はじめに
私は、スクラムチームでPOをしています。業務上、UXデザイナーと会話する機会が多く、次第にUXデザインの思想は、POにとっても、大切な考え方だと認識するようになりました。そこで、きちんとUXデザインを勉強したいと考え、ネットで調べてみて、その時はじめて 「Google UX Certificate」 の存在を知りました。
結果から言うと、2022年5月の中旬ごろから開始し、2022年7月29日に合格しました(というか、最後までやり遂げました)。
この記事では、Google UX Certificateがどういうもので、その結果が何が得られたのかを簡単にまとめました。
Google UX Certificateの内容
箇条書きします。
- 全7つのコースで構成されています。
- Foundations of UX Design
- Start the UX Design Process: Empathize, Define, and ideate
- Build Wireframes and Low-Fidelity Prototypes
- Conduct UX Research and Test Early Concepts
- Create High-Fidelity Designs and Prototype in Figma
- Responsive Web Design in Adobe XD
- Design a User Experience for Social Good & Prepare for Jobs
- 各コース内では、次のように進めていきます。日本語はありませんが、テキストを事前に翻訳してインプットしたり、英語の字幕を使えば理解できます。
- Google社員によるビデオ解説
- テキスト解説
- 簡単なテキストテスト (合格点を取れなくても、何度でもやり直せます。その場合面倒ですが。。)
- コース5,6,7では、FigmaやAdobeXDを使った実際のデザイン作成 と 他の受講者のレビュー
Google UX Certificateの魅力
私が感じた魅力をお伝えします。
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多くのGoogle社員のデザイナーが登場し、自分の言葉でわかりやすく説明してくれます。様々な経緯で、Google社員になり、皆さん最初からプロフェッショナルではないことには共感を持ち、自分にも勇気を与えてくれました。そして、いつも狭い世界にしかいない自分に高いモチベーションを与えてくれました。
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UXデザインを体系的に学べること。実際の現場において、全ての工程や手法を使うことはないですが、プロジェクトに応じて、様々な引き出しを持つことができたことは為になったと思います。受講中に実際のプロジェクトでフィードバックできるものはがあれば、すぐに試したりもしました。やはり、実際の現場で経験しないと分からないこともあります。最終的にツールを使ってプロトタイプを作成しますが、その前段階の工程がとても大切になってきます。
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FigmaやAdobeXDのツールを使って実際にデザインできること。受講前から実際のプロジェクトでもFigmaは触っていたのですが、考え方や実際の細かい技術的なところはとても参考になりました。Figmaが使えれば、AdobeXDも簡単に利用できます。これらは無料のアカウントが用意されているので、安心してください。
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自分のポートフォリオサイトを作成できること。自分がやり遂げたものを公開するは達成感があります。特にUXデザインを仕事にしたい人には、とても役立つことでしょう.
感想
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デザイナーでなくても、私のようなPOや開発者にとっても、時間とやる気があれば、ぜひおすすめしたいです。特に、スクラムチームは一人ひとりがUXデザインの知識があると、より価値ある製品・サービスを作り出すことに役立つことでしょう。今回の体験によって、間違いなく私のPOとしてのキャリアを飛躍できるきっかけになったと思っています。チャンスがあれば、副業としてUXデザインをやってみたいと思っているぐらいです
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コースは7つですが、中身はかなりのボリュームなので、情熱がないと継続できないかもしれません。わたしの場合は、前半楽しみながらできたのですが、後半は早く完了したいという気持ちに変わり、少し情熱が下がりましたが、それでも毎日凝縮できたおかげで一気に進めました。ただ、通常は6ヶ月という期間らしいので、ゆっくりと進めていけば、継続しやすいと思います。
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受講前に日本語版がないことに悩んだのですが、、実際に始めてだめだったら、すぐに辞めればよいという気持ちではじめました。進めていくうちにそれほど苦ではなく、反対に英語の勉強になりました。英語の勉強のために、同じビデオを複数回観たこともあります。
最後に
次回以降、各コースごとに、重要となるポイントについて、解説できたらと考えています。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。