2023年6月23日 リニューアル
関連記事
VSCodeで書くPlantUML ER図 (ER図からコードへジャンプやテーマ、画像拡大縮小も大幅に便利に ) - Qiita
追記 2023年7月3日
テンプレート
メインテーブル、サブテーブル、テーブル関係、パッケージ
追記終了
追記 2023年6月27日
テーブルをマクロで定義する方法
!define Table(name,desc)は、Tableという名前のマクロを定義しています。このマクロは、テーブルの名前と説明を引数として受け取り、テーブルを表すクラスを作成します。テーブルの名前はname、説明はdescという変数名で定義されています。テーブルの外観は、<< (T,#FFAAAA) >>で定義されています。<< (T,#FFAAAA) >>は、PlantUMLでテーブルを表すためのスタイルです。Tはテーブルを表し、#FFAAAAはテーブルの背景色を表しています。
!define primary_key(x)は、primary_keyという名前のマクロを定義しています。このマクロは、主キーを表すために使用されます。主キーの列名を引数として受け取り、その列名を太字で下線付きにします。
!define foreign_key(x)は、foreign_keyという名前のマクロを定義しています。このマクロは、外部キーを表すために使用されます。外部キーの列名を引数として受け取り、その列名を下線付きにします。
テーブル単位で背景色を指定する方法
↓シャープ記号の後に色を指定します。
Table(works, "テーブル1: works") #lightblue {
↓場所と色でも指定できます。
Table(works, "テーブル1: works") #back:lightblue {
↓背景色と縁の色を指定しています。
#lightblue;line:red
背景色に使えそうな色の一覧
#lightblue
#LightGoldenRodYellow
#LightGray
#LightGreen
#LightGrey
#LightPink
#LightSkyBlue
#LightSteelBlue
#MistyRose
#Moccasin
#NavajoWhite
#PaleGoldenRod
#PaleGreen
#PaleTurquoise
#PapayaWhip
#PeachPuff
#Pink
#Plum
#PowderBlue
#SpringGreen
#Tan
#Thistle
#Turquoise
#Wheat
※ ライトモードで、テーブル文字の色が黒の場合
テーブルの背景色
リソースエンティティ
#PaleTurquoise
水色 緑色系 (落ち着いた色)
イベントエンティティ
#NavajoWhite
黄色 オレンジ色系 (活発な色)
ER図とは?書き方やテクニックをわかりやすく解説
ER図を見やすくするテクニック
リソースエンティティとイベントエンティティで色分けする
リソースエンティティを緑、
イベントエンティティを黄色で色分け
リソースエンティティは、データベースのテーブルのうち、最終的にマスタ系のテーブルとなるものを指します。
マスタ系のテーブルとは、主に静的なデータを管理するテーブルです。
例えば、商品マスタや顧客マスタなどが該当します。
イベントエンティティは、トランザクションを管理するテーブルで、主に動的なデータを管理するテーブルです。
リソースエンティティとイベントエンティティを色分けすることで、データと業務の関連がわかりやすくなります。
追記終了
追記 2023年6月26日
テーブルの命名規則
テーブル名は
複数形、スネークケース、小文字のみ、英語で命名
カラム名は
テーブル名からわかることは書かない
1対多の関係で他テーブルのidを参照する場合は単数形を利用する
DATE型のカラムは「受動態_on」
opened_on
TIMESTAMP型のカラムは「受動態_at」
updated_at
PlantUMLでのER図設定の追加
PlantUMLのプレビュー画像で「E」を「T」に変えたい。
項目の先頭に記号を付けて 項目名を太文字にしたい。
項目名を太文字にしたい。
エンティティをグループ化
それぞれを別ファイルで管理
テーブルとリレーションをそれぞれ別ファイルで管理することができます。
※注意: ↓下のテーブルファイルとリレーションファイルのコードはファイルを分けていなければエラーになります。
リレーションファイル
※それぞれ別ファイルに分けておくと、ER図のコードが長くなっても見やすくなります。
※ファイルに分けずこのままAlt+dでプレビュー表示してもエラーになります。
!include table.puml
この行の指示通り、外にtable.puml
を作成しておく必要があります。
※VSCode拡張機能の「PlantUML - Simple Viewer」のコードジャンプ機能はリレーションファイルからではテーブルの項目にジャンプしてくれません。テーブルファイルを開いている状態からなら指定のテーブルの項目にジャンプしてくれます。
追記終了
コードのリポジトリ
今回紹介したコードのリポジトリ
※↓Chrome拡張機能をいれるとGitHub上でもER図として見ることが出来るようになります。
PlantUML Viewer
PlantUMLについて
PlantUML というツールを使いER図を書きます。
PlantUMLを書くのはテキストファイルなので Git で差分を管理できます。
公式マニュアル(日本語)
ダウンロードのページ
このページにあります。
PlantUML日本語マニュアル(PDFファイル)
※右上のボタンからダウンロード出来ます。
しかし、公式マニュアルはER図以外にも他の図の書き方の説明が豊富であまり実用的ではありません。
QiitaでPlantUMLの図を書く
```plantuml
と```
で囲むとその中に書いたPlantUMLのコードがQiita上でER図になります。
環境
Windows10
VSCode
GitHub
PlantUML - Simple Viewer (VSCode拡張機能)
PlantUML Viewer (Chrome拡張機能)
使用中の拡張機能
Alt + Dキーでプレビューが表示されます。
ER図からコードのジャンプしてくれます。
その他の機能は↓下とほぼ同じです。
使用をやめた拡張機能
PlantUML
https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=jebbs.plantuml
ダウンロード数は多いのですが、
この拡張機能にはER図からコードへジャンプする機能が無いので使うのを止めました。
現在、VSCode拡張機能をインストールするだけで PlantUML が利用できるようになります。
(昔は色々インストールとか設定とかマニュアル読み込まないと大変だったのです。)
インストールすると下記の拡張子がサポートされます。
*.pu, *.puml, *.plantuml, *.iuml, *.wsd
Syntax Highlightがサポートされ色が付きます。
ER図にエラーが無いのならばAlt+D
キーでプレビューが表示されます。
プレビューの拡大縮小が可能です。
必要な知識
VScodeの基本的な知識
データベースの基本的な知識
(テーブル、プライマリキー、外部キーが説明できる程度)
現在の他の選択肢
Draw.io マウスで地道に書いていく必要があります。コード管理できない。
Mermaid VScodeの拡張機能がプレビュー画像を拡大縮小してくれません。
以上の理由からPlantUML を選択しました。
PlantUML
PlantUMLで書ける図の種類は20以上あります。
PlantUMLでのER図はClass図の拡張版という扱いです。
Class図の記号に無く、ER図に必要な記号が追加サポートという形になっています。
逆に言えば、ER図を書く時にPlantUMLのClass図のテクニックがそのまま使えます。
PlantUMLのテーマ
昔の黄色と赤、灰色のテーマから、現在はデフォルトでは白と灰色のテーマになっています。
テーマを変更すると色々な図の見た目が変わります。
コードの先頭に
!theme toy
!theme vibrant
!theme _none_
のどれかをつけると適用されるようになります。
※この3つは自分の好みのテーマです。他に30個ほどがあります。
!theme _none_はデフォルト設定
テーマギャラリー
このページ全てのテーマの使用例があります。
※全テーマの使用例を1ページに収めているので超巨大ページになっています、開く時に注意してください。
用語
エンティティ:重要なデータのまとまりを表すオブジェクトまたは概念のことです。DBに例えるとテーブルそのものです。
アトリビュート(属性):エンティティ内にある属性情報です。エンティティの特性です。DBに例えるとテーブル内の項目を指します。
リレーション(関係):エンティティ同士の関係を表現する線を指します。DBに例えるとプライマリキー、外部キーで関係を表します。
カーディナリティ(多重度):「1対1」「1対多」「多対多」等、リレーション(関係)の詳細を表現する記号です。俗に言う鳥の足です。
エンティティの依存関係:エンティティ間で親子関係になり、必ず親子関係になるデータが必要です。図でいうと実線です。
エンティティの非依存関係:エンティティ間で「親子関係がない」関係のことです。親子関係のデータがなくても成り立つ関係です。図でいうと破線です。
目指す形、学習した結果
example1から8を順番に学習していくと、
※↑Qiitaの機能でPlantUMLのER図が表示できています。
↓そのコードです。
このようなER図が書けるようになります。
example01
ER図のシンプルな形から育てていく。
VScodeを立ち上げexample01.puという空ファイルを作ります。
Alt+D
でプレビューが開きます。
example01の解説
エンティティについて
PlantUMLのER図はエンティティとその間のリレーションを図にします。
つまり基本的にエンティティ(DBでいうテーブル)とリレーション(関係)
この2種類の文法がわかれば書けます。
(他にタイトルや、コメント等の文法がありますが。)
@startuml base
@enduml
この2行の間にコードを書きます。
entity(エンティティ)
DBのテーブルに当たります。
users、profiles
テーブルの名前です
{}
この中括弧の中にDBでいうテーブルの中身を書きます。
users ||--o{ profiles : resume
||--o{
この記号がカーディナリティ(多重度)です。いくつかのパターンを組み合わせて使います。
:
この記号の後ろにエンティティ同士の関係の説明を書きます。
「image ファイル」とスペースが空いても大丈夫です、日本語でもかけます。
example02
example02の解説
鳥の足(カーディナリティ)の記号
鳥の足(カーディナリティ)とはエンティティ間の関係を表す記号
| 縦棒、縦線、Vertical Line
o 英小文字のoを使用する
} 右中括弧、エンティティが左側にある時使用する、Right Curly Bracket
{ 左中括弧、エンティティが右側にある時使用する、Left Curly Bracket
記号 説明
|o-- 0 か 1
||-- 1 のみ
}o-- 0 以上
}|-- 1 以上
エンティティの(非)依存関係の記号
鳥の足(カーディナリティ)同士をつなげる記号
エンティティ間との関係を表す
リレーションをつなげる記号
-- 実線
.. 破線
自分は基本的に記号2文字を使います。
記号1文字と2文字を混ぜて使うと2文字使う箇所は、線が長く伸びます。
「-------」このように伸ばすと伸ばす分だけER図の方も伸びていきます。
Entity11 "0以上"
のように注釈をつけることが出来ます。
記号が読めるようになったら不要ですが、
第三者見る可能性があるなら付けておくと親切です。
example03
example03の解説
アトリビュート(属性)をくくる
波括弧 {} を使って、アトリビュート(属性)をくくります。
アトリビュート(属性)
{}でアトリビュート(属性)をくくります。
区切り文字
--記号は区切り文字になります。
項目の間に線を引きます。
記号 説明
-- 通常
== 二重線
.. ドット線
__ 太文字線
挟むことでタイトルを付けることも出来ます。
--通常--
==二重線==
..ドット線..
太文字線
伸ばす方向
right、down、up、leftで左側(users)を基準に線が伸びる方向が決まります。
r
d
u
l
と省略できます。
users --right--o{ profiles : resume
' users --down--o{ profiles : resume
' users --up--o{ profiles : resume
' users --left--o{ profiles : resume
を
users --ri--o{ profiles : resume
' users --d--o{ profiles : resume
' users --u--o{ profiles : resume
' users --l--o{ profiles : resume
書き換えることが出来ます。
コメント
シングルクォート' 以降はすべてコメントになります。
/' で始まり'/で終わる複数行のコメントを入れることもできます。
example04
example04の解説
プライマリキー、外部キー
キー
[PK] プライマリキー
[FK] 外部キー
記号
- 丸記号が項目の先頭につく
`# ダイヤ記号が項目の先頭につく
- 黒い丸記号が項目の先頭につく
項目の日本語化
entity "ユーザー" as users {
"ユーザー" 表示する項目、
users テーブルの名前、
asでつなげることで日本語を表示できます。
example05
example05の解説
プレビューを拡大、縮小
100%(同じ大きさ)
scale 1
80%の大きさ
scale 0.8
半分の大きさ
scale 0.5
1.5倍の大きさ
scale 1.5
その他の例
scale 2/3
scale 200 width
scale 200 height
scale 200100
scale max 300200
scale max 1024 width
scale max 800 height
※4倍ぐらいが限界
タイトル
titleキーワードを使用してタイトルを入れることができます。
記号 \ を使用して改行することができます。
skinparam設定を使用してタイトルに枠線を付けることができます。
キャプション
caption
(記事・論説などの)表題、タイトル、(章・節・ページなどの)見出し、(新聞・雑誌などの)写真の説明文、(映画・テレビの)字幕、(文書の)頭書(とうしよ)
caption キーワードを使用して
図の下部にキャプションを入れることができます。
フッタとヘッダ
footer、headerのコマンドを使って、
生成された図にフッタとヘッダを追加することができます。
center、left、rightを使ってフッタ、
ヘッダの表示位置を指定することもできます。
タイトルと同様に、複数行にわたってフッタ
またはヘッダを定義することができます。
また、フッタとヘッダではHTMLタグを
使用することもできます。
強調文字と丸記号
強調文字
強調文字は2つの記号**で囲む。
丸記号
*を先頭に置く。
丸記号と強調文字を同時に使う時は、
-
UID
先頭の*の後ろに空白を1つ空ける。
legend (# 図の凡例)
legend
伝説、言い伝え、伝説的人物、(民族などについての)説話、(メダル・貨幣面などの)銘、
(地図・図表などの)凡例、(さし絵の)説明文、警告文、警句
legend と end legendの間に
図の凡例を追加します。
left、right、top、bottom、center を使って、図の凡例の位置を指定する事もできます。
example06
ER図の外側に書ける説明文
example06の解説
ER図の外側に書ける説明文など
表示する文の前に置く
title
header
footer
caption
legend legendはend legendで囲む
example07
色をつける、文字の大きさを変える
装飾文字等
example07の解説
Font
FontSizeやFontColorを指定したものにします。
テーブル単位で背景色を指定する方法
↓シャープ記号の後に場所と色を指定します。
entity users #back:lightblue
example08
孤立したエンティティを非表示または削除します。
デフォルトでは、すべてのクラスが表示されます:
example08の解説
hide(隠す)すると非表示になる。
remove(削除)すると非表示になり、表示領域が削除した分だけ減る。
Chrome拡張をいれてGitHub上でER図でみる。
GitHubで差分を見る時にPlantUMLを描画させる - Qiita
PlantUML Viewer
↑このChrome拡張機能を入れる。
使い方
GitHubの***.pumlファイルを開いてRawボタンを押します。
データベースからPlantUML形式のファイルを出力する
今回はSupabase(PostgreSQLを使用している)のテーブルスキーマをPlantUML形式で出力する。
環境
Windows10
Rust
VScode
Supabase (PostgreSQL系を利用したデータベースサービス)
Sqlant (PostgreSQLのテーブルからPlantUML形式のテキストファイルを出力するツール)
Rust をインストール
Rust をインストール - Rustプログラミング言語
https://www.rust-lang.org/ja/tools/install
指示に従ってインストール、今回はダウンロードしたファイルを実行するだけでインストールが完了した。
インストール後はVScodeを再起動して設定を反映させる。
Rustのインストール確認&バージョン確認
rustc -V
rustc 1.64.0 (a55dd71d5 2022-09-19)
sqlantのインストールと実行
Githubから検索してみた。
Search · PostgreSQL PlantUML
https://github.com/search?q=PostgreSQL+PlantUML
kurotych/sqlant: Generate PlantUML ER diagram textual description from SQL connection string
https://github.com/kurotych/sqlant
sqlantはデータベースからPlantUMLを出力するツール
このツールの選択理由は、更新日が新しく、利用方法もシンプルだった。
まだRustをインストールしたことがなかったので使えるのなら使ってみたくなった。
インストール
cargo install sqlant
sqlantの利用方法
sqlant postgresql://[ユーザー名]:[パスワード]@localhost:54322/postgres
sqlantを使いpowershellから出力ファイルへパイプ処理をする
実行例
sqlant postgresql://postgres:postgres@localhost:54322/postgres | out-file test01.plantuml
※local環境でのSupabaseの設定はどのPC環境でも同じになる。
出力結果
※1テーブル2プロパティの単純なスキーマを出力してみた。
Tips
skin rose
を
***.plantumlファイルの@startuml の直下
に置くと装飾無効となりデフォルト色に戻ります。
関連線を直角にする
↓ この行を追加すると、線が直角になります。(コメント部分で追加しています。)
' =関連線が直角になる
skinparam linetype ortho
参考
Class図での例だが具体例が沢山ある。
PlantUMLのER図はClass図の拡張なのでほぼすべてのClass図は参考にできる。
Real World PlantUML
QiitaでPlantUMLが使えるようになっていた - Qiita
設計 | PlantUMLでER図を作成 - わくわくBank
〜テーブル設計基礎の「キ」 命名規則〜 - Qiita
ER図とは?書き方やテクニックをわかりやすく解説
※大変参考になりました、ありがとうございました。