はじめに
都内でITエンジニアとして働いているまさきちといいます。
ITエンジニアとしてキャリアをスタートして一年半ほどで転職しました。
この記事では私自身の転職活動のプロセスや対策、感じたことを書いていきます。
既にエンジニアとして実務経験を積まれている方で、転職を考えている皆さんに役立ちそうな情報をお伝えできれば幸いです。
もくじ
- この記事の対象読者
- 書いた人のこれまでのキャリア
- 転職時のスキル
- 転職を考えた理由
- 利用した転職サイト等
- 転職活動の流れとポイント
- 転職活動の際に役立ったことや評価されたポイント
- 企業が候補者に求めていると感じた点
- ポートフォリオは必要なのか問題
- 転職に役立つ書籍やサイト
- おまけ:転職を考えた時に悩んだこと
この記事の対象読者
- 転職活動中の方
- 転職しようか悩んでいる方
- どうやって転職活動を進めていけば分からない方
書いた人のこれまでのキャリア
ITエンジニアになる前は、製造業で自動車関連の部品の設計、製作を行なっておりました。
IT技術の進化により自動化が進み生産効率が上がるのを見て感動したり、業務の中でプログラムを触る機会があったためIT業界に興味を持ちITエンジニアになりました。
その後、都内の受託開発企業でITエンジニアとしてのキャリアを一年半ほど積み、自社開発企業へ転職しました。
転職時のスキル
技術スキル
フロントエンド
React,Vue3,Nuxt,TypeScript,jQuery,HTML/CSS
サーバーサイド
PHP,Laravel,Ruby,Ruby on Rails
インフラ
AWS(EC2,Lambda,RDS,ALB,Route53,Cognito...)
経験した業務
開発環境構築(PHP,Laravel,静的解析ツール,GitHub Actions,Docker)
用件定義,詳細設計,機能設計,DB設計,バッチ設計,APIドキュメント
テスト仕様書作成,テスト(単体テスト,結合テスト),テストコード
顧客との打ち合わせ等
転職を考えた理由
主に下記の理由があり転職を決意しました。
- クライアントワークが主なのでお客様の対応で消耗しがち
- ハードワークのため、体調やメンタルを壊してしまう人も
- 商流が深くなるとブラックな環境になりがち
- テストコードや設計にかける時間が少なくなりがち
- 技術が固定化されやすい
詳しくは下記の記事にまとめてあります。
利用した転職サイト等
転職活動の際に実際に利用した転職サイトなどについて、使ってみて良かった点を踏まえてご紹介します。
Forkwell
GitHubの連携で言語ごとにレベル感を評価をしてくれる機能がスキルを可視化できて良かったです。
また、エンジニア関連のイベントを開催しているので、参加する事で他のエンジニアと交流できて生の声を聞きながら情報交換できます。
転職ドラフト
レジェメと呼ばれる職務経歴書とスキルシートを合わせた様な書類をサービス上で提出し、それを見た企業から、具体的なオファー金額を提示して指名が貰えるというシステムです。指名を受けてから企業とのやりとりが始まり、面談や面接へと進んで行きます。
相場より高めの提示金額を提示してくださる企業さんが多いので、年収を上げたい方はオススメです。
レジェメを書くときに添削をいただけるのですが、このサポートがとても手厚くて魅力的な書類に仕上がったと思います。
自分を実績をアピールする書類は転職においてとても重要な武器なので、このレジェメが作れただけでも価値がありました。
レバテック
登録すると転職をサポートしてくださる担当者が1人ついて転職活動を進めて行きます。
電話やビデオ通話で親身にサポートしてくださるので、転職活動が不安な方にオススメです。
また、求人の量も多いので、様々な会社の情報を見てみたい人には適していると思います。
株式会社キッカケクリエイション
IT転職活動の情報をYoutube等で配信しているモローさんの所属されている会社です。
転職先に求める環境や待遇などを丁寧にヒアリングしてくださり、条件に合った会社をピックアップして紹介してくださいました。
転職活動中のサポートも丁寧で安心して転職活動に取り組むことができました。
今回の転職先はキッカケクリエイションさん経由で決めました。
転職活動の流れとポイント
転職活動の流れとしては主に下記の流れで進んで行きました。
カジュアル面談→書類選考→一次面接→(二次面接)→最終面接
一次面接の次は最終面接になるパターンが多かったです。
それぞれのフェーズについて詳しく話していきます。
カジュアル面談
転職サイトに登録すると、カジュアル面談の申し込みが来たり自分で申し込んだりできます。
(未経験の時は全然なかったですが、一年半実務経験があると企業さん側から声かけてくれます)
カジュアル面談とは、企業の担当者と情報交換を行う面談の場で、選考プロセスには関係が無いので割と気軽にコミュニケーションを取ることができます。情報を元に企業分析等も出来るので可能であれば面接前に受けることをお勧めします。
職務経歴書
今までの仕事の業務内容や身につけたスキルなどを書く書類です。
自分の強みや、今まで会社に貢献出来たことなどを数字を交えて具体的に記述する事がポイントです。
何から書いていいか分からない方は転職サイトやエージェントがサポートしてくれるので、力を借りて仕上げましょう。
面接対策
よく聞かれる質問はスムーズに答えられるように対策をしましょう。
下記はほぼ確実に聞かれる質問です。
- 自己紹介/自己PR
- 志望動機
- 転職先企業選びの軸
- キャリアプランについて
- 理想のエンジニア像
- 一番苦労した仕事
- 入社した後どのように転職先の企業へ貢献できるか
また、エージェントや知り合いに面接官役をお願いして模擬面接してもらうのも有効です。
自分では気づかない表情や言葉づかいなどのフィードバックをもらえるのでかなり改善できます。
うまく答えられなかった質問はメモして、次に聞かれた時はスムーズに答えられる様にしておきましょう。
二次面接や最終面接で関連する質問や同じ質問をされることもあります。また、関連性のある質問にも答えやすくなります。
これを面接の度に繰り返し行なって行けば、回答につまることはほぼ無くなりますのでストックを増やしていきましょう。
企業に評価されたポイント
下記のポイントが特に評価された様に感じました。
- Twitterで発信活動している
- Qiitaを書いて学習成果をアウトプットしている
- コミュニティを運営している
技術的な知識はもちろん大切ですが、プラスαでアピールポイントがあると尚良いでしょう。
技術記事を書くことで日頃しっかり勉強していることもアピール出来ますし、入社した以降も積極的なアウトプットをして社内を盛り上げてくれる事を期待されていると感じました。
企業が候補者に求めていると感じた点
プログラミング等の技術力はもちろんですが、それ以外に経験は少なくてもキャッチアップ力があるかどうか、リーダー経験があるか、一緒に働く人やチームをリスペクトして仕事に取り組めるか、などを見られていたと思います。
自社開発企業は特にカルチャーフィットの部分を意識していると感じました。
ポートフォリオは必要なのか問題
実務経験者の転職の場合、特に必要性は感じなかったです。
未経験からの転職ではポートフォリオ求められることも多かったですが、実務経験をある程度積んでいる場合は特に求められませんでした。技術記事の執筆や、自作したアプリのソースコードをGitHubで管理するなど、技術力をアピール出来る要素があれば転職活動のためにわざわざポートフォリをを作らなくても良いと思います。それよりも、技術的な質問にしっかり答えられる事や日頃の学習の習慣をつける事が大事です。
転職に役立つ書籍やサイト
転職の思考法
転職活動を始める時に読んでおくと学びが多い本です。
自身の市場価値を意識したり、これからのキャリアの積み方についてこれまでを振り返りながら考えるきっかけになります。
これから自分がどのような経験を積んだり、何を強みにしていけば良いのか考えたい人にオススメです。
新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング
文章の書き方や構成について悩む人におすすめの本です。
履歴書や職務経歴書では、文章をわかりやすく簡潔にまとめる事が重要になります。
本書では上手い文章の書き方のポイントを学べるので、文章の書き方に不安がある人にお勧めです。
Udemy
動画で学べるコースを数多く提供しているオンライン学習のプラットフォームです。
プログラミング言語について学んだり、インフラ、上流工程のコースなど幅広く学べます。
業務に使う知識はもちろん、ハンズオン教材でアプリも作る事が出来るので、作ったアプリのソースコードをGitHub等で管理すれば面接時のアピールポイントとしても活用できます。
おまけ:転職を考えた時に悩んだこと
転職失敗したらどうしよう..
誰もが考えることだと思います。
私自身も未経験からエンジニア転職した際に失敗して電気工事現場に派遣されそうになった事があるので不安はありました。しかし未経験の時と比べて実務経験が一年半ほどあり、転職サイトに登録した際にもある程度の手応えは感じたので思い切って動くことにしました。
実務経験一年半の経歴で転職はうまく行くのか
エンジニアとしてキャリアをスタートして一年半ほどでまだ短いので、もう少し今の会社でキャリアを積むか迷いました。情報収集して行く中で同程度の経歴で転職うまくいっている方も結構見かけたので、エンジニアは実務で経験した内容や身につけたスキルが重要なのだと感じました。
まだ今の会社でやるべき事はあるんじゃないか
もっと経験を積んでから転職した方が良いんじゃないかと考えたり、自分なりに環境改善に向けて動いてみたりしましたが、(だいぶ端折りますが)結果的に環境を変えた方が自分の今後のキャリアにプラスになりそうだと判断して転職する決意を固めました。
終わりに
以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました。
質問やご要望等あれば答えられる範囲で答えますので、コメントくださると幸いです。