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社内勉強会 機械学習入門(4.Pythonでプログラムを書いてみよう)

Last updated at Posted at 2019-08-23

今日は、いきなりPythonで機械学習のプログラムを書く前に「簡単なプログラム」を書いてみたいと思います。

題材

BMIを計算するプログラムです。

  • 体重(kg)と身長(cm)を入力してもらい、計算した結果(BMI)を出力します。
  • 計算式内の身長は、単位がメートル(m)なので、注意です。

    BMI計算式: 体重(kg) ÷ 身長(m)の2乗

コードを書いてみよう

Python仮想環境を有効化し、「jupyter notebook」を起動しましょう。

$ cd C:\ml-intro
$ env\Scripts\activate.bat
$ jupyter notebook

まずは、体重と身長を入力してもらうためのコード
weight、height という変数にinput関数(あらかじめ用意された組み込み関数)の結果を代入していますね。
Pythonの場合、変数は、名前(変数名)を決めるだけで、変数の型については、特に決めません。

weight = input('体重(kg)を入力:')
height = input('身長(cm)を入力:')

jupyter notebook上で、上記のコードを書いて実行してみると、体重の入力をちゃんと求められましたね。
2019-08-23_13h03_04.png

次に入力してもらった体重と身長をもとにBMIを計算して出力する部分です。
実は、input関数によって得た入力は、文字列なので、weight、heightは、文字列型という扱いになっています。
文字例型のままですと、数値計算ができないので、型変換する必要があります。
(小数点数を扱うので、浮動小数点数型に型変換します。)

weight = float(weight)        # 文字列型から浮動小数点数型に型変換
height = float(height) / 100  # 型変換&単位をcmからmに変換 
bmi = weight / (height ** 2)  # BMI計算式
print(bmi)                    # 標準出力する組み込み関数

実行結果は、こんな感じです。(BMIの値がちゃんと出力されました。)

2019-08-23_13h42_13.png

プログラムを改良してみよう

更に「日本肥満学会の肥満度判定基準」に従い、"肥満度"も合わせて出力してみましょう。

BMI 肥満度
18.5未満 低体重(やせ)
18.5以上、25未満 普通体重
25以上、30未満 肥満(1度)
30以上、35未満 肥満(2度)
35以上、40未満 肥満(3度)
40以上 肥満(4度)

BMIの値によって、肥満度の出力を変えたいので、ifおよびelif構文による条件分岐ですね。
上から順番に条件式を判定し、trueになったブロックを実行すると以降の条件式は判定されず、構文全体が終了する点がポイントですね。

if bmi < 18.5:
    print('低体重(やせ)')
elif bmi < 25.0:
    print('普通体重')
elif bmi < 30.0:
    print('肥満(1度)')
elif bmi < 35.0:
    print('肥満(2度)')
elif bmi < 40.0:
    print('肥満(3度)')
else:
    print('肥満(4度)')

実行結果は、こんな感じです。(肥満度もちゃんと出力されました。)
2019-08-23_14h06_32.png

まとめ

今日は、Pythonで簡単なプログラムを書いてみました。
次回もPythonに慣れるため、もう少しプログラムを書いてみようと思います。

次回は、「5.続Pythonでプログラムを書いてみよう」です。
社内勉強会 機械学習入門(5.続Pythonでプログラムを書いてみよう)

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