はじめに
Vercel
とGitHub Actions
を使ってCI/CD
を行っていた際に、デプロイ時にエラーが発生しました。今回はそのエラーの原因と解決方法についてまとめます。
この記事は個人的なアウトプットを目的として作成したものです。そのため、誤った情報や不足している内容が含まれている可能性があります。もし間違いや気になる点がございましたら、ぜひご指摘いただけますと幸いです。
問題
GitHub Actionsの実行時に、以下のエラーが発生しました。
An unexpected error occurred in pull: TypeError: Cannot read properties of undefined (reading 'value')
Vercel
を利用してGitHub Actions
経由でデプロイを行っている環境で、このエラーが発生しました。
解決方法
このエラーは、Vercelのアクセストークンの有効期限が切れていたことが原因でした。
Vercelのトークンには有効期限を設定できるため、一定期間が経過すると無効になり、GitHub ActionsからVercelへの認証が失敗してしまいます。
手順
- Vercelで新しいトークンを発行する
-
Vercel
のダッシュボード にログイン -
Settings
→Tokens
に移動 - 「
Create Token
」 をクリックして新しいトークンを作成
トークンの有効期限を適切に設定し(例: 無期限 or 数か月)、「Create
」
- GitHub ActionsのSecretsを更新
-
GitHub
のリポジトリにアクセス -
Settings
→Secrets and variables
→Actions
に移動
+「New repository secret
」 をクリック -
Name
をVERCEL_TOKEN
にし、発行したトークンを入力して保存
-
GitHub Actionsのワークフローを再実行
トークンを更新後、再度GitHub Actions
のデプロイを実行すると、正常に動作することを確認できました。
終わりに
Vercel
のアクセストークンは有効期限を設定できるため、期限切れによるデプロイエラーに注意が必要です。次回は長めの有効期限を設定しようと思いました。
参考
『Next.jsプロジェクトをGitHub ActionsでVercelに自動デプロイさせよう!』Qiita