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令和6年度秋期データベーススペシャリスト受験体験記

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はじめに

初めまして。
この度、令和6年度秋期に行われたデータベーススペシャリスト試験を受験してきましたので、受験までの勉強方法や受験までに重視していた点についてご紹介しようと思います。

対象の読者

この受験記録は以下のような方々を対象としています。

  • データベーススペシャリスト試験を受験しようと考えている方
  • ITエンジニアとしてキャリアアップを目指している方
  • データベースに関する知識を深めたい方
  • 効率的な学習方法を探している方

これから受験を考えている方々にとって、少しでも役立つ情報を提供できればと思います。
私の経験を通じて、皆さんの学習の一助となれば幸いです。

自分の情報

  • 令和4年度の秋期に行われた応用情報技術者試験に合格
  • 大学では情報工学を専攻し、2023年3月に大学院の修士課程を修了
  • 新卒1年目ではRDBを用いた開発を担当
  • 新卒2年目のITエンジニア(2024年時点)

受験までの流れ

  • 2024年2月 データベーススペシャリスト試験の試験本を購入
  • 2024年7月前半 試験本をもう一度ざっと確認する。過去問道場で午前II試験を解き始める
  • 2024年7月 データベーススペシャリスト試験の申し込みを行う(申し込み期間が2週間程度と短いため気を付ける!)
  • 2024年8月前半 午後I試験の問題をいくつか解いてみる
  • 2024年8月後半 午後II試験を試しに1問解いてみる(問題の規模の大きさを理解し、先に午後I試験の問題の要点を抑えた方が良いことに気が付く)
  • 2024年9月 前半は午後Iの過去問を重視して解き、後半は午後IIの過去問を重視して解く
  • 2024年試験直前
    • これまでに解いた過去問の解答と問題を確認し、間違えた箇所を再確認する
      • 間違えた原因と対策を思い出すため
    • 試験本を再度確認する
  • 2024年10月13日 試験日!

学習方法

午前I対策

午前I試験は免除だったので対策方法はわかりませんが、一度とある年度の過去問をお試しで解いたところ、「応用情報技術者試験の午前問題と似ている?なんなら見たことがある問題がいくつかある」ように感じました。

午前II対策

午前II試験は午前I試験の情報技術全般にかかわるような問題内容とは異なり、主にデータベースに関する問題が選択式で出題されます。
こちらの対策はデータベーススペシャリスト ドットコムの過去問道場を主に使用させていただきました。
また、問題の解説が見られるようになるのでプレミアムメンバーシップ(月額490円)に入会しました。
最終的には試験直前までに過去問を約7年分、間違えた問題の解きなおしも含めて合計300問程度解いていました。
解き始めの頃の正答率は6割行くか行かないか程度でしたが、150問程度のところで間違えた問題の解き直しを行い、最終的には7割3分程度の正答率に落ち着きました(体感的に解き直しはかなり重要)。

午後I対策

ほかの高度試験も同じだとは思いますが、個人的には午後の試験が鬼門となってきます。
というのも大問の出題方法は同じですが、

  • 時間が全然足りない
  • 問題の傾向がガラッと変わる大問が年によって時々ある

ことが大変でした。

午後I試験は大問が3問出題され、そのうち2問を選択して解答する形式です。
各大問は

  1. データベースの設計
  2. データベースの実装
  3. SQLの設計+性能

で概ね構成されていると感じました。

試験時間中に解く大問を変える時間は無い?と個人的には思いますので、
(1.) は午後IIでも問題の解き方が似た大問がある上、年によって傾向の変化が小さい(過去問慣れしやすい)ので解く
(2.) はデータベースの占有・共有ロック、トリガーに関する内容に実務上まだ慣れておらず、データベースのスループットや理想のディスク容量などを計算する問題で、途中式がずれて間違えてしまうと点数の面で損失が大きいので解かない
(3.) は(2.)と比較して計算問題が少なく、基本的なSQLがわかればなんとか対処可能であるので解く
というように、あらかじめ解く大問の形式を決めておきました。

また、前述の通り1問あたり45分で、過去問演習の際は毎回時間ギリギリor足りないことがほとんどだったので、各大問ごとに解き終わるまでにかかった時間をストップウォッチ等で計っていました。

最終的には、平成30~令和4年までの5年分(10大問)の過去問を解きました。

午後II対策

午後II試験の試験時間は午後I試験の試験時間(90分)と比較して120分と長くなります。
また、午後II試験は大問が2問出題され、そのうち1問を選択して解答する形式です。
こちらに関して、午後I試験ではデータベースの設計を解くことは決めており、午後II試験も同じく設計問題があるので、こちらの問題のみ過去問を解きました。
午後II試験の問題は午後I試験の問題を大きく拡大したような問題になっていますが、問題の解き方はどちらも同じ知識で解けました。
また、午後I試験対策と同じく、午後II試験に関しても平成30~令和4年までの5年分(5大問)の過去問を解きました。

受験当日

自分は夜型で朝が弱い分、午前I試験免除で少々遅く起きても問題なかったのが何より良かったです。
当日の電車での移動時間は過去問道場で、午前II試験の間違えた問題を復習していました。

会場に到着し、受けた午前II試験はかなり対策が出来ていたおかげか、大きな躓きもなく終えることが出来ました。

昼休みにはこれまでに解いた午後I試験、午後II試験の過去問の問題と解答を見渡し、間違えた問題をおさらいしました。
データベーススペシャリストの試験は過去問で傾向をつかむことが重要だと考えましたので、過去に間違えてしまった問題の原因と対策を再度ある程度頭の中に入れておきました。

鬼門となる午後I試験はデータベースの設計(大問1) → SQLの設計+性能(大問3) の順序で解いたのですが、、、予想通り時間が足りませんでした。。。
試験時間90分に対し、(大問1)で50分ほど時間を使用してしまったこともあり、(大問3) は最後の方の計算問題が解けませんでした。。
問題の傾向は例年通りだと感じましたので、何とか受かっていることを願います。。。

落ち込んでも仕方ないので、午後II試験では気持ちを切り替えて挑みました。
例年の問題と違う点として、属性を解答用紙に書く際は単語を「番号→#」 や 「年月日→YMD」のように略称に置き換える必要がありましたが、問題の傾向は例年通りだと感じました。
午後I試験と比較して、解答用紙はすべて埋めることが出来たので、午後II試験の合格はまだ期待できます。

結果

発表日は2024年12月26日(木) 正午予定とのことですので、お待ちを。。。

おわりに

素直に合格していてほしい気持ちでいっぱいです。
ですが、仮に不合格であってもこれまでに勉強した知識は消えませんし、来年も受験する気持ちです。

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