GitHub Copilot Coding Agent を ポッドキャストタイプで紹介
GitHub Copilot Coding Agent とは
GitHubのIssue起点で自律的に動くAIです。Issue内容を理解し、タスク計画、コード作成、プルリクエスト作成・修正まで行います。
従来のCopilotより自律性が高く、Issueにアサインするだけで作業を開始します。
GitHub Actionsで実行され、開発ワークフローに深く統合。
利用には有料のプラス/エンタープライズプランが必要です。
違い
GitHub Copilot Agent
と
GitHub Copilot Coding Agent
の違い
GitHub Copilot Agent はGitHub Copilotが開発者の代理になるように頑張る機能。
GitHub Copilot Coding Agent はGitHub のissueを利用した issue単位で動かすGitHub Copilot機能。
チーム開発しやすくなるとおもいます。
個人開発ならコンテキストを小さくして正確に書くようにする開発者の技量が必要です。
GitHub Copilotシリーズ
[紹介] GitHub Copilot Coding Agent [ポッドキャストタイプ] - YouTube
GitHub Copilot Coding Agent AIによるソフトウェア開発の転換点
登場人物:
- 蒼井 タクト (52歳 男性アナウンサー)
- 森野 ハルカ (26歳 女性アナウンサー)
蒼井 タクト: さて今回は、今注目を集めている「GitHub Copilot Coding Agent」について、少し深く見ていきたいと思っています。ハルカさんも、資料に目を通してくれましたね。
森野 ハルカ: はい!共有いただいたGitHubのドキュメントや開発者の方のブログ記事、ニュース記事を拝見しました。色々と情報が出てきていて、読むのが楽しかったです!
蒼井 タクト: ええ、ありがとうございます。これらの情報を元に、この新しいAIエージェントが一体何なのか、そしてこれまでのCopilotとどう違うのか、さらには「コーディングエージェント」という名前と以前あった「エージェントモード」の関係性も含めて、少し整理しながら話を進めていきましょうか。
森野 ハルカ: はい、お願いします!これは、AIによるソフトウェア開発が、なんだかまた一つ新しい段階に入った感じがしますね!
蒼井 タクト: まさにそうですね。単なるコード支援というところから、もっとこう、自立的にタスクをこなすへと進化している点が、大きな見所かなと感じています。
森野 ハルカ: なるほど!じゃあまずは基本から。この「Copilot Coding Agent」、具体的にはどういうものなんですか?
蒼井 タクト: えっとですね、これはGitHub上の一種、つまり課題ですね。これを起点として、自立的に動くAIエージェントと定義されています。
森野 ハルカ: え、Issue起点ですか?Issueの内容を見るだけで、AIが動くんですか?
蒼井 タクト: そうなんです。Issueの内容を見て、タスクの計画を立てて、コードを書いて、プルリクエストの草案を作って。さらに、レビューでのフィードバックコメントを受けて、修正までするという能力を持っているんです。
森野 ハルカ: へぇー!IssueをCopilotにこうアサインするだけで動き出すっていうのは、なんかすごくシンプルですね!
蒼井 タクト: そうなんですよ。ブログ記事で見ましたが、アサインするとCopilotが王冠の絵文字で反応するらしいじゃないですか。
森野 ハルカ: ああ、はいはい!ありましたね、それ!あれはなんか遊び心なんですか?それともシステム的な意味があるんですか?
蒼井 タクト: ま、反応を示すことで、エージェントがタスクを認識しましたよっていうのを示す意図があるみたいですね。なるほど!ちゃんと伝わってるんだって分かりますね。
蒼井 タクト: そして、その裏側では、GitHub Actionsを使って、ちゃんと隔離された安全な開発環境をまずセットアップするんです。Actionsを使うんですね。
森野 ハルカ: ほうほう!Actionsなんですね!
蒼井 タクト: ええ。それで、リポジトリーをクローンしてきて、そこからあのRAG(Retrieval-Augmented Generation)っていう技術とか、Gitのコード検索機能を使ってコードベースを理解して。で、必要な変更を加えて、プルリクエストとして提出すると。ま、そういう流れになってるみたいです。
森野 ハルカ: なるほど!自律的に動くための、その基盤がしっかり用意されてるわけですね!
蒼井 タクト: そういうことですね。じゃあ、これまでの例えばコード補完とか、チャット機能としてのCopilotとは、本質的に何が違うんでしょうか?ここが一番気になるところだと思うんですが。
森野 ハルカ: そうですね、そこが知りたいです!隣にいるペアプログラマーさん、みたいなイメージだったんですけど。
蒼井 タクト: あ、まさにそこがポイントです。従来のCopilotって、どっちかっていうと、開発者の隣にいるペアプログラマーみたいな感じで、コーディング作業を支援する役割だったんです。一方で、今回のコーディングエージェントは、与えられたIssue、つまりタスクに対して、独立して作業を完遂しようとするんです。
森野 ハルカ: 独立して!へぇ!
蒼井 タクト: はい。より自律性が高くて、任せられる範囲が広がってるっていうのが、大きな違いですね。
森野 ハルカ: なるほど、分かりやすいです!少し前に「エージェントモード」っていう名前のプレビュー機能もありましたけど、今回のコーディングエージェントとは、これは別物と考えていいんですか?名前が似てて、ちょっと混乱しちゃいました。
蒼井 タクト: ああ、ここはちょっと整理が必要なところですね。ええ。「エージェントモード」は、主にVS CodeみたいなIDEエディターの中から、プロンプトで指示を与えて、ファイル横断的な変更とかを試すっていう、ま、そういう方向性だったと思うんです。
森野 ハルカ: IDEの中で完結するイメージですね。
蒼井 タクト: そうですね。で、今回のコーディングエージェントは、あくまでGitHubのIssueアサインを起点にしていて、GitHub Actionsで実行してプルリクエストを作るっていう、Gitプラットフォーム上のワークフローにより深く組み込まれてる感じなんですよね。
森野 ハルカ: ああ、なるほど!IDEへの依存度が低いんですね。
蒼井 タクト: そうなんです。GitHub上での開発サイクル全体にAIを統合しようっていう、なんかより大きな戦略的なシフトを感じさせますね。
森野 ハルカ: 実際に試した方のブログとか見ると、セットアップはなんか機能を有効にして、Issue作ってアサインするだけっていう感じで、確かに手軽そうでした!
蒼井 タクト: ええ、割とシンプルみたいですね。Issueにブログ記事書いてみたいに指示したら、それっぽいMarkdownファイルがちゃんと生成された例もあって、おー、すごいなと。
森野 ハルカ: すごい!でも、手軽な一方で、なんか思った通りに動かす難しさ、みたいな話ってありましたか?
蒼井 タクト: ええ、やっぱりそこは人間の役割が変わってくる部分ですよね。ほう。重要なのは、AIがちゃんと理解できるような、明確で具体的なIssueを書くこと。
森野 ハルカ: 指示の出し方ですね!
蒼井 タクト: ええ。それと、最終的に生成されたプルリクエストを、人間がしっかりレビューすること。これが大事になってきますね。
森野 ハルカ: なるほど。最終チェックはやっぱり人間なんですね。
蒼井 タクト: あと、興味深いのは、レビューコメントで**@Copilotってメンションすると、修正指示を出すと、それをちゃんと理解してコードを修正してくれる**点なんですよ。
森野 ハルカ: へえ!対話できるんですね!すごい!
蒼井 タクト: そうなんです。人間とエージェントがこう対話しながら進められるようになってる。それは面白いなと思いました。
森野 ハルカ: AIとコミュニケーションしながら進めるんですね!
蒼井 タクト: 他にも、リポジトリーの構造を理解しようとしたりとか、もしタスクに失敗しても何が問題だったかメモを残そうとしたり、そういう賢い挙動も見られるみたいです。
森野 ハルカ: はあ、なるほど!万が一意図しない動きをした場合でも、エージェントがどう考えたか追跡できる「エージェントセッションログ」とか「Actionsログ」があるのは心強いですね。
蒼井 タクト: ええ、それは重要ですね。内部ではBlackbirdっていうコード検索・編集が使われているとか、カスタム指示とか環境設定(MCP連携)で挙動をカスタマイズできる可能性もあるとか、なんか技術的に深掘りもできそうで面白いですね。
森野 ハルカ: そうですね、色々触れそうな感じはしますね!ただ、利用にあたっていくつか注意点もあるんですよね?
蒼井 タクト: ええ、いくつかありますね。まず現状では、GitHub CopilotのPlusプランまたはEnterpriseプランが必要です。
森野 ハルカ: ああ、プランの制限があるんですね。
蒼井 タクト: はい。そして、リポジトリーとか組織、あるいは個人のアカウント設定で、この機能を明示的に有効にする必要がありますね。
森野 ハルカ: なるほど、勝手には動かないと。
蒼井 タクト: そういうことです。今はまだパブリックプレビュー段階だから、今後仕様が変わる可能性はありますよね。
森野 ハルカ: ええ、それはありますね。
蒼井 タクト: それに、現状だと、テストがしっかり整備されているコードベースでのバグ修正とか、既存機能の機能追加、テストコードの拡充みたいな、比較的なんというか、複雑性が低めから中程度のタスクに向いてるっていう感じみたいですね。
森野 ハルカ: そうですね。ゼロから何か壮大なアプリを!っていう段階ではまだない、という見方が多いんですね。
蒼井 タクト: うん、うん。あとセキュリティ面ですが、既存のブランチ保護ルールとか必須レビューみたいな設定は、ちゃんと尊重されるようです。
森野 ハルカ: それは安心ですね!
蒼井 タクト: ええ。あと、CI/CDパイプラインが動く前に、人間の承認が必要なので、勝手に本番環境に変更がデプロイされちゃう、みたいな心配はないですね。
森野 ハルカ: なるほど!ちゃんと人間が介在するんですね。コスト面もちょっと気になりますね。
蒼井 タクト: あ、そうですね。裏側でGitHub Actionsのリソースを使うから、近い将来プレミアムリクエストっていう形で課金対象になる予定だとか。ええ、6月4日以降って話が出てますね。なので、利用量にはちょっと注意が必要になってくるかもしれません。
森野 ハルカ: ですよね!
蒼井 タクト: というわけで、まとめると、このコーディングエージェントは、Issueを渡せばある程度自律的にコーディングを進めてくれる。まるでチームにAI開発者が一人加わったような、そんな感覚をもたらす可能性があると。
森野 ハルカ: ええ!すごい変化ですね!
蒼井 タクト: そうなると、人間の役割は、より上流の指示出しとか、最終的な確認へとシフトしていくのかもしれませんね。
森野 ハルカ: そうですね。なんだか、私たちの働き方も変わりそうです。
蒼井 タクト: さて、この変化って一体何を意味するんでしょうかね。まさにそこが、今後の大きな問いですよね。もし、このようにちゃんと定義されたIssueに基づいて、AIエージェントが自律的にコーディング作業の「字」の部分を担うようになったとしたら、私たちにとって「コードを書く」っていう行為そのものの意味合いとか、あるいはソフトウェア開発チームで本当に価値を持つスキルっていうのは、今後どのように変わっていく可能性があるんでしょうか?
森野 ハルカ: うーん、深い問いですね。自動化が進む中で、人間の創造性とか、より高度な問題解決能力 っていうのは、じゃあどこで、どのように発揮されるべきなのか。それを考える上で、非常に興味深い、なんか転換点にいるのかな、っていう気はしますね。
蒼井 タクト: ええ、そうですね。今後の動向から目が離せません。森野ハルカさん、ありがとうございました。
森野 ハルカ: こちらこそ、ありがとうございました!
参考URL
GitHub Copilot: Meet the new coding agent - The GitHub Blog
https://github.blog/news-insights/product-news/github-copilot-meet-the-new-coding-agent/?ocid=FY25_soc_omc_br_x_GitHubBlog
Enabling Copilot coding agent - GitHub Enterprise Cloud Docs
https://docs.github.com/en/enterprise-cloud@latest/copilot/using-github-copilot/using-copilot-coding-agent-to-work-on-tasks/enabling-copilot-coding-agent
Managing Copilot policies as an individual subscriber - GitHub Enterprise Cloud Docs
https://docs.github.com/en/enterprise-cloud@latest/copilot/managing-copilot/managing-copilot-as-an-individual-subscriber/managing-your-copilot-plan/managing-copilot-policies-as-an-individual-subscriber#enabling-or-disabling-copilot-coding-agent