GitLab 10.1 リリース
GitLab 10.1 がリリースされました!
今月は少なめでブログ書くのがちょっと楽です。(笑)
変更点
さて、個人的に気になる変更点をば。
Image Discussions
GitLab は変更 (コミット) に対してコメントを書くことができます。コミットに対して直接書くこともできれば、Merge Request に書くこともできます。この機能はとても絶大で、ソースコードレビューで使っている方も多いでしょう。
ついに! このコメントを画像に対してできるようになりました! 間違いなくかなり便利です。
鹿児島の GitLab のイベントで登壇いただいた、unimal の universions がこの機能持ってて心底うらやましかったんですよね。
Easily Create Kubernetes Clusters on GKE (Beta)
Google COntainer Engine に Kubernetes をちょちょいと構築してくれる機能のようです。詳しくはわかりませんがとても興味があるので、もし試した方がいらっしゃったら教えてください!
機能としては AutoDevOps の一環で、プロジェクトでデプロイ先を指定しているので、DevOps が確かにはかどりそうですね。
Online View of HTML Artifacts
個人的な今月のイチオシです。
GitLab 9.2 で、CI の成果物のプレビューに対応しました。ですが、プレビューができるファイル形式が限られていました。
公開プロジェクト限定ですが、10.1 ではこの HTML のプレビューに対応しました。
GitLab は GitLab CI で、簡単に単体テストやコード検査をすることができるのですが、そのレポートを表示することができませんでした。今まではレポートをダウンロードする必要がありましたが、これからはこれらのレポートを CI の成果物から見れるようになります。
マニュアルに記述は見つかりませんでしたが、URL からすると GitLab Pages の機能を流用しているっぽいですね。公開プロジェクトのみというのもしょうがないところがあります。
プライベートリポジトリへの対応は GitLab 10.3 で予定されているそうです。楽しみです。
Manage Milestones with Developer Permissions
もしかしたら気を付けるべき変更かもしれません。Developer
にグループとプロジェクトの両方のマイルストーンの管理権限 (作成だけでなく削除も) がついたようです。
詳しい権限は Permissions をどうぞ! 権限は少しずつ変わっているので注意が必要です。
Mattermost Configuration Changes
GitLab 11.0 での変更ですのでまだ先の話ですが、gitlab.rb
による GitLab Mattermost の設定項目がごそっと削られるようです。
GitLab Mattermost の設定はなるべく GitLab Mattermost のコンソールで設定して、GitLab との連携部分のみ gitlab.rb
に設定することになるようです。
こういう設定ができなくなるってことですね。
mattermost['service_enable_incoming_webhooks'] = true
mattermost['service_enable_post_username_override'] = true
mattermost['service_enable_post_icon_override'] = true
mattermost['service_enable_outgoing_webhooks'] = true
mattermost['service_enable_commands'] = true
もし、どうしても gitlab.rb
で設定したい場合は環境変数を使う方法があるそうです。
最後に
今月はちょっと少なめでしたね。ちなみに、来月は Kubernetes と EE の機能強化が多く、個人的に心惹かれるものはあまりなさげです。
しかし、multi-file editor がアルファで投入されるようです。
Visual Studio Code のエディター部分の Monaco Editor が組み込まれ、複数のファイルを同時に変更できるようになるようです。
10.2 でアルファ、10.3 でベータ、それ以降で正式版になるそうで、今からが楽しみですね。
将来的に、Docker Container と連携して Koding のようなことができるようになるといいですねぇ。