#概要
以前から気になっていたAlibabaクラウドの仮想サーバ(ECS)触ってみました。Alibabaクラウドと言えば、中国でシェアNo1とか、海外展開(特にアジア)に強いとか言われていますが、その使い勝手含め、Cloudinitを使った「ECSインスタンス購入と同時にサーバ構築」をやってみました。
今回は、試しにWebサーバとFTPサーバの自動構築をやってみましたが、この機能を応用すれば、購入時や毎起動時に、定型的な設定ができますので、色々と使えそうですね。
#インスタンス購入時のユーザデータ設定
Alibabaクラウドにログインしてインスタンスの購入と進めてみます。
(今回はトライアルキャンペーン中ということで、クーポンを使ってタダで購入です。(´ー`) )
リージョンやOSなどを指定して、ユーザデータの設定をします。
#実行するコマンド
今回は、以下のコマンドをユーザデータに設定してみました。
`#cloud-config
runcmd:
- yum -y install httpd
- chkconfig httpd on
- service httpd start
- yum -y install vsftpd
- chkconfig vsftpd on
- service vsftpd start`
3行目以降の設定コマンドは、行頭に「- 」を入れます。
ユーザデータを設定した後は、インスタンスを購入して、インスタンスの起動を待ちます。
(大体1〜2分)
#ユーザデータの設定結果の確認
インスタンスが起動しましたら、早速、購入したインスタンスにログインして、無事インストールされているか確認してみます。
service status 。。。OK
chkconfig。。。OK
ログも一通り確認しましたが、設定したコマンドは全て正常に実行されていました。ヾ(´∇`)ノ゙
一通り操作した感想ですが、ECSコンソール操作、マニュアル等だいぶ使いやすく、ほとんど直感的に操作できました。早い、安い、シンプルでイイ感じです。p(^^)q
サーバのインストールだけでなく、複数サーバに同じ設定をする場合や、起動時にセキュリティ設定を完了させておく場合など、シンプルな設定の割に用途は色々ありそうです。
皆さんもぜひお試しください。