はじめに
本記事は、ウェブデザイン技能検定の受験を思い立ち勉強した備忘録として記事を書いていきます。
体型的とは真逆に得た知識を羅列するだけの記事で基礎的な内容ばかりかもしれませんが、誰かの役に立てば幸いです。
今回使用した過去問・解説は主に以下のサイトから学んだものになります。他サイト、ブログでもおすすめされているサイトですので興味のある方はリンクからぜひチャレンジしてみてください!
令和4-4
<!DOCTYPE html>について
-
<!DOCTYPE html>
の宣言は省けない
参考
- <html lang="ja">: 文書の言語が日本語であることを指定します
- <meta charset="UTF-8">: 文書の文字エンコーディングをUTF-8に設定します
- <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">: レスポンシブデザインをサポートするためのメタタグで、モバイルデバイスでの表示を最適化します
- <title>: ブラウザのタブに表示される文書のタイトルを設定します
- <body>: 実際に表示されるコンテンツを含む部分です。ここでは見出しと段落が含まれています
メタタグ:
HTML文書の<head>セクションに含まれるタグで、文書に関する情報(メタデータ)を提供します。メタタグは、ブラウザや検索エンジン、その他のサービスに対して文書の特性を伝えるために使用されます
CSSにおける縦書きの日本語レイアウトについて
- CSSでは縦書きの日本語レイアウトも対応可能です。writing-modeで指定できます
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0">
<title>縦書きテキストの例</title>
<!-- ここで指定する -->
<style>
.vertical-text {
writing-mode: vertical-rl;
text-orientation: upright;
border: 1px solid #000;
padding: 10px;
width: 100px;
height: 300px;
}
</style>
</head>
<body>
<div class="vertical-text">
これは縦書きのテキストです。
</div>
</body>
</html>
- プロパティの値の種類
値 | 意味 |
---|---|
vertical-rl | テキストが右から左へ縦書きになります |
vertical-lr | テキストが左から右へ縦書きになります |
horizontal-tb | 通常の横書きになります |
以前は画像に変換して対応するしかなかったようです。
参考:CSS記述の基本
CSSは、HTML要素の表示スタイルを定義するための言語です。いくつかの方法を使用して、テキストをスタイル設定します。
- インラインスタイル
HTMLタグ内に直接スタイルを記述します。
<p style="color: red; font-size: 20px;">このテキストは赤色で、フォントサイズが20pxです。</p>
- 内部スタイルシート
HTMLドキュメントの<head>セクションにスタイルを記述します。
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<style>
.highlight {
color: blue;
font-weight: bold;
}
</style>
</head>
<body>
<p class="highlight">このテキストは青色で太字です。</p>
</body>
</html>
- 外部スタイルシート
部のCSSファイルにスタイルを記述し、それをHTMLファイルにリンクします。
<!-- index.html -->
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
<link rel="stylesheet" type="text/css" href="styles.css">
</head>
<body>
<p class="highlight">このテキストは外部スタイルシートでスタイル設定されています。</p>
</body>
</html>
/* styles.css */
.highlight {
color: green;
font-style: italic;
}
- プロパティの種類
テキストのスタイル設定に使われる主なCSSプロパティを以下に示します。これらのプロパティは複数使用してスタイルを設定することが出来ます。
プロパティ名 | 意味 |
---|---|
color | テキストの色を指定 |
font-size | テキストのサイズを指定 |
font-weight | テキストの太さを指定 |
font-style | テキストのスタイルを指定 |
text-align | テキストの配置を指定 |
text-decoration | テキストの装飾を指定 |
line-height | 行の高さを指定 |
OSI参照モデルについて
- OSI参照モデルは、国際標準化機構(ISO)によって策定された
OSI参照モデルとは、ネットワーク構造の基本的な設計方針を指す。1から7の各層に対するプロトコルが分類されています。
W3Cとは
W3C(World Wide Web Consortium)は、ウェブ技術の標準を策定する国際的なコンソーシアムです。
HTMLや、CSS、XML、SVGなど、多くの技術標準を策定しており、これらの標準はウェブ開発において重要な役割を果たしています。
画像の劣化について
- JPEG形式の画像はPNG形式に比べると画質の劣化がおこりやすい
JPEG形式だと、保存時にこっそり画像のデータ情報を間引くことで容量を軽くしているため何回も保存を繰り返すと劣化が進みます。
その他画像形式の特徴まとめ
ワイヤーフレームについて
ワイヤーフレームは、ウェブサイトやアプリケーションの設計プロセスにおいて、レイアウトや構造を視覚化するためのスケッチや図です。
ワイヤーフレームは、デザインの初期段階で使用され、コンテンツ配置、ナビゲーションの流れ、ユーザーインターフェースの基本構造を定義します。
パワポでエ作ることもあるようです
img要素のalt属性について
- alt属性の値には、画像が利用できない場合にその代わりとして使用するテキストを指定する
その他のimg要素に対する属性
alt属性以外にも指定出来る属性が、いくつかあるので紹介します。
情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドラインについて
パソコンなどの情報機器で作業する労働者の負担を軽減するため、適切な環境の整備や作業管理についてまとめたガイドラインです。
近年ではテレワークにおける労働者への配慮などが追加されています。
マルウェアについて
- トロイの木馬とは、コンピュータの内部に潜伏して、システムの破壊や、外部からの不正侵入口の作成や、そのコンピュータの情報を外部に発信したりするマルウェアの一種である
マルウェア(malware)は、悪意のあるソフトウェアの総称で、コンピュータや情報システムに被害を与える目的で作成されます。
トロイの木馬
コンピュータの内部に潜伏して、無害なプログラム、あるいはデータファイルのように偽装しつつ、その中にマルウェアとして機能する部分を隠し持っていて、何らかのアクションをきっかけ(ファイルを開くなど)として、それが活動するように仕組まれているファイル
ワーム
ネットワーク経由で自己を拡散し、脆弱性を利用して他のコンピュータに侵入します。自己増殖する能力があり、大規模な被害をもたらす可能性もあります。
スパイウェア
ユーザーに関する情報をユーザーが意図しない形で収集し、それを情報収集者である特定の企業・団体・個人等に自動的に送信するマルウェア
キーロガーやブラウザ履歴監視するものなどが含まれます。
ボット
バックドアと同じで、他人のコンピュータを外部から遠隔操作するためのコンピュータウイルス。
ランサムウェア
感染させた端末内のデータを暗号化などによって、利用できない状態にした上で、そのデータを利用できる状態に戻すことと引き換えに金銭を要求するマルウェア。
アドウェア
ユーザーに広告を表示し、その広告収入を目的とする。
JavaScriptについて
- JavaScriptは、クロスプラットフォームで動作するスクリプト言語である
クロスプラットフォーム:
Windows、macOS、iOS、Androidなど、異なるプラットフォーム上で、同じ仕様のアプリケーションを動作させるプログラムのことです。
CSSのcolorプロパティの指定方法について
色の指定方法にはいくつか方法があります。
キーワードによる指定
よく使われる基本的な色の名前を指定できます。
color: red; /* 赤色 */
color: blue; /* 青色 */
color: green; /* 緑色 */
color: black; /* 黒色 */
color: white; /* 白色 */
RGB値による指定
RGB値は赤、緑、青の各成分の強度を0から255の範囲で指定します。
color: rgb(255, 0, 0); /* RGB値を使って赤色を指定 */
color: rgb(0, 255, 0); /* RGB値を使って緑色を指定 */
color: rgb(0, 0, 255); /* RGB値を使って青色を指定 */
color: rgb(255, 255, 0); /* RGB値を使って黄色を指定 */
HEX値による指定
HEX値はRGB値を16進数で表現したものです。3桁もしくは6桁で指定することが出来ます
color: #ff0000; /* HEX値を使って赤色を指定 */
color: #00ff00; /* HEX値を使って緑色を指定 */
color: #0000ff; /* HEX値を使って青色を指定 */
color: #ffff00; /* HEX値を使って黄色を指定 */
HSL値による指定
HSL値は色相(0から360の角度)、彩度(0%から100%)、明度(0%から100%)で色を指定します。
color: hsl(0, 100%, 50%); /* HSL値を使って赤色を指定 */
color: hsl(120, 100%, 50%); /* HSL値を使って緑色を指定 */
color: hsl(240, 100%, 50%); /* HSL値を使って青色を指定 */
color: hsl(60, 100%, 50%); /* HSL値を使って黄色を指定 */
img要素に対して指定できるCSSプロパティ
この問いでは、vertical-align
のデフォルトの設定であるbaseline
について画像の下の空白を消すために値を変更する。として出題されていました
li要素
の装飾について
リストの箇条書きについて何か装飾を行う場合下記の2通りがあります。
<ul style="list-style-type: 〇〇;">
<ul style="list-style: 〇〇;">
リストの表現方法について
リストの代表的な表現方法を2つ紹介します。
順序付きリスト
<ol>要素は、順序付きのリストを表現します。リストアイテムは通常、数字や文字で番号付けされます。
リストアイテムは<li>要素で囲みます。
<ol>
<li>項目1</li>
<li>項目2</li>
<li>項目3</li>
</ol>
これで左端に番号の付いたリストが表示されます。
ol
はordered listの略
順序なしリスト
<ul>要素は、順序なしのリストを表現します。リストアイテムは通常、黒丸や他の記号でマークされます。
<ul>
<li>項目1</li>
<li>項目2</li>
<li>項目3</li>
</ul>
ul
はunordered listの略
箇条書きの総称方法をまとめます
記号 | 指定する文言 |
---|---|
〇 | cicle |
● | disc |
■ | square |
(何もなし) | none |
li要素
について
li要素
は一般的なブラウザにおいて、特に何も指定しなくてもCSSの「display:list-item;」の状態になっている。
一つ飛ばしに何か装飾を行いたいときには下記の方法をとります。
- 奇数行
<ul li:nth-child(odd) { color: red }>
- 偶数行
<ul li:nth-child(even) { color: red }>
ドメイン名について
トップレベルドメインについての問題が出題されていました。
解説としては下の画像になります。
ドメインは「ルート」という頂点から階層構造になっていて、トップレベルドメインの次はセカンドレベルドメイン、その次はサードレベルドメインという構成になっています。
コントラストについて
どの組み合わせが一番コントラスト比が高くなるのか?という問題が出題されていました。
コントラスト比の計算方法
計算に必要な式は一つだけです!
$$ (L1 + 0.05) / (L2 + 0.05) $$
L1:色の明るい方の相対輝度 (0 ~ 1の値)
L2:より暗い色の相対輝度 (0 ~ 1の値)
この式をもとに白と黒のコントラスト比を求めてみます。
(1 + 0.05) / (0 + 0.05) = 21
したがって白と黒のコントラスト比は「21 : 1」となります。
輝度値の確認をもし行いたい方がいましたらコチラから検索してみてください。
これ以降も色の表現方式は異なっても答えは「白と黒」で変わらないと思います(たぶん)
a
要素について
HTML5からはa
要素は、基本何でも囲むことができます。しかし、a
要素の中にa要素を入れると、一つの要素に複数のリンク先が指定されて、どこに飛ばして良いのかブラウザが判断できないので、a要素を子要素として持つことはできません。
HTTPステータスコードについて
HTTPステータスコードのうち、コードの意味を答えさせる問題が出題されていました。
番号の百の位の数字にはそれぞれ意味があるようで
- 1xx(情報レスポンス)
リクエストを受け取り、処理を継続していることを示す。
- 2xx(成功)
リクエストが正常に受け取られ、理解され、処理されたことを示す。
- 3xx(リダイレクション)
リクエストを完了するために追加の処理が必要であることを示す。
- 4xx(クライアントエラー)
クライアントにエラーがあることを示す。
- 5xx(サーバーエラー)
サーバーがリクエストの処理に失敗したことを示す。
次の表に代表的なHTTPステータスコードをまとめます。
番号 | コード? | 意味 |
---|---|---|
100 | Continue | リクエストの最初の部分を受け取り、クライアントはリクエストの残りを送信することができる |
101 | Switching Protocols | サーバーはプロトコルの切り替えを要求している |
200 | OK | リクエストが成功した |
201 | Created | リクエストが成功し、新しいリソースが作成された |
204 | No Content | リクエストは成功したが、レスポンスにコンテンツはない |
301 | Moved Permanently | リクエストしたリソースが新しい場所に完全に移動した |
302 | Found | リクエストしたリソースが一時的に新しい場所に移動した |
400 | Bad Request | サーバーがリクエストを理解できない |
403 | Forbidden | リクエストが拒否された |
404 | Not Found | クエストしたリソースが見つからなかった |
500 | Internal Server Error | サーバー内部でエラーが発生した |
502 | Bad Gateway | ゲートウェイまたはプロキシサーバーが不正な応答を受け取った |
503 | Service Unavailable | サービスが一時的に過負荷またはメンテナンス中で利用できない |
特に403, 404, 502, 503エラーが本試験では大事なようです。
dl要素
(Definition List)について
dl要素
は説明リストを表します。用語を<dt>で示し、その説明を<dd>で行います。
<dl>
<dt>HTML</dt>
<dd>HyperText Markup Languageの略で、ウェブページの構造や意味を定義するマークアップ言語。</dd>
<dt>CSS</dt>
<dd>Cascading Style Sheetsの略で、ウェブページのスタイルやレイアウトを装飾するためのスタイルシート言語。</dd>
<dt>JavaScript</dt>
<dd>ウェブページの動的な振る舞いやインタラクティブな要素を追加するためのプログラミング言語。</dd>
</dl>
さいごに
以上が一回分の試験から私が学んだことになります。まだまだ知識不足で多くのことを学ぶことが出来ました。出題範囲が思ったよりも広く、宣言通り見にくい生地になったっことをお詫び申し上げます。
以降の内容をこの記事に付け足すか別の記事に体裁を整えて書き足していくは悩み中ですが引き続き学んだことを何かしらの形で公開していけたらなと思います!