今までは本を書見台において、目線の高さに調整して、首を左右に振りながら写経していました、今回は電子書籍で写経を始めたらとても楽になりました、デュアルディスプレイで電子書籍での写経はおすすめです。
環境
OS Windows7
モニター デュアルディスプレイ
エディタ VSCode
電子書籍での写経の方法。
電子書籍で写経を始めるならデュアルディスプレイは便利です。
左ディスプレイに電子書籍をおいて、
右ディスプレイにVScodeを表示して写経します。
重要なところは自分の手で写経しますが、ちょっとの確認とか文章の一部をコピーする時は電子書籍からコピーアンドペーストします。
調査電子書籍
Ruby on Rails 5アプリケーションプログラミング:書籍案内|技術評論社
http://gihyo.jp/book/2017/978-4-7741-8883-6
このダウンロードできる電子版の4社を比較しています。
4社ともお試しが出来るので、それの使用感の比較となります。
リフローとは
リフロー型電子書籍
JEPA|日本電子出版協会 リフロー型電子書籍とは?
http://www.jepa.or.jp/ebookpedia/201508_2553/
リフロー型電子書籍とは、表示するデバイスの画面サイズや文字サイズの変更などに合わせて、テキストやレイアウトが流動的に表示される方法で制作された電子書籍です。フォントを拡大したり縮小すると、1行の文字数が自動的に変更されて再表示されるため、紙の書籍のようなページの概念を持たない(ただしページ機能を持たせることは仕組みとして可能)。小説やビジネス書など、主にテキスト系のコンテンツはリフロー型で制作されることが多い。
評価
評価基準
評価 | 説明 |
---|---|
A | 写経に使える |
B | Aよりは劣る |
C | 最低水準は有る |
D | 使いにくい |
E | 避けるべきもの |
各電子書籍リーダーの比較
最終評価は写経のしやすさや効率の良さでつけました。
最終評価 | A | B | C | E | D | |
---|---|---|---|---|---|---|
会社 | 技術評論社 | 技術評論社 | Amazon | BookLive | 楽天 | |
PDFとEPUBどちらもダウンロード可能 | PDFとEPUBどちらもダウンロード可能 | |||||
形式 | EPUB:リフロー | Kindle | BookLive!Reader | RakutenKobo | ||
使用電子書籍リーダー | PDF-XChangeViewer | calibre | 専用リーダー | 専用リーダー | 専用リーダー | |
ディスクトップ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
ダウンロード | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
保存方法 | クラウド形式 | ○ | ○ | ○ | ||
保存方法 | ファイル形式 | ○ | ○ | |||
電子書籍のコピー | ファイルなのでコピーできる | ファイルなのでコピーできる | × | × | × | |
全文検索 | 電子書籍全体を検索 | ○ | × | ×使えない | × | ○ |
次を検索 | 文字列を検索する | ○ | ○ | × | ○ | × |
文章 | 文章の選択 | ○ | ○ | ○ | × | △選択だけは可能 |
選択から検索 | 多種多様 | 書籍内検索 | 書籍内検索 | × | googleとwikiを選べる | |
文章のコピー | ○ | ○ | × | × | × | |
マーカー | 多種多様 | 1箇所のみ保存できず | ○ | × | × | |
VSCodeにフォーカス移動時 | 変わらず | 変わらず | 変わらず | 文字が薄くなる | 文字列選択が消える | |
ページ | 紙の本の1ページ | 文字の大きさで決まる | 文字の大きさで決まる | 文字の大きさで決まる | 文字の大きさで決まる | |
ページのつながり | 多種多様 | ページ単位 | ページ単位 | ページ単位 | ページ単位 | |
※次ページとのつながりのみやすさ | ○連続 | △ページ単位で移動してしまう | △ページ単位で移動してしまう | △ページ単位で移動してしまう | △ページ単位で移動してしまう | |
ページめくり | ○ | ○ | ○ | △ | ○ | |
マウスホイールでめくる | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | |
写経 | ○ | ○ | △ | × | × | |
全画面化 | ○2種類 | ○ | △余分なものが消えない | ○ | △余分なものが消えない | |
自動めくり | × | × | × | 1-999秒単位 | × | |
文字の大きさ | 1%~64倍 | 8-100ピクセル | 結構調整可能 | ある程度調整可能 | 結構調整可能 | |
フォント選択 | 1個 | 100種類以上 | 1個 | 2個 | 23個 | |
背景 | 無し | ユーザー設定 | カラーモード3種類 | カラーテーマ3種類 | テーマ3種類 |
※次ページとのつながりのみやすさ
これは、ページとのつながりが連続しているかどうかです。
連続していると巻物のように連続して表示されます
ページ単位だと、ページをめくる毎に視線を下から上に移動する必要があります。
全文検索 電子書籍全体を検索 検索結果がリスト化されるタイプの検索です。
次を検索 文字列を検索する 検索結果がハイライトになりその場へ移動するタイプです。
無料電子書籍リーダー
「PDF-XChange Viewer」フリーの定番PDFビューワー - 窓の杜ライブラリ
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/pdfxchange/
EPUB
「calibre」インポート・変換機能や検索機能が充実した電子書籍管理ソフト - 窓の杜ライブラリ
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/calibre/
Amazon
Kindle専用リーダー
BookLive
BookLive専用リーダー
楽天
Kobo専用リーダー
最後に・・・
写経では技術評論社の電子書籍をダウンロードして、PDFリーダーで写経するのが良いとわかりました。
各社電子書籍リーダーは頑張っているが専門のリーダーにはかなわないですね、それはもうプロフェッショナル版と子供のおもちゃほどの違いがあります。
また、紙の本との比較は話になりませんでした、電子書籍のほうがずっと楽でした、400ページ~600ページもある専門書を書見台に乗せて、ページを抑えて一ページづつめくってなどは非常に効率が悪かったです。
紙の本は技術を身につけた後で確認する時パラパラと見るときだけにしておいたほうがいいと思います。
問題点
問題点は、技術評論社さんの電子書籍PDF版の本が少ないという点でしょうか。