本記事は、Processing Advent Calendar 2023用の記事です。
最近、「Processingでデータビジュアライゼーションしたいのだけど、分かりやすい入門書がない」という声をよく聞きます。
たしかに最近はデータビジュアライゼーションを始める場合、PythonやTableauなどから入る人が多いように思います。
Processingはクリエイティブコーディングとしては老舗中の老舗のプログラミング環境であり、Processingの使い手や学習者は、ジェネラティブ・アートやメディア・アートなどに興味がある(=美しい表現やデザインに興味がある)場合が多く、そうした方々がデータビジュアライゼーションにどんどん参加できるようになることはとても意義深く思っています。
実際、Processingのデータビジュアライセーションの書籍や資料は、かなりレベルが高いものが多く手が出しにくい感は否めません。(これとか、これなど)
そこで、私が各大学で担当しているデータビジュアライゼーション・デザインの超基本を学ぶための演習用資料を公開することにしました。
Data Visualization with Processing (for Beginners)
次のようなビジュアライズをProcessingで作ることをゴールにしてサンプルコードとともに手順を基本から紹介しています。
これらは基本コードなのであまり面白くないかもしれませんが、Qiitaで紹介しているコード(これとかこれ)のベースとなる部分です。しっかり基本を身につけたら、面白い独自のビジュアライゼーションデザインに是非トライしてみてください。
感想や質問等ありましたら、コメントにお願いします。
なお、こういった例や解説を充実させたデータビジュアアライズデザインの入門書的な書籍も計画中です。