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【資格】非ITの事業会社エンジニアがAWS認定資格を取る意味

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1. みんな大好き資格のお話

皆さん、AWS認定資格取ってますか?
私はAIプラクティショナー(24年10月時点 β版)をチャレンジして見事不合格となりました:tired_face:

まあ、これも経験です!

クラウド技術は日々進化し、AWSの資格はエンジニアにとって非常に重要で、今や持っていて「当たり前」とも言える辛い存在になってきています。

ITが本業ではない事業会社のエンジニアにとって、その「当たり前」なAWS認定資格の取得にどんな意味を持つのか、どう向き合っていけばいいのでしょうか?

本記事では、資格の重要性や取得するメリットについて、私の考えを整理してみます。

2. 事業会社エンジニアのAWS認定資格取得とその先

AWS認定資格を取得することは、自社システムの最適化やキャリアアップに繋がる大きな一歩です。しかし、資格を取得しただけでは全ての課題を解決できるわけではありません。重要なのは、資格で得た知識を自組織の業務にどう活かしていくかを考え、組み替えながら実践を通じて技術力をさらに高めることです。

以下では、事業会社のエンジニアにとってAWS資格がどのようなメリットを整理してみます。

2.1 事業成長を支える技術力の向上

AWS認定資格は、事業成長を支えるための技術力向上に繋がると言えます。例えば、資格取得を通じて得た知識を活かし、システムを自社で設計・構築する力を養うことができます。

もちろん、すべてを自社でやり抜く必要はありませんが、ベンダーに依頼する場合でも、設計の意図やAWSの使い方をしっかり理解しているのと、理解していない(腹落ちができていない)のでは、事業に合った柔軟なシステム運用の実現度という意味では大きな差があると考えています。

また、AWSのベストプラクティスを単純に適用するのではなく(ただ、諸事情で出来ない場合が多い)、自組織においてどうあるべきかを考え、必要に応じてカスタマイズすることで、より実践的で効果的な技術力が身につくと私は考えています。

技術力向上 ポイント
最新技術の導入で競争力を強化 新しい技術を積極的に導入し、競争力を高める
柔軟なシステム設計 AWSを活用して、事業の変化に対応可能なシステム設計を実現

2.2 システム最適化への貢献

AWS認定資格で得られる知識は、システムの最適化にも役立ちます。
ただし、システム最適化は資格があるからといってスムーズに進められるほど簡単なものではありません。しかし資格で得た知識を活用し実践を重ねることで、システムのアーキテクチャを最適化し、コスト削減にも繋げることが可能です。

基幹システムをAWSへリフトしたままオンプレ思想で塩漬け状態にしておかず、オートスケーリングやサーバーレス技術など部分的にクラウド特有の機能を採用し、少しずつクラウドらしい使い方へシフトしていくのもシステム最適化の1つのアプローチだと考えています。

システム最適化 ポイント
リソースの効率的な利用とコスト削減 オートスケーリングを活用し、ピーク時のみリソースを拡張することで、平常時のコストを削減
パフォーマンスと柔軟性の向上 サーバーレス技術や適切なAWSサービスを利用し、システムのパフォーマンスを向上させ、事業のニーズに応じた柔軟な運用が可能

2.3 社内での評価向上とキャリアアップ

資格を取ることは、技術力を証明するだけでなく、キャリアアップの大きなチャンスにも繋がります。新しいプロジェクトに声をかけてもらえたり、リーダーシップを発揮する場面が増えることもあります。また、資格で得た知識をチーム内で共有すれば、チーム全体のスキルアップにも貢献でき、それが自身の評価向上にも直結します。

資格はあくまで成長の「きっかけ」ですが、知識を業務で活かすことで、具体的な成果を生み出し、キャリアを次のステージへと引き上げることができます。

社内評価/キャリアアップ ポイント
技術力の証明 資格で技術力を証明し、社内外での評価を向上
プロジェクト参画の機会増加 新たなプロジェクトや重要な役割に参加する機会が増える
リーダーシップの強化 技術力を証明し、リーダーシップを取る機会が増える
チーム力向上 資格で得た知識を共有し、チーム全体のスキルアップに貢献
継続的な学習 資格取得後も学び続けることで、長期的なキャリアアップ

3. SIerと事業会社における資格取得のモチベーションの違い

AWS認定資格を取得する理由は、SIerと事業会社のエンジニアで異なることがよくあります。資格取得の背景や目的を見つめ直し、どんな価値があるかを考えることが重要です。

以下は私の理解で目的の一例です。

立場 取る目的
SIer - 顧客に技術力を示し、信頼を得る
- プロジェクト提案や営業活動で強みを発揮し、競争力を高める
- 転職
- 奨励金
事業会社 - 自社システムの効率化や運用コストの削減
- システムの柔軟性を高め、ビジネスの成長を支える
- 転職

資格取得の目的はそれぞれ異なりますが、自分にとっての目的を整理し、その後を見据えることが大切と考えています。

4. まとめ

AWS認定資格を取得することは、事業会社のエンジニアにとっても大きな意味があります。自社システムの効率的な運用やコスト削減、新しいチャンスをつかむきっかけとなるだけでなく、ビジネスのニーズに応じた柔軟なシステム設計を実現し、チーム全体のスキルアップや会社の競争力向上にも貢献できます。

資格は「個人のスキルアップ」を超え、さらなる成長を促し、組織全体に良い影響を与える力を持っていると私は考えています。

AWSに限らず資格取得を目指している方や、これから挑戦しようと考えている方にとって、この記事が一つの考え方として役立てば幸いです。

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