールの立ち上げがかなり遅いのですが、まぁ下準備で色々なインスタンスを用意したりしてるせいかなと思うので、しょうがないのかなぁと思っています。
全クリ後の特典?
全クリするとAWS Certified Cloud Practitioner Official Practice Exam
のアクセスコードがもらえて、benchprepからオンライン学習ができるみたいです。
ゲームをクリアした後にもっと詳しく学びたくなった人は利用すると良いのかもしれませんね。