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第三版 VSCode の Rules for AI 全体のルール設定

Last updated at Posted at 2025-04-08

注意:
この記事はGitHub Copilotの指示書の自分なりの使い方です。

AI開発が最盛期の今、一人開発者でも中型のWebアプリを開発できるようになりました。
その時にどのように開発体制を整えたらいいかと考えてみました。

小型なら設計書もいらないかもしれません。
大型なら複数人がそれぞれを担当しているかも知れません。

これは、中型のWebアプリを一人で開発する場合のVSCodeワークスペースになります。

これは Vibe coding とは真逆の考え方です。
GitHub Copilotを使いつつ、人間のコントロール下に完全に置くやり方です。

Vibe codingは人間の指示をGitHub Copilotに完全に任せるやり方ですが、
この第三版のルールは、人間の指示や開発の進捗をを可視化しつつ、管理下に置くやり方です。

AIを利用した開発

AIの利点を理解する

汎用モデルと推論モデルのAIの違いを理解することが重要です。

GPT-4o 汎用モデル
GPT-4 汎用モデル
GPT-3.5 汎用モデル
Gemini 2.5 Pro 汎用モデル
Gemini 1.5 Pro 汎用モデル
Claude 3.5 Sonnet 汎用モデル
Llamaシリーズ 汎用モデル
Mistralシリーズ 汎用モデル

o3-mini 推論モデル
Claude 3.7 Thinking 汎用モデル / 推論モデル
o1 推論モデル
Gemma 3 27b it 推論モデル

GitHub Copilot コーディング支援特化
Amazon CodeWhisperer コーディング支援特化

AIの得意なことを理解する。

  • コードの自動生成: 与えられた仕様や指示に基づいて、基本的なコードの骨組みや特定の機能を実現するコードを生成できます。
  • 構文チェックとエラー検出: コード内の構文エラーや潜在的なバグを高速かつ正確に検出できます。
  • コードのリファクタリング: 可読性や保守性を向上させるために、コードの構造を自動的に改善できます。
  • 異なるプログラミング言語間の翻訳: ある言語で書かれたコードを、別の言語の同等のコードに変換できます。
  • ドキュメントの自動生成: コードの内容に基づいて、APIドキュメントや技術文書を自動的に生成できます。
  • テストコードの自動生成: コードの動作を検証するための単体テストや統合テストのコードを生成できます。
  • パフォーマンスの最適化: コードのボトルネックを特定し、実行速度やリソース使用量を改善するための提案ができます。
  • セキュリティ脆弱性の検出: コード内に潜む可能性のあるセキュリティ上の弱点を特定し、修正案を提示できます。
  • 自然言語によるプログラミング: 自然言語で指示を与えることで、AIがコードを生成したり、既存のコードを修正したりできます。
  • 大量のコードの解析と理解: 大規模なコードベース全体を迅速に解析し、特定のパターンや依存関係を抽出できます。

ルールを設定する

各AIやエディターには指示書を設定する場所があるので
指示書を適切に管理していきます。

指示書を作成する

指示が細かいほど
指示が正確なほど
情報が正確なほど
情報が多いほど
AIは正解を導きます。

逆に多すぎる情報
曖昧な情報
不要な情報は
AIの判断を鈍らせます。

指示書を指定する

フロントエンドに関する指示はフロントエンドに関する指示書を読み込むように指定します。
バックエンドに関する指示はバックエンドに関する指示書を読み込むように指定します。
DBに関する指示はDBに関する指示書を読み込むように指定します。

範囲を狭くする

スターター
テンプレート
UI集
ライブラリ
などを使ってAIの責任、行動範囲を狭くします。

人間が簡単に用意できることは人間が用意しておきます。
AIにやらせた方が良いとするものはAIにやらせます。

AIの利用

わからなかったらAIに聞いてみる
やり方、使い方を知りたかったらAIにやらせてみる。

採用技術を決める

技術を指定することでAIはコードを生成しやすくなります。

MCPを利用する。

AIの機能を拡張するので便利です。

指定場所のファイルを利用可能
最新のコードを利用可能
テストの作成補助
ネット検索
公式ドキュメントの取得
その他

開発の進捗を管理する

進捗を記録する
進捗を振り返る
進捗を分析する
進捗を改善する
これらを指示書に反映する

GitHub Copilotシリーズ

Gitリポジトリを
第一版は1種類 指示書を1枚すべてに集約する
第二版は3種類 指示書をVSCode固定と プロジェクト単位での静的、動的 の3つに分ける
第三版は5種類 ワークスペースを利用して複数のリポジトリを活用します。

GitHub Copilotはワークスペースの範囲内を見ているという情報からこの構造を採用してみました。

5つのリポジトリ

ワークスペースにそれぞれの情報を集約する

  1. 設計書
  2. Webアプリ
  3. 指示書(GitHub Copilotへの指示)
  4. タスクリスト
  5. ドキュメント
    の5つ

リポジトリの命名

最初にVSCodeのワークスペースを作ります。

  1. [アプリ名]
  2. [アプリ名]-custom-instructions
  3. [アプリ名]-design
  4. [アプリ名]-design-task-list
  5. [アプリ名]-doc

👆この5つのフォルダを作って
VSCodeのワークスペースに登録します。

1. [アプリ名]

アプリのコード
Next.js
Hono
Supabase
Drizzle
などをインストールしています。

2. [アプリ名]-custom-instructions

GitHub Copilotの指示書を書いているリポジトリです。

  • settings.json

VSCodeの固定のルール
※ワークスペースの[アプリ名].code-workspaceにも書けます。

  • .github\copilot-instructions.md
    プロジェクト全体のルール

  • .github\*****-instructions.md
    個別のルール

  • .github/prompts/*****.prompt.md

GitHub Copilot プロンプト用ルール
タスクの指示書であり、実装書になります。

タスクリストから設計を持ってきてタスクごとに作り、
タスクの指示書をステップに分解して段階ごとに実装をしていきます。

フォルダ内の個別のタスク指示書
([YYYYMMDD]-[タスクid]-[タスク名]-[タスクの種類].prompt.md) -

タスクのイメージとして、Webアプリの1機能もしくは、1ページに相当すると考えています。
そして1タスクを複数のステップに分けて、一つづつ実装していきます。

  • メモリーバンク: _memory-bank/_memory-bank-instructions.md (過去の会話や作業内容の記録。会話開始時に読み込む)

セッションを継続するために開発の記録を自動的にしてもらっています。

3. [アプリ名]-design

設計書を書いています。
人間の考えた文書です。
これをタスクリストリポジトリに渡してコード化する下準備をしています。

4. [アプリ名]-design-task-list

タスクリストです。
設計書をタスク分解をして、タスクリストにします。
そして、タスクリストをつかって開発の進捗状況を管理しています。

それぞれのタスクに
[ ] 実装予定
[~] 実装中
[X] 実装済み
とチェックしていきます。

設計書で書いたものをGitHub Copilotに渡しやすい大きさに分割しています。

1つのタスクは複数のステップに分けます。

1つのタスクをプロンプトファイルにまとめ上げて、
ステップごとにGitHub Copilotなどを利用して
コードの実装をしていきます。

5. [アプリ名]-doc

[アプリ名]のドキュメントです
vitepressやNextraなどの静的ライブラリを使用しています。

Honoがvitepressを採用していたので試してみることにしました。

プロンプトファイルなどを読み込ませてドキュメントを書いています。

指示書のフォルダ・ファイル構成

2の [アプリ名]-custom-instructions リポジトリ

.
├── _memory-bank
│   └── _memory-bank-instructions.md          # メモリーバンク指示
├── .github
│   ├── prompts        (プロンプトファイル)
│   │   ├── completes # (実装済み プロンプトファイル)
│   │   └── [YYYYMMDD]-[タスクid]-[タスク名]-[タスクの種類].prompt.md # (実装予定のプロンプトファイル)
│   ├── .copilot-codeGeneration-instructions.md # コード生成指示 (個別の指示書)
│   ├── .copilot-commit-message-instructions.md # コミットメッセージ指示 (個別の指示書)
│   ├── .copilot-review-instructions.md       # レビュー指示 (個別の指示書)
│   ├── .copilot-task-instructions.md         # タスク指示 (個別の指示書)
│   ├── .copilot-test-instructions.md         # テスト指示 (個別の指示書)
│   ├── .supabase-instructions.md             # Supabase連携指示 (個別の指示書)
│   └── copilot-instructions.md               # このファイル (全体指示書)
└── README-copilot-instructions.md            # (この指示書に関する説明)

あとは第二版の考えと一緒です。


(調査、研究中)

開発AI

GitHub Copilot

Cline
Roo code
ブーメランモード
タスクをサブタスクに分解して開発していく

それぞれのリポジトリの内容は
第二版のを再利用しています。

ブランチ戦略

main

dev

design
design-task-list

roo (Roo Code)

Cline

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