NGINX Ingress Controllerのインストールガイドに出てくるあいつ
ローカル環境のkubernetesクラスタでNGINX Ingress Controllerを使う際、大体最初は公式ドキュメントに従ってセットアップし、通信が通るかの動作確認すると思いますが、その際の方法がこちら
単純なレスポンスを返すだけのpodとそれに対応するserviceを作成、最後にhostをdemo.localdev.me
にしたingressを設定
で、最後にingress controllerのserviceをport-forwardしてlocalhostからこのserviceへアクセス可能にします
ここまで設定すると
At this point, if you access http://demo.localdev.me:8080/, you should see an HTML page telling you "It works!".
とある通り、確かにcurlなどでhttp://demo.localdev.me:8080/
にアクセスするとIt works!
と返ってきます
完全にこのテストの本筋から脱線してるのですが
このdemo.localdev.meはどっから出てきてなんで普通にlocalhostに名前解決できているのか?
ということがわからずに気になってしまいました
普通こういうのって/etc/hostsに登録するじゃないですか
なんのことはない
.me
ってれっきとした国別のドメインなんですね、.jp
みたいなやつ
それで誰かがlocaldev.me
を取得してるみたいです
digしてみると
$ dig +trace demo.localdev.me
---省略---
demo.localdev.me. 300 IN A 127.0.0.1
localdev.me. 172800 IN NS ns-1276.awsdns-31.org.
localdev.me. 172800 IN NS ns-1699.awsdns-20.co.uk.
localdev.me. 172800 IN NS ns-276.awsdns-34.com.
localdev.me. 172800 IN NS ns-734.awsdns-27.net.
;; Received 201 bytes from 205.251.194.222#53(ns-734.awsdns-27.net) in 111 ms
このような感じなので、demo.localdev.me
を127.0.0.1
のAレコードでパブリックDNSに登録してるみたいです
route53っぽいですね
NGINX Ingress Controllerの人がやってるんだろうか
お得情報なのでは?
demo
の部分は何でも127.0.0.1に解決できるみたいです
hoge.localdev.me
など
なんならlocaldev.me
も同じ
このへんよく知らないですけど、ワイルドカードな形でDNSレコードが登録できるんですかね
これ勝手に使えば/etc/hostsを触らなくて済みますね、地味に便利かも