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アドベントカレンダーを4年間運営してきた中で学んだ4つのこと

はじめに

クリスマスイブ担当の masahixixi です。これまでずっと初日だったので今年は後ろのほうで楽だな〜と余裕をブッこいていたところ無事パーキンソンの法則が発動し今に至ります。人間とは常に愚かです。

早いものでリブセンスがアドベントカレンダーを行うようになってから4年が経ちました。アドベントカレンダーを通じて数多くの失敗や学びがあり、それは何もアドベントカレンダーに限ることではなく今後に活かせそうなこともあるなと思い一度まとめてみることにしました。どこかの誰かの手助けになれば幸いです。

まずは声を上げてみる

4年前の私はリブセンスに入社1年目でした。それ以前は大企業に勤めていたこともあり、ベンチャー企業というのは心踊るところがあり、「言えば何でも出来るぞ!」くらいワクワクしていました。そんな1年目の12月1日。「そういえばアドベントカレンダーというのがあるけど、今日になっても誰も作ってない、なんでだろう?」と思い、「今から相談してたら遅いし、もう作っちゃおう!」と勢いでやりました。当時25歳、若いですね。

そんな4年前の12月1日がこちら。

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何が、「やっちゃいました。」だよって思いましたね。2014/12/01 15時の出来事です。

フォロワーの皆様に恵まれ無事に1日でカレンダーが全部埋まりました。

この経験から得たのは、まず声を上げてみる。に尽きます。さすがにこの例は極論、暴論ですが、もしあなたが若手で実はみんなでやってみたいことがあるのだとしたら近くの人に相談してみたり、仲の良い先輩に相談してみたりするところからでも良いと思います。声を上げて何かが変わる瞬間を体験するのは早いに限ると思うようになったのはつい最近のことです。勇気とは力です。

大切なフォロワーの存在

そして、もう1つ大事なことがあります。それは自身がフォロワーになったときのことです。これは私が説明するよりも有名な動画があるのでそちらを紹介します。

デレク・シヴァーズ 社会運動はどうやって起こすか

もし、踊り始めた人がいたら何らかの応援を考えてみるというのが私の基本スタンスです。その応援は参加かもしれないし、金銭の援助かもしれないし、「頑張ってね。」の一言かもしれない。何らかの応援もまた大きな変化に必要不可欠な要素です。指摘をするのは完全な失敗の後にそっと一言「次は、こうしようね。」でいいのかなと。これがまた難しかったりするのですが。

丁寧さを忘れない

2年目、3年目とメンバーも増えカレンダーの枚数を増やすことにしました。一部から今年は2枚のほうがいいんじゃない?など提案をもらうこともあり、増やすことにしたわけですが、これがアナウンスをして放置してるだけでは正直埋まらなかったりします。企業でやるからには全て埋めたいという思いもあり社内営業活動をすることになります。

参加に対する人の行動は、わかりやすく下記の分類になります。

  • 積極勢
  • 積極勢を見て周りからの一声もあり、やるか!勢
  • 頼んだらやってくれる勢
  • 一応やるけど実はイヤだった勢
  • 絶対イヤ!勢

大きくこの5分類です。これは何もアドベントカレンダーに限ったことではなく社内イベントやコミュニティ運営だいたいどこも同じでは?と思っていたりします。

積極勢には何もしなくて良いです。なぜなら積極的だからです。その次も大丈夫ですね。強いていうなら積極的な人たちには一緒に盛り上げてね!と一言伝えておくくらいでしょうか。問題は頼んだらやってくれる勢、一応やるけど実はイヤ、絶対イヤ勢への対応です。ここは正直人間力が問われるなぁと思うところもあり実際に失敗したこともありました。

懇切丁寧に接する

  • みんなで埋めたいことを伝える
  • そのために参加してもらいたいと思っている

私はいつもこの2点を伝えていました。が、失敗したケースだとあまり乗り気ではない人に「どうかお願いします。」はお叱りを受けたことがあります。このあたりどこまで押していいかは人によって全くといっていいほど違うので、自分と相手の関係性も考慮した上で柔軟に対応していかなければいけないかなと。

一方で「えー、やだよー。」「まぁそう言わずに〜。」「やだったら嫌だよ!。」「そこをなんとかおひとつ。」「もう、仕方がないなぁ。今度アレ(仕事)手伝ってよ。」「もちろんですよ。」なんてところからより良い関係が生まれたこともあるので甲乙つけがたいですね。

乗り気ではないなと思った人には深追いしない、というのは頼む側の礼儀なのかもしれませんね。

というわけで、出来ることとしては最大限丁寧に接することと誠意を忘れないというところでしょうか。うん、エモい。

必要に応じて支援する

私が4年間徹底した基本方針は1つだけで記事の内容については一切の口出しをしない。ということです。何故かというと、口を出すことでその人の色が消えてしまうことが最大のリスクであり運営としても来年以降の継続に関わると考えたからです。

我々エンジニアはこの手の外部公開をするにあたって一定の品質、レベルの高さというのを求めがちになるところがありますが、結局のところ何を取るかという話を考えたときにリブセンスのアドベントカレンダーは全員参加型の全社イベントとすることを最優先としたため、品質について運営から言及をすることはしませんでした。

ただし、1つだけ例外があります。その人自身からヘルプが出た際は一定の支援、介入を行うということです。例えば以下のようなケースです。

  • このネタとこのネタどっちのがほうが面白いと思う?
  • 記事のアウトラインこういう感じで考えているんだけどどう思う?
  • ここの表現ってもっと上手く言えないかな?
  • このネタって炎上したりしないよね...?

などなど。外部発信が初めての方も一定いて不安を抱えながら参加してくれているので出来るだけのサポートは求められたときに限り行っていました。

やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。

何かを運営するときの基本スタンスだなと感じています。これからも大切にしたいことです。

自分自身のマンネリに打ち勝つ

最初の3年間は運営を1人でやっていました。これが楽なようでなかなか大変だったりします。そして基本的に毎年同じ作業です。私は飽きっぽく、これまで参加してくれた皆さんには大変申し訳ない物言いですが、3年目が終わった段階で「来年はもういいかな...」と思ったのも事実です。

が、有り難いことに夏くらいになると早い人は「今年ももうすぐアドベントカレンダーだね、今年は4枚?」とか言い始めます。私は「大丈夫かな?この人。」と心の中で唱えながら話を逸らすわけですが、「やっぱりやらないとダメかぁ。」と思ったりもしました。

が、これが圧倒的に1人でやる気力がないんですね。驚きべきほどに活力が湧きませんでした。

そしてやはり1人では無理だと思い、運営委員会を作ることにしました。

まだ今年のカレンダーは終わっていませんが、運営委員の人数も一定数集まり良い感じにワークしているのでは?というのが感想です。作業が分担できたり、今までやりたかったけど出来なかったことにトライできるのも複数人の強みです。みんなでやっているんだという事実が自分の気持ちの向上にも繋がりますし想像以上にプラスの効果がありました。

何かにマンネリ化し始めたら、仕組みを変えてみる。というのは効果的です。

引き継ぐあるいは降りる

せっかくの企業内コミュニティです。どんどん交代していけばいいというのが私の持論です。正直なところ4年間同一人物が運営に携わっているというのはコミュニティとしてあまりに長すぎました。交代をすることで新しい考えも入ってきますし、イベントそのもののマンネリ化防止にも繋がります。やることが同じでもやる人が違えば違った景色が見えてきます。同じイベントを違った視点で見直していくというのは価値ある取り組みのように思います。そして引き継ぐ/降りる側の心構えとして大事なことがあります。

  • 次の運営に口を出さない

これに尽きるかなと。これは自戒の念を込めてですが、いわゆるOB/OGという存在は口を出したがる傾向にあります。せっかく新たな変化のために交代を行うわけですから、変化を歓迎する姿勢が大事になってくるだろうなと。口を出すとしたら求められたときだけです。あと、聞かれてもないのに口出してると老害認定されますよ。

というわけで、これからはフォロワー力を高めていきたい所存です。

さいごに

勢いで始めた4年前から思いの外、大きな学びがたくさんありました。本記事が「本当はこういうことやってみたいんだけど、言っていいのかな?」と思っている人たちの背中を押せたのだとしたら幸いです。

それでは、メリークリスマス。有馬記念当たるといいな。

あ、テーマ...。うーん、関係!