Logicoolキーボード K380は、デフォルトではF1~12キーはショートカットキーに割り当てられており、
通常のファンクションキーとして使う場合は、毎回Fnキーを押す必要があり、面倒です。
WindowsLogicoolの専用アプリでF1~12キーの動作を変える事が出来ますが、Linux版での提供が無いため、別の方法が必要です。
最近ノートPCでWindows/Ubuntuのデュアルブート環境を作ったため、Ubuntu側でもK380のFnキーの動作を変えた時の備忘録です。
問題
F1~12キーの挙動を、デフォルトでファンクションキーにしたい。
WindowsではLogicool Optionsを入れたらOKだったが、Linuxはソフトが非対応。
解決
jergusgという方が提供しているk380-function-keys-confを使えば解決できました。
やり方
公式の手順そのままです
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LinuxでK380をペアリング
この時はF1~12キーのデフォルトはショートカットキーになっている -
gcc
とmake
のインストールsudo apt install gcc make
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Releases · jergusg/k380-function-keys-confからソースコードのダウンロード
/home/user/download
にSource code(tar.gz)をダウンロード -
インストール
cd /home/user/download/ #解凍 tar xf k380-function-keys-conf-1.1.tar.gz #インストール cd k380-function-keys-conf-1.1 make install
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F1〜12キーのデフォルトを変更
/dev/直下に下記のようにhidraw*というファイルが複数あり、Linuxで認識している外部デバイスのようです。ls -l /dev/hidraw* crw------- 1 root root 242, 0 4月 24 05:21 /dev/hidraw0 crw------- 1 root root 242, 1 4月 24 05:21 /dev/hidraw1 crw------- 1 root root 242, 2 4月 24 05:21 /dev/hidraw2 crw------- 1 root root 242, 3 4月 24 05:21 /dev/hidraw3 crw------- 1 root root 242, 4 4月 24 05:21 /dev/hidraw4 crw------- 1 root root 242, 5 4月 24 05:50 /dev/hidraw5
K380を接続した日時と一致するファイルを指定して、下記コマンドを実行します。
#hidraw5を指定 sudo k380_conf -d /dev/hidraw5 -f on
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リロード
sudo make reload
これでF1~12キーのデフォルトの動作がファンクションキーに割り当てられました。