はじめに
ここ最近、アメリカの大企業を中心に脱リモート化の動きが進んでいます。日本でも徐々に出社回帰の流れが加速しており、フルリモートからオフィス勤務へと移行する企業も増えています。
そんな中、私も社会人4年目にして初めてフル出社を経験しました。これまでのリモート勤務と比較しながら、それぞれのメリット・デメリットについて私の体験を元に考えてみました。
これまでの勤務形態の変遷
年 | 出社頻度 |
---|---|
2021 | ほぼリモート |
2022 | 週1,2出社 |
2023 | 週1,2出社 |
2024 | フルリモート |
2025 | フル出社 |
私は2021年に新卒入社しました。当時はコロナ禍の影響で、基本的にフルリモート勤務でした。その後、週1~2回の出社を伴うハイブリッドワークが続いていましたが、2024年は案件の関係で完全リモートに。そして2025年、別の案件にアサインされたことをきっかけに、フル出社へと移行しました。
フルリモートについて
メリット
- 自己研鑽の時間が取れる
- 睡眠の質が上がる
- 生活リズムが安定する
- 出費が減る
📕 自己研鑽の時間が取れる
通勤がない分、1日あたり約2時間の余裕が生まれました。この時間を活用し、技術書を読んだり、プログラミングの学習を進めたりと、スキルアップに充てることができました。
🛏️ 睡眠の質が上がる
私は過去に何度か不眠に悩み、病院に通った経験があります。フルリモートでは通勤のストレスがなく、睡眠時間をしっかり確保できるため、体調管理の面でも非常に助かりました。結果的に、仕事のパフォーマンス向上にもつながりました。
🏠 生活リズムが安定する
朝の時間を自由に使えるため、起床後に散歩をしたり、読書をしたりと、規則正しい生活を送ることができました。通勤があると朝の準備に追われますが、リモートなら自分のペースで1日をスタートできます。
💰 出費が減る
基本的に自宅で過ごすため、外食や飲み会の機会が減り、結果として支出も抑えられます。私は人と会うのが好きで、誘われたら断らないタイプですが、リモートワークではそもそも誘われる機会が少なくなるため、自然と交際費を節約できました。
デメリット
フルリモート勤務で感じたデメリットは以下の2つです。
- 一人の時間が増える
- 刺激が少なくなる
😔 一人の時間が増える
業務中は基本的に一人で仕事を進めるため、チームとの一体感が薄れがちです。帰属意識が希薄になり、「自分は本当に会社の一員なのか?」と感じることもありました。特に、仕事で困難に直面したときに孤独感を強く感じることがありました。
😣 刺激がなくなる
外に出る機会が減るため、自然と新しい発見が少なくなります。また、オフィスでの雑談や同僚との何気ない会話から生まれるアイデアがなくなるのもデメリットの一つです。意識的に人と会わないと、新たなつながりを作るのが難しくなります。
フル出社について
メリット
- チームメンバーとの一体感
- コミュニケーションがスムーズになる
😀 チームメンバーとの一体感
今回、私はこのフル出社の案件に2ヶ月間関わりました。そこで初めて「チームで仕事をしている」という感覚を味わうことができました。毎日同じオフィスで働き、対面で議論しながら進めることで、仲間意識が強くなり、プロジェクトへのモチベーションも向上しました。。
😁 コミュニケーションがスムーズになる
今まではオンラインでのやり取りが中心でしたが、対面なら細かいニュアンスや表情から相手の意図を汲み取りやすくなります。また、一緒にランチをしたり雑談を交えたりすることで、相手の人となりを知る機会が増え、より円滑なコミュニケーションが取れるようになりました。
デメリット
- 体力的な消耗が激しい
- 睡眠時間の減少
🤧 体力的な消耗が激しい
フル出社の案件では勤務場所が変更されたため、通勤に片道2時間かかり、往復で4時間を費やすことになります。これは想像以上に体力を消耗し、仕事が終わった後はヘトヘトになっていました。長時間の通勤は、それだけでかなりの負担になると実感しました。
😴 睡眠時間の減少
通勤時間が長いため、朝は早く起き、夜も早めに寝る必要がありました。結果として、リモートワークのときよりも自由に使える時間が減り、睡眠時間の確保が難しくなりました。体調管理の面では、リモートの方が圧倒的に楽でした。
結局どちらが良いのか?
フルリモートとフル出社、それぞれにメリット・デメリットがあり、一長一短です。私個人としては、 ハイブリッドワークが最適だと感じました。
フルリモートは自由度が高く、体調管理もしやすいですが、一人の時間が多くなりがちです。一方でフル出社は、チームの一体感が高まり、コミュニケーションが円滑になるメリットがあります。
そのため、週2~3回の出社とリモートを組み合わせることで、両者の良い部分を活かしつつ、バランスを取ることができると考えます。企業によって働き方の方針は異なりますが、自分に合ったスタイルを見つけることが、最も重要だと感じました。
終わりに
今回、初めてフル出社を経験し、リモートワークとの違いを改めて実感しました。それぞれにメリット・デメリットがあり、一概にどちらが良いとは言えませんが、自分にとって何が最適なのかを考える良い機会になりました。