個人開発で、こども向けアプリ内にAppStoreのレビュー画面に遷移する機能を追加しいた際に、ペアレンタルゲートの存在を初めて知り、色々苦労したため、残しておきます。
#経緯
私は、甥っ子のために計算練習と復習ができる計算アプリの開発をし、iOSアプリでリリースをしておりました。
軽微な修正を行っている中、せっかくならユーザにレビューをいただけるよう、AppStoreのレビュー画面に遷移する機能を構築しました。
#審査
却下。。
こども向けアプリ(リリースする際に設定)では、外部リンクへ遷移する際は、子供だけの判断で遷移できないよう、ペアレンタルゲートを設ける必要があると。
なにそれ?
Google先生に聞いてみると、Appleの公式でも普通に書いてありました。勉強不足。。
- 子ども向けのAppを開発する
https://developer.apple.com/jp/app-store/kids-apps/
#修正
初回リリース時も、子供向けアプリで広告は入れちゃダメとリジェクトされていたため、実は、今回のリリースでは子供向けのチェックを外していたのですが、もうダウンロードしている人は子供向けの認識になっているから、後で変えてもダメというやりとりもありました。。
できるだけ簡単にペアレンタルゲートを設置する方法を、調べ下記案にたどりつきました。
####遷移ボタンをワンタップではなく、長押しで遷移。
ボタン押下のアクションを、下記の通り、「onTap」から「onLongPress」に変更するだけなので、なんて楽なんだと思い、実装、審査へすぐ出しました。
onTap:
↓
onLongPress:
#再審査
却下。。。。
なんで!?
確かに、「こんなのこどもでもできちゃうだろうから意味あるの?」とは思っていましたが、そういうアプリもあるらしいからいけるだろうと思ってたのに。
しかも、Appleからのメッセージに、埒が明かないから電話する!ときてました。(実際はこんな強くはきてないですよ。もちろん。)
まさか、「英語ペラペラの外国人から連絡くるの?」と思って、困っていたら、ある方に日本語しか喋れないとメッセージしておけば、日本語喋れる方から連絡くるから大丈夫よと言われたので、速攻 「I can only speak Japanese.」とメッセージしておきました。
#Appleからの電話
1回目仕事中で出れなかったので、着信があったのみた時には「カリフォルニア」から連絡が来てたので怯えていたのですが、留守電には日本人の声があったので一安心。
後日、再度電話が来て、丁寧にペアレントゲートについて、教えてくれました。
####ペアレンタルゲートを設定はしてくれたけど長押しは、簡単すぎるから他の方法で設定してね。
そうですよね。。
####年齢を入れてもらって、問題ない年齢だったら遷移するようなもので良いよ!
なるほど、それならできそう!
ということで、後日こんな感じで年齢入れるような仕組みに変えてみました。
何歳からなのいいの?という疑問が湧くと思いますが、僕もそう思ったので、聞いてみました。
ただ、それは開発者さんの判断でと。
このため、僕は適当に18才以上ならレビューへいけるよう設定しておきました。
#再再審査
4度目の正直!!
###無事通過しました
手抜きをしすぎるなということを身に染みて感じました。
#まとめ
ペアレンタルゲートの設置で簡単な方法は、年齢入力するような機能を追加し、対象年齢以上であれば外部リンクへ遷移できるようにするだと思います。
もし、皆さんもこのようなことに遭遇し、簡単に作成したいなと思ったら試してみてください。
僕は、これを受けて、子ども向けアプリをまだ作れるかもと思いました。